■スポンサードリンク


ちんちろりん さんのレビュー一覧

ちんちろりんさんのページへ
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.03pt

レビュー数77

全77件 1~20 1/4ページ

※ネタバレかもしれない感想文は閉じた状態で一覧にしています。
 閲覧する時は、『このレビューを表示する場合はここをクリック』を押してください。
No.77:
(6pt)

六番目の小夜子の感想

設定も含めて話自体は凄く面白かったです。
ホラーでもあるのですが青春小説としての色も濃い作品です。

▼以下、ネタバレ感想
※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[] ログインはこちら
六番目の小夜子 (新潮文庫)
恩田陸六番目の小夜子 についてのレビュー
No.76:
(7pt)

凍花の感想

軽い気持ちで読んでみましたが思ったより強烈でした。
ミステリー要素は薄めですが、女性心理が巧みに表現されています。
ただ心が弱ってるときに読むのはお薦めできません。
凍花 (双葉文庫)
斉木香津凍花 についてのレビュー
No.75: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

七回死んだ男の感想

一般的なミステリーとは少し毛色は違いますが、文句なしの面白さ。
「反復落し穴」というSF的設定を使ったコメディタッチの傑作。
新装版 七回死んだ男 (講談社文庫)
西澤保彦七回死んだ男 についてのレビュー
No.74: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

夜のピクニックの感想

全体の10%読み終える頃には物語がどのような結末を迎えるのかわかってしまいました。
それでも彼らが思い悩み行動する姿は過去の自分を思い起こさせるには十分で、私もこんなイベントを高校の頃に経験してみたかったです。
年を取ってからこういう作品を読むとノスタルジックな気持ちになるなぁ。
夜のピクニック (新潮文庫)
恩田陸夜のピクニック についてのレビュー
No.73:
(8pt)

ラットマンの感想

この人の作品は、ミステリーの要素もさることながら物語としてもよく出来ているのが特徴だと思います。
騙されないぞと意気込んでページを捲っていても、気づいた時には物語の世界に引き込まれている。
今作もそんな不思議な魅力は健在でした。

▼以下、ネタバレ感想
※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[] ログインはこちら
ラットマン (光文社文庫)
道尾秀介ラットマン についてのレビュー
No.72:
(8pt)

隻眼の少女の感想

ミスリードミスリード&ミスリード。
最後まで真相を見抜けなかったです、恐れ入りました。

▼以下、ネタバレ感想
※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[] ログインはこちら
隻眼の少女
麻耶雄嵩隻眼の少女 についてのレビュー
No.71:
(7pt)

阿修羅ガールの感想

表紙を見ずに少し読んだだけでも「ああ、この人か」と想像のつく文体。
人によっては読んでるだけでイライラするような書き方なので、合わない人は辛いかもしれません。
イロモノとして楽しめる人向け。
阿修羅ガール (新潮文庫)
舞城王太郎阿修羅ガール についてのレビュー
No.70: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

ロートレック荘事件の感想

文庫本の裏表紙にメタ・ミステリと思い切り書かれていて、ある意味ネタバレにも近く、所々にあるロートレックの挿絵、解答の件で伏線の箇所を指定してくれるところなど、ミステリー小説には珍しい作り。
面白さはページ数とは関係ないんだな、と改めて感じさせてくれた作品。

▼以下、ネタバレ感想
※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[] ログインはこちら
ロートレック荘事件 (新潮文庫)
筒井康隆ロートレック荘事件 についてのレビュー
No.69:
(8pt)

光媒の花の感想

それぞれが繋がりをもった連作短編集。
読み手の気分を、前半三編は落とし後半三編は上げるような構成。
前半の不幸っぷりでうっかり騙されそうになるが、じつは登場人物たちはたいして幸せになっておらず、最悪の状態は脱した程度までしか書かないところがこの作者らしいといえばらしい。
六編全てに登場する蝶が円環とバタフライエフェクトを案じさせる作品。
光媒の花
道尾秀介光媒の花 についてのレビュー
No.68:
(7pt)

鬼流殺生祭の感想

新本格という触れ込みの割に半分ほど読んだところで真犯人は察しがついてしまったし、トリックも平凡な印象は否めない。
ただ事件が解決した後のエピローグは秀逸。
鬼流殺生祭 (講談社文庫)
貫井徳郎鬼流殺生祭 についてのレビュー
No.67:
(8pt)

花の鎖の感想

ミステリーによくある終盤に怒涛の展開が待っているというより、氷が解けるようにゆっくりと謎が明かされていく話。
『告白』ほどの派手さはありませんが、違うベクトルの面白さを感じられた作品。
花の鎖 (文春文庫)
湊かなえ花の鎖 についてのレビュー
No.66: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

ゴールデンスランバーの感想

映画化もされているし高い評価も目にしていたので、ある程度ハードルを上げた状態で読み始めましたが予想以上に面白かった。
先の読めない展開と張り巡らされた伏線が読み手を飽きさせず、先へ先へと駆り立てるような疾走感を生み出している。
エンターテイメントの王道といえるような作品。
ゴールデンスランバー (新潮文庫)
伊坂幸太郎ゴールデンスランバー についてのレビュー
No.65:
(6pt)

片眼の猿 One-eyed monkeysの感想

読み手の心に楔を打ち込むような暗く重い作品が印象的な作家ですが、今作はどちらかというと明るいイメージ。
インパクトはそれほど感じませんでしたが、読後感は悪くなかったです。
アルコールに例えるなら、度数はそれほど強くないけどバランスの取れたカクテルといった感じでしょうか。
片眼の猿―One-eyed monkeys (新潮文庫 み 40-2)
道尾秀介片眼の猿 One-eyed monkeys についてのレビュー
No.64: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

予知夢の感想

事件の陰にある心の機微を描くような作品もあり読んでいて楽しめました。
前作は科学の力で不可思議な現象を解き明かす的なスタンスでしたが、今作はその点が若干薄れた気がします。
予知夢 (文春文庫)
東野圭吾予知夢 についてのレビュー
No.63: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

探偵ガリレオの感想

今作を読む前にドラマや映画を見た人は、映像のそれとのイメージの違いに少し戸惑いそう。
映像から入った人が一番ギャップを感じるのが主演の二人だと思います。
文庫本の巻末で湯川のモデルについて触れていますが、映像は映像でとてもよく出来ていただけに、キャスティングの佐野史郎→福山雅治という発想は驚嘆に値します。
探偵ガリレオ (文春文庫)
東野圭吾探偵ガリレオ についてのレビュー
No.62:
(5pt)

硝子のハンマーの感想

密室にこだわった本格ミステリー。
好対照のコンビの掛け合いで進むストーリーは、キャラの設定も相俟ってなかなか面白かったです。
好きな作家だけに他の傑作と比べると今作はややパンチ不足。

▼以下、ネタバレ感想
※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[] ログインはこちら
硝子のハンマー (角川文庫 き 28-2)
貴志祐介硝子のハンマー についてのレビュー
No.61:
(6pt)

六枚のとんかつの感想

シモネタが満載なので抵抗ある人は避けたほうが無難。
かなりゆるいタイプの話ばかりなので、休日に酒でも飲みながら寝転がって読むのにオススメ。
六枚のとんかつ (講談社文庫)
蘇部健一六枚のとんかつ についてのレビュー
No.60: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

有限と微小のパンの感想

いろいろな意味で一作目の『すべてがFになる』と対を成すような作品。
ストーリーも悪くありませんが、なによりも登場人物が魅力的。
鈍器のような厚さのS&Mシリーズ最終章。

▼以下、ネタバレ感想
※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[] ログインはこちら
有限と微小のパン―THE PERFECT OUTSIDER (講談社文庫)
森博嗣有限と微小のパン についてのレビュー
No.59: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)

数奇にして模型の感想

ページ数多めのシリーズ9作目。
理系小説と称されるシリーズですが今作ではその色もかなり薄め。
かといって普通のミステリーともちょっと違う気もする。
そのあたりがこの作家らしいと言えばらしいのかもしれない。
数奇にして模型―NUMERICAL MODELS (講談社文庫)
森博嗣数奇にして模型 についてのレビュー
No.58: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

今はもうないの感想

シリーズ8作目。
これまでのS&Mシリーズが伏線になっているところもあるので、過去のシリーズを読んでからでないとこの作品を本当の意味で楽しめないと思います。

今作ではこれまでのシリーズで感じた理系らしさが薄れており、そのあたりは少し残念に思うところもありますが、それでも読み終った時には面白かったと感じたので、まあこれはこれでアリかなと。
他の人も書いていますが、読後にタイトルの意味するところがわかるようになっているところも面白いですね。
今はもうない―SWITCH BACK (講談社文庫)
森博嗣今はもうない についてのレビュー