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ちんちろりん さんのレビュー一覧
ちんちろりんさんのページへレビュー数17件
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それぞれが繋がりをもった連作短編集。
読み手の気分を、前半三編は落とし後半三編は上げるような構成。 前半の不幸っぷりでうっかり騙されそうになるが、じつは登場人物たちはたいして幸せになっておらず、最悪の状態は脱した程度までしか書かないところがこの作者らしいといえばらしい。 六編全てに登場する蝶が円環とバタフライエフェクトを案じさせる作品。 |
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ミステリーによくある終盤に怒涛の展開が待っているというより、氷が解けるようにゆっくりと謎が明かされていく話。
『告白』ほどの派手さはありませんが、違うベクトルの面白さを感じられた作品。 |
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映画化もされているし高い評価も目にしていたので、ある程度ハードルを上げた状態で読み始めましたが予想以上に面白かった。
先の読めない展開と張り巡らされた伏線が読み手を飽きさせず、先へ先へと駆り立てるような疾走感を生み出している。 エンターテイメントの王道といえるような作品。 |
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シリーズ8作目。
これまでのS&Mシリーズが伏線になっているところもあるので、過去のシリーズを読んでからでないとこの作品を本当の意味で楽しめないと思います。 今作ではこれまでのシリーズで感じた理系らしさが薄れており、そのあたりは少し残念に思うところもありますが、それでも読み終った時には面白かったと感じたので、まあこれはこれでアリかなと。 他の人も書いていますが、読後にタイトルの意味するところがわかるようになっているところも面白いですね。 |
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作者の仕掛けた罠は読み終わってみれば単純なんですが、読んでいる最中はそれに気づけませんでした。
話の設定も面白いですしオススメできる作品です。 作者は一年ほど前に亡くなられてたんですね。 そのことだけがとても残念です。 |
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風呂敷を広げるのも畳むのも上手い作家だと思います。
この作品でもこれでもかと張り巡らせた伏線を、二転三転する展開の中見事に回収しています。 ただ、暗めの話を読み手に悪い方へ悪い方へと想像させるので、そのあたりは心しておいた方がいいかもしれません。 この人の作品は読後に妙な爽やかさが残るのも特徴ですね。 |
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独特のリズムでひたすら突っ走ります。
ついていけない人は数ページで投げるような癖のある文章ですが、逆にそれは読者をこの作品の世界に引きずり込む、強烈な個性と言えるような気もします。 登場人物もアクの強い人間が揃っており、彼等の激しいぶつかり合いがスパイスのように物語を刺激的にしています。 ミステリーというよりはミステリーの皮を被った別の何かといった印象を受ける「こまけえこたあいいんだよ!!」的なノリに耐えられる方向け、なんでもアリなメフィスト賞らしい作品。 |
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視力障害者の家に殺人事件の容疑者が潜む、というシチュエーションが秀逸でした。
作者はよくこんなストーリーを思いついたものです。 アキヒロとミチル、それぞれの視点から話が進むと言う点も、お互いの心情がわかり良かったです。 少ない登場人物と限られた場所でのやり取りを、短めのページ数に上手くまとめた作品だと思います。 |
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冒頭の手記から物語がはじまるのですが、この手記が退屈というかなんというか……。
数ページで眠くなるような文章で、正直読むのがかなり苦痛でした。 手記が終わり本格的に話が進みだすと一転、冒頭のつまらなさが嘘のように楽しんで読むことが出来ました。 三十年以上前に書かれた作品ですが、ミステリ好きにオススメを聞くとこの作品を推す声が多いのも納得の傑作だと思います。 読み終わった後に改訂完全版があるのを知りました。 この作家は他にも改訂した作品があるみたいなので、そういうのが気になる方はその辺り気をつけた方がいいと思います。 ▼以下、ネタバレ感想 |
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三組の父子が登場し、それぞれの抱える問題に向き合っていく物語。
悩み、弱さ、後悔といった感情を巧みに描写しており、文章自体も読みやすかったです。 途中きわどい性描写があったりするので万人向けとは言い難いですが、子供を持つ父親にとっては感情移入しやすいオススメの作品だと思います。 読後すごく親孝行したくなりました。 |
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