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ちんちろりん さんのレビュー一覧

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レビュー数17

全17件 1~17 1/1ページ

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No.17: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

七回死んだ男の感想

一般的なミステリーとは少し毛色は違いますが、文句なしの面白さ。
「反復落し穴」というSF的設定を使ったコメディタッチの傑作。
新装版 七回死んだ男 (講談社文庫)
西澤保彦七回死んだ男 についてのレビュー
No.16: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

夜のピクニックの感想

全体の10%読み終える頃には物語がどのような結末を迎えるのかわかってしまいました。
それでも彼らが思い悩み行動する姿は過去の自分を思い起こさせるには十分で、私もこんなイベントを高校の頃に経験してみたかったです。
年を取ってからこういう作品を読むとノスタルジックな気持ちになるなぁ。
夜のピクニック (新潮文庫)
恩田陸夜のピクニック についてのレビュー
No.15: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

ロートレック荘事件の感想

文庫本の裏表紙にメタ・ミステリと思い切り書かれていて、ある意味ネタバレにも近く、所々にあるロートレックの挿絵、解答の件で伏線の箇所を指定してくれるところなど、ミステリー小説には珍しい作り。
面白さはページ数とは関係ないんだな、と改めて感じさせてくれた作品。

▼以下、ネタバレ感想
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ロートレック荘事件 (新潮文庫)
筒井康隆ロートレック荘事件 についてのレビュー
No.14: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

有限と微小のパンの感想

いろいろな意味で一作目の『すべてがFになる』と対を成すような作品。
ストーリーも悪くありませんが、なによりも登場人物が魅力的。
鈍器のような厚さのS&Mシリーズ最終章。

▼以下、ネタバレ感想
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有限と微小のパン―THE PERFECT OUTSIDER (講談社文庫)
森博嗣有限と微小のパン についてのレビュー
No.13: 3人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

インシテミルの感想

ストーリーの都合上、頻繁に過去のミステリー作品のトリックや凶器が出てきます。
過去の名作ミステリーへのオマージュ的な意味合いもあるのでしょうが、まだ読んだことのない人にとってはネタばらしもいいところなので注意が必要です。
とても楽しめましたが、上記の理由からある程度ミステリーを読んできた人向けかなと。

▼以下、ネタバレ感想
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インシテミル
米澤穂信インシテミル についてのレビュー
No.12: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

パラレルワールド・ラブストーリーの感想

タイトルから想像したとおりの話。
内容は少し複雑ですが、さすがはベストセラー作家、文章自体はすごく読みやすいです。
恋愛、友情、ミステリー、それぞれが上手く描かれている作品でとても楽しめました。

▼以下、ネタバレ感想
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パラレルワールド・ラブストーリー (講談社文庫)
No.11: 5人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

カラスの親指 by rule of CROW's thumbの感想

終盤は予想を超える展開の連続。
この人は伏線を張るのが上手いですね。
読む前に抱いた期待に十分応えてくれた作品。

▼以下、ネタバレ感想
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カラスの親指 by rule of CROW’s thumb (講談社文庫)
道尾秀介カラスの親指 by rule of CROW's thumb についてのレビュー
No.10: 3人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)
【ネタバレかも!?】 (1件の連絡あり)[]   ネタバレを表示する

龍神の雨の感想

雨と二組の兄弟をモチーフにした作品です。
作中ずっと降り続く雨もあり、物語が佳境に差し掛かるまでは澱んだ何かにゆっくりゆっくりと沈む様な展開で、ページを捲る度に鬱屈とした気分にさせられます。
しかし、最後には決して快晴とは言えませんが、暗い雲から薄日が差すような微かな救いも感じられるストーリーで、個人的には今まで読んだ道尾作品の中では一番好きな作品かもしれません。

▼以下、ネタバレ感想
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龍神の雨 (新潮文庫)
道尾秀介龍神の雨 についてのレビュー
No.9: 4人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

クラインの壷の感想

今から20年以上も前に書かれたとは思えないほどに、設定に未来と新しさを感じる作品です。
主人公への感情移入が強ければ強いほど、読後に訪れる興奮と不安も大きなものになるでしょう。
もしかするとこの話は、科学に傾倒するような人間にとってはどんなホラーよりも恐ろしいかもしれません。
SFとミステリーが絶妙に組み合わさった名作だと思います。

▼以下、ネタバレ感想
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クラインの壺 (講談社文庫)
岡嶋二人クラインの壷 についてのレビュー
No.8: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

GOTH リストカット事件の感想

人それぞれだと思いますが、私の場合ミステリーを読むときに最も楽しみにしているのは意外性とそこから来る驚きなので、読んでいる時はできるだけ先を考えないようにしています。
ようするに騙される気満々で読んでいくのですが、それでも読んでいるうちに犯人やトリックに気づいてしまうことがあります。
そのような作品は評価が辛くなってしまうのですが、この作品は最初から最後まで期待以上に驚かせてくれました。
暗い作風が嫌いじゃなければ、読み易いしかなりオススメです。
文庫本なら夜の章、僕の章の順番で読むのがよいでしょう。

▼以下、ネタバレ感想
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GOTH 夜の章 (角川文庫)
乙一GOTH リストカット事件 についてのレビュー
No.7: 4人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

すべてがFになるの感想

ミステリアスなタイトルで読む前から期待感が高かったのですが、予想を超える面白さでした。
ミステリー作家には珍しい理系出身なためか、犀川が結論へ辿り着くための考え方や、それを淡々と語る口調に理系の学者らしさが感じられて、とても良かったです。
作品中頻繁にコンピューターに関する専門的な言葉が出てくるのですが、パソコンを自分で組める程度の知識がないと、すんなりとは理解できないかもしれません。
しかし、そのあたりの難解さを考慮しても、ミステリーとして傑作といえる内容になっていると思います。

シリーズ作品の1作目なので、これは是非シリーズ10冊最期まで読んでみたい、自分にとってはそう思わせる作品です。

▼以下、ネタバレ感想
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すべてがFになる―THE PERFECT INSIDER (講談社文庫)
森博嗣すべてがFになる についてのレビュー
No.6:
(9pt)

暗黒童話の感想

初の長編である今作の文庫版では、作者が自虐的でユニークなあとがきを書いていますが、私にとってはホラーだけでなくミステリーの要素も存分に堪能できる良作でした。
物語の肝となる特殊な設定があるのですが、それをすんなりと受け入れられるかどうかで、楽しめる楽しめないもだいぶ変わってくる作品だと思います。

▼以下、ネタバレ感想
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暗黒童話 (集英社文庫)
乙一暗黒童話 についてのレビュー
No.5: 5人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

異邦の騎士の感想

月並みですが、謎が謎を呼ぶ先の展開が読めないストーリーで、最初から最後まで楽しく読めました。
単体でも十分かもしれませんが、『占星術殺人事件』『斜め屋敷の犯罪』など既刊のシリーズ作品を先に読んだほうが、よりこの作品を楽しめると思います。
このシリーズは上記の二作を以前に読みましたが、個人的にはこれが一番面白かったです。

▼以下、ネタバレ感想
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異邦の騎士 改訂完全版
島田荘司異邦の騎士 についてのレビュー
No.4: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

そして扉が閉ざされたの感想

少ない登場人物と限られた場所で話が進むのですが、その設定を巧みに利用して、主人公の視点と閉じ込められた四人による会話というシンプルな構成のみで書かれています。
こういう作家を筆力があるっていうでしょうか、最初から最後までとても読みやすい作品でした。

▼以下、ネタバレ感想
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そして扉が閉ざされた 新装版 (講談社文庫)
岡嶋二人そして扉が閉ざされた についてのレビュー
No.3: 5人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

イニシエーション・ラブの感想

初めて読む時はラストまで平凡な恋愛小説ですが
ラストでその評価を大きく覆されました
最後まで読んだ後に改めて最初から目を通すと
読んでるうちに感じた数々の違和感が解消されていく気持ち良さがありました

好きな人は好きだと思いますが、合わない人は全然合わない
評価が大きく割れそうな作品だと思います

▼以下、ネタバレ感想
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イニシエーション・ラブ (文春文庫)
乾くるみイニシエーション・ラブ についてのレビュー
No.2: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

葉桜の季節に君を想うということの感想

当時ランキングの上位にあったので薦められるまま読んでみました
結果、予想以上に面白かったです
最後まで読むと、このきれいなタイトルの意味がわかるようになっていて
よく考えられたストーリーだと思います
葉桜の季節に君を想うということ (文春文庫)
No.1: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

殺戮にいたる病の感想

インパクトのあるタイトルに惹かれて手に取りました
タイトルどおり、衝撃的な内容と秀逸なトリック
10年ほど読書からは遠ざかってましたが、この本をキッカケにまた読書熱が蘇りました

新装版 殺戮にいたる病 (講談社文庫)
我孫子武丸殺戮にいたる病 についてのレビュー