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ちんちろりん さんのレビュー一覧

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レビュー数29

全29件 1~20 1/2ページ
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No.29:
(7pt)

凍花の感想

軽い気持ちで読んでみましたが思ったより強烈でした。
ミステリー要素は薄めですが、女性心理が巧みに表現されています。
ただ心が弱ってるときに読むのはお薦めできません。
凍花 (双葉文庫)
斉木香津凍花 についてのレビュー
No.28:
(8pt)

ラットマンの感想

この人の作品は、ミステリーの要素もさることながら物語としてもよく出来ているのが特徴だと思います。
騙されないぞと意気込んでページを捲っていても、気づいた時には物語の世界に引き込まれている。
今作もそんな不思議な魅力は健在でした。

▼以下、ネタバレ感想
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ラットマン (光文社文庫)
道尾秀介ラットマン についてのレビュー
No.27:
(8pt)

隻眼の少女の感想

ミスリードミスリード&ミスリード。
最後まで真相を見抜けなかったです、恐れ入りました。

▼以下、ネタバレ感想
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隻眼の少女
麻耶雄嵩隻眼の少女 についてのレビュー
No.26:
(7pt)

阿修羅ガールの感想

表紙を見ずに少し読んだだけでも「ああ、この人か」と想像のつく文体。
人によっては読んでるだけでイライラするような書き方なので、合わない人は辛いかもしれません。
イロモノとして楽しめる人向け。
阿修羅ガール (新潮文庫)
舞城王太郎阿修羅ガール についてのレビュー
No.25:
(8pt)

光媒の花の感想

それぞれが繋がりをもった連作短編集。
読み手の気分を、前半三編は落とし後半三編は上げるような構成。
前半の不幸っぷりでうっかり騙されそうになるが、じつは登場人物たちはたいして幸せになっておらず、最悪の状態は脱した程度までしか書かないところがこの作者らしいといえばらしい。
六編全てに登場する蝶が円環とバタフライエフェクトを案じさせる作品。
光媒の花
道尾秀介光媒の花 についてのレビュー
No.24:
(7pt)

鬼流殺生祭の感想

新本格という触れ込みの割に半分ほど読んだところで真犯人は察しがついてしまったし、トリックも平凡な印象は否めない。
ただ事件が解決した後のエピローグは秀逸。
鬼流殺生祭 (講談社文庫)
貫井徳郎鬼流殺生祭 についてのレビュー
No.23:
(8pt)

花の鎖の感想

ミステリーによくある終盤に怒涛の展開が待っているというより、氷が解けるようにゆっくりと謎が明かされていく話。
『告白』ほどの派手さはありませんが、違うベクトルの面白さを感じられた作品。
花の鎖 (文春文庫)
湊かなえ花の鎖 についてのレビュー
No.22: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

ゴールデンスランバーの感想

映画化もされているし高い評価も目にしていたので、ある程度ハードルを上げた状態で読み始めましたが予想以上に面白かった。
先の読めない展開と張り巡らされた伏線が読み手を飽きさせず、先へ先へと駆り立てるような疾走感を生み出している。
エンターテイメントの王道といえるような作品。
ゴールデンスランバー (新潮文庫)
伊坂幸太郎ゴールデンスランバー についてのレビュー
No.21: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

今はもうないの感想

シリーズ8作目。
これまでのS&Mシリーズが伏線になっているところもあるので、過去のシリーズを読んでからでないとこの作品を本当の意味で楽しめないと思います。

今作ではこれまでのシリーズで感じた理系らしさが薄れており、そのあたりは少し残念に思うところもありますが、それでも読み終った時には面白かったと感じたので、まあこれはこれでアリかなと。
他の人も書いていますが、読後にタイトルの意味するところがわかるようになっているところも面白いですね。
今はもうない―SWITCH BACK (講談社文庫)
森博嗣今はもうない についてのレビュー
No.20: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

幻惑の死と使途の感想

シリーズ六作目。
動的な萌と静的な犀川の師弟コンビは相変わらずで、二人の絡みをマンネリと称するべきか安定感が出てきたと称するべきか迷うところ。
マジックをからめたストーリーは飽きずに読むことができたし、次巻へ含みを持たせる構成など個人的にはシリーズ中でも上位の面白さ。

▼以下、ネタバレ感想
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幻惑の死と使途―ILLUSION ACTS LIKE MAGIC (講談社文庫)
森博嗣幻惑の死と使途 についてのレビュー
No.19: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

封印再度の感想

シリーズ前作までは理詰めで謎に迫っていたイメージだけに、今作は曖昧で抽象的な表現が印象に残る作品になっています。
そこが良いと言う人もいれば、作品の魅力が損なわれたと捉える人もいそう。
今作の核となる壺と箱のトリックはこの人ならではと唸らせる出来。
封印再度―WHO INSIDE (講談社文庫)
森博嗣封印再度 についてのレビュー
No.18: 3人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

ハサミ男の感想

作者の仕掛けた罠は読み終わってみれば単純なんですが、読んでいる最中はそれに気づけませんでした。
話の設定も面白いですしオススメできる作品です。

作者は一年ほど前に亡くなられてたんですね。
そのことだけがとても残念です。
ハサミ男 (講談社文庫)
殊能将之ハサミ男 についてのレビュー
No.17: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

シャドウの感想

風呂敷を広げるのも畳むのも上手い作家だと思います。
この作品でもこれでもかと張り巡らせた伏線を、二転三転する展開の中見事に回収しています。
ただ、暗めの話を読み手に悪い方へ悪い方へと想像させるので、そのあたりは心しておいた方がいいかもしれません。

この人の作品は読後に妙な爽やかさが残るのも特徴ですね。
シャドウ (創元推理文庫)
道尾秀介シャドウ についてのレビュー
No.16: 3人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

煙か土か食い物の感想

独特のリズムでひたすら突っ走ります。
ついていけない人は数ページで投げるような癖のある文章ですが、逆にそれは読者をこの作品の世界に引きずり込む、強烈な個性と言えるような気もします。
登場人物もアクの強い人間が揃っており、彼等の激しいぶつかり合いがスパイスのように物語を刺激的にしています。

ミステリーというよりはミステリーの皮を被った別の何かといった印象を受ける「こまけえこたあいいんだよ!!」的なノリに耐えられる方向け、なんでもアリなメフィスト賞らしい作品。
煙か土か食い物 (講談社文庫)
舞城王太郎煙か土か食い物 についてのレビュー
No.15: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

仮面山荘殺人事件の感想

ほどよい長さと読みやすい文章。
日頃本を読む習慣のないような人に「面白い本ある?」と尋ねられたら、お奨めしたい作品。

▼以下、ネタバレ感想
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仮面山荘殺人事件 新装版 (講談社文庫)
東野圭吾仮面山荘殺人事件 についてのレビュー
No.14: 3人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

笑わない数学者の感想

シリーズ三作目です。
トリックは作中に示されるヒントが多く、前二作と比べるといくらか易しい印象を受けました。
この人の閃きや思考を表現する文章は巧みですね、独特の感性が感じられて好きです。

▼以下、ネタバレ感想
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笑わない数学者―MATHEMATICAL GOODBYE (講談社文庫)
森博嗣笑わない数学者 についてのレビュー
No.13: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

告白の感想

何人かの独白によってストーリーが進み、同じ場面もそれぞれの主観によって物事の見え方が違っていて面白かった。
モノローグのみで構成されているから「告白」、上手いタイトルだと思います。

▼以下、ネタバレ感想
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告白 (双葉文庫) (双葉文庫 み 21-1)
湊かなえ告白 についてのレビュー
No.12:
(8pt)

症例Aの感想

550ページを超える文庫本にしてはかなりの容量ですが、苦にならず最後まで読めました。
サイコ系というと猟奇的で現実離れしたモノが多いですが、この作品は地味ながら精神病とそれを取り巻く人々がリアルに描かれていて、その部分がこの作品の大きな魅力になっていると思います。
その後を読者に委ねる様な終わり方ですが、それをよしとするかどうかで評価に差がつきそうです。

▼以下、ネタバレ感想
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症例A (角川文庫)
多島斗志之症例A についてのレビュー
No.11:
(7pt)

死にぞこないの青の感想

ヒエラルキーというか、学校での子供の力関係が構築されていく過程がとてもリアル。
この作家は短編を書くのが上手ですね、ページ数は決して多くありませんが読み応えを感じました。

▼以下、ネタバレ感想
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死にぞこないの青 (幻冬舎文庫)
乙一死にぞこないの青 についてのレビュー
No.10: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

ボトルネックの感想

残酷な話。
話のオチは途中で否応なしに想像がつきましたが、ジワジワと真綿で首を絞めるように主人公が追い詰められていく展開は見事でした。
ミステリらしさを期待すると肩透かし気分になりますが、苦い読後感は癖になりそうです。

▼以下、ネタバレ感想
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ボトルネック
米澤穂信ボトルネック についてのレビュー


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