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ちんちろりん さんのレビュー一覧

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レビュー数77

全77件 21~40 2/4ページ

※ネタバレかもしれない感想文は閉じた状態で一覧にしています。
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No.57: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

夏のレプリカの感想

前作『幻惑の死と使途』と対になる話。
要所要所で前作との絡みが見られるので、今作とセットで読むことをお薦めします。

夏のレプリカ―REPLACEABLE SUMMER (講談社文庫)
森博嗣夏のレプリカ についてのレビュー
No.56: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

幻惑の死と使途の感想

シリーズ六作目。
動的な萌と静的な犀川の師弟コンビは相変わらずで、二人の絡みをマンネリと称するべきか安定感が出てきたと称するべきか迷うところ。
マジックをからめたストーリーは飽きずに読むことができたし、次巻へ含みを持たせる構成など個人的にはシリーズ中でも上位の面白さ。

▼以下、ネタバレ感想
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幻惑の死と使途―ILLUSION ACTS LIKE MAGIC (講談社文庫)
森博嗣幻惑の死と使途 についてのレビュー
No.55: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

封印再度の感想

シリーズ前作までは理詰めで謎に迫っていたイメージだけに、今作は曖昧で抽象的な表現が印象に残る作品になっています。
そこが良いと言う人もいれば、作品の魅力が損なわれたと捉える人もいそう。
今作の核となる壺と箱のトリックはこの人ならではと唸らせる出来。
封印再度―WHO INSIDE (講談社文庫)
森博嗣封印再度 についてのレビュー
No.54: 3人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

ハサミ男の感想

作者の仕掛けた罠は読み終わってみれば単純なんですが、読んでいる最中はそれに気づけませんでした。
話の設定も面白いですしオススメできる作品です。

作者は一年ほど前に亡くなられてたんですね。
そのことだけがとても残念です。
ハサミ男 (講談社文庫)
殊能将之ハサミ男 についてのレビュー
No.53: 3人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

インシテミルの感想

ストーリーの都合上、頻繁に過去のミステリー作品のトリックや凶器が出てきます。
過去の名作ミステリーへのオマージュ的な意味合いもあるのでしょうが、まだ読んだことのない人にとってはネタばらしもいいところなので注意が必要です。
とても楽しめましたが、上記の理由からある程度ミステリーを読んできた人向けかなと。

▼以下、ネタバレ感想
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インシテミル
米澤穂信インシテミル についてのレビュー
No.52: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)

詩的私的ジャックの感想

シリーズ4作目なので主役二人のキャラクターはしっかりしているし、起承転結のはっきりしたストーリーも読みやすかったです。
ただ今作も悪くはないのですが、無難すぎるというか、一作目『すべてがFになる』が衝撃的すぎて、以後のシリーズ続編がだんだんと尻すぼみしているような感覚は否めません。
詩的私的ジャック (講談社文庫)
森博嗣詩的私的ジャック についてのレビュー
No.51: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

パラレルワールド・ラブストーリーの感想

タイトルから想像したとおりの話。
内容は少し複雑ですが、さすがはベストセラー作家、文章自体はすごく読みやすいです。
恋愛、友情、ミステリー、それぞれが上手く描かれている作品でとても楽しめました。

▼以下、ネタバレ感想
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パラレルワールド・ラブストーリー (講談社文庫)
No.50:
(6pt)

もう誘拐なんてしないの感想

序盤はライトノベルのような雰囲気、中盤からは急展開で一気にミステリーらしくなります。
登場人物たちのユーモアあふれる掛け合いも面白いし、トリックも本格的。
全体的に軽くポップな印象を受ける作品なので、重厚な作風を好む人には合わないかもしれません。

もう誘拐なんてしない (文春文庫)
東川篤哉もう誘拐なんてしない についてのレビュー
No.49:
(6pt)

ドッペルゲンガー宮「あかずの扉」研究会流氷館への感想

デビュー作ながらトリックは振るっています。
ページ数からも作者の並々ならぬ情熱を感じる作品。
過去の有名作品を知っていることを前提に話が進む場面もあるので、ミステリー小説を読み慣れた人向けと言えるかもしれません。
ドッペルゲンガー宮―“あかずの扉”研究会流氷館へ (講談社文庫)
No.48: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

シャドウの感想

風呂敷を広げるのも畳むのも上手い作家だと思います。
この作品でもこれでもかと張り巡らせた伏線を、二転三転する展開の中見事に回収しています。
ただ、暗めの話を読み手に悪い方へ悪い方へと想像させるので、そのあたりは心しておいた方がいいかもしれません。

この人の作品は読後に妙な爽やかさが残るのも特徴ですね。
シャドウ (創元推理文庫)
道尾秀介シャドウ についてのレビュー
No.47: 3人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

煙か土か食い物の感想

独特のリズムでひたすら突っ走ります。
ついていけない人は数ページで投げるような癖のある文章ですが、逆にそれは読者をこの作品の世界に引きずり込む、強烈な個性と言えるような気もします。
登場人物もアクの強い人間が揃っており、彼等の激しいぶつかり合いがスパイスのように物語を刺激的にしています。

ミステリーというよりはミステリーの皮を被った別の何かといった印象を受ける「こまけえこたあいいんだよ!!」的なノリに耐えられる方向け、なんでもアリなメフィスト賞らしい作品。
煙か土か食い物 (講談社文庫)
舞城王太郎煙か土か食い物 についてのレビュー
No.46: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

仮面山荘殺人事件の感想

ほどよい長さと読みやすい文章。
日頃本を読む習慣のないような人に「面白い本ある?」と尋ねられたら、お奨めしたい作品。

▼以下、ネタバレ感想
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仮面山荘殺人事件 新装版 (講談社文庫)
東野圭吾仮面山荘殺人事件 についてのレビュー
No.45: 3人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

笑わない数学者の感想

シリーズ三作目です。
トリックは作中に示されるヒントが多く、前二作と比べるといくらか易しい印象を受けました。
この人の閃きや思考を表現する文章は巧みですね、独特の感性が感じられて好きです。

▼以下、ネタバレ感想
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笑わない数学者―MATHEMATICAL GOODBYE (講談社文庫)
森博嗣笑わない数学者 についてのレビュー
No.44:
(5pt)

オーデュボンの祈りの感想

デビュー作にも関わらず癖のない文章は読みやすく、後のベストセラー作家の片鱗は窺えます。
しかし、爽やかな筆致に油断しているとエグイ設定をスッと入れてくる人ですね……。
オーデュボンの祈り (新潮文庫)
伊坂幸太郎オーデュボンの祈り についてのレビュー
No.43:
(4pt)

Jの神話の感想

言い方は悪いですが、ホテルでディナーを楽しんでいたらメインにカップラーメンが出てきた感じ。
途中までは面白かったのですが、中盤以降の展開がチープに感じられて興をそがれてしまいました。
Jの神話 (講談社文庫)
乾くるみJの神話 についてのレビュー
No.42: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

告白の感想

何人かの独白によってストーリーが進み、同じ場面もそれぞれの主観によって物事の見え方が違っていて面白かった。
モノローグのみで構成されているから「告白」、上手いタイトルだと思います。

▼以下、ネタバレ感想
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告白 (双葉文庫) (双葉文庫 み 21-1)
湊かなえ告白 についてのレビュー
No.41: 5人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

カラスの親指 by rule of CROW's thumbの感想

終盤は予想を超える展開の連続。
この人は伏線を張るのが上手いですね。
読む前に抱いた期待に十分応えてくれた作品。

▼以下、ネタバレ感想
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カラスの親指 by rule of CROW’s thumb (講談社文庫)
道尾秀介カラスの親指 by rule of CROW's thumb についてのレビュー
No.40: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(4pt)

十三番目の人格の感想

多重人格を題材にしたサイコホラーで、科学的なリアリティーよりもエンターテイメント性を重視した設定のストーリー。
傑作といえる作品を多く出しているだけに、作家の名に期待して読むとこの作品に対する評価は辛めになってしまうかも。

▼以下、ネタバレ感想
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十三番目の人格(ペルソナ)―ISOLA (角川ホラー文庫)
貴志祐介十三番目の人格 についてのレビュー
No.39:
(6pt)

笑う警官の感想

限られた時間帯での出来事を、テンポよくまとめられていて読みやすい作品でした。
残念だったのは犯人の犯行に至る動機の微妙さ、それを含めた登場人物達の心理描写が弱くそれぞれの行動に納得しづらかった点。
要所要所にジャズの曲が出てきたり、チームをバンドに例えたわりには最後までその意味が薄く、ストーリーにジャズを絡める意味をあまり感じられなかった点ですね。

ですがそれ以外の点ではまずまず楽しめました。
同じ北海道警察を舞台にしたシリーズ続編があるみたいなので、時間がある時にでも読んでみたいです。
笑う警官 (ハルキ文庫)
佐々木譲笑う警官(うたう警官) についてのレビュー
No.38:
(5pt)

開けっぱなしの密室の感想

読みやすい短編集でしたが、良くもなく悪くもなくといった印象。
25年以上前の作品なので設定に古臭さは禁じ得ませんが、表題にもなっている『開けっ放しの密室』はトリックや伏線の張り方に巧みさを感じました。
開けっぱなしの密室 (講談社文庫)
岡嶋二人開けっぱなしの密室 についてのレビュー