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mkaw11 さんのレビュー一覧

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レビュー数78

全78件 1~20 1/4ページ

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No.78:
(7pt)

方舟は冬の国への感想

「擬似家族」が謎と言えなくもないのですが、厳密にはミステリーではないと思います。
論理的西澤作品を求めている人にはお薦めできません。(違う意味での西澤作品ですけどね)

▼以下、ネタバレ感想
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方舟は冬の国へ (双葉文庫)
西澤保彦方舟は冬の国へ についてのレビュー
No.77: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

念力密室!の感想

シリーズ3冊目にして1作目が収録されるという、不可思議な発行順になってしまってます。1作目が短編であったのに1冊の本として短編がまとまる間に書き下ろしで長編2作品を書いてしまった結果です。
とはいえ、どの本から読んでもそれほど違和感無く楽しめる内容になっているので、読む順番にはさほどこだわる必要はありません。
むしろ、この本から読むと「?」となる内容もあるので、発行順に読んだ俺自身はむしろ納得できました。

短編自体は、それぞれが独立完結しているので、前知識がなくてもスラスラ楽しめる内容になってます。
それと、密室を作る方法が超能力(サイコキネシス)を使ったインチキ設定(?)になっているので、その手の作品が嫌いな人には薦められません。(解決方法は論理的なんですけどね)

▼以下、ネタバレ感想
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念力密室!―神麻嗣子の超能力事件簿 (講談社文庫)
西澤保彦念力密室! についてのレビュー
No.76:
(7pt)

実況中死の感想

長編でのシリーズ2作目で、主人公達3人の関係も、だいぶくだけてくると同時にシリーズキャラらしさも確立してきます。
まぁ、短編含めると数作目なので当たり前かもしれませんが・・・。
とりあえず、この3人の関係を受け入れられない方は今後の作品を読破するのはきついかもしれませんね。

さて、このシリーズのもう一つの目玉である、超能力が登場するミステリという特殊設定ですが、本作は厳密には超能力ではありません、ですが西澤さんらしいSFミステリにはなっているので、そちら目当てでシリーズを読んでいる方は満足できると思います。

▼以下、ネタバレ感想
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実況中死―神麻嗣子の超能力事件簿 (講談社文庫)
西澤保彦実況中死 についてのレビュー
No.75:
(8pt)

冷たい太陽の感想

誘拐モノのミステリの場合は「どのように?」がメインになるのですが、本作品は・・・。

鯨さんがトリックスターと称される所以の作品だと思います。
いや、やられました。

▼以下、ネタバレ感想
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冷たい太陽 (光文社文庫 く)
鯨統一郎冷たい太陽 についてのレビュー
No.74: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

隕石誘拐-宮澤賢治の迷宮-の感想

宮沢賢治さんに限らず、ゴッホなど生前は貧困で悲惨な生活を送ったとされる人が多いのが芸術の世界と思っているのですが・・・偏見ですかね?確かに画家に関しては当時の流行及びアホな評論家に左右される世界なので報われない人が多い気もします。
ただ、小説自体はどの時代においても胸を撃つ作品というのは不可変な物のような気が個人的に思われます。
童話自体は幼児期も記憶に無く、現時点でも無関心なので多くは語れないのですが、小説とは違うのでしょうか?
純真な子供に刺さる作品は簡単なようでもあり、奥深い作品に仕上げるには難しいジャンルであると思います。
隕石誘拐―宮沢賢治の迷宮 (光文社文庫)
鯨統一郎隕石誘拐-宮澤賢治の迷宮- についてのレビュー
No.73:
(8pt)

Another エピソード Sの感想

前作「Another」の外伝的作品で、前作を読んでなくても楽しめなくもないですが、所々前作の設定を踏まえた上での表現などがあるので、やはり順番通りに読むことをお薦めします。

個人的にはこちらの作品の方が楽しめました。単純に外伝と位置付けるには抵抗があるくらい緻密に練られた作品で綾辻ファンは必読の一冊と言ってもいいと思います。
まぁ、基本的に学園物なのでおっさんが読むとまた違った読み方になってしまっているかもしれません^^;

▼以下、ネタバレ感想
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Another エピソードS (角川文庫)
綾辻行人Another エピソード S についてのレビュー
No.72:
(7pt)

殺す(猟死の果て)の感想

登場人物の性格やグロ描写で、なんとも嫌な気分にさせられる作品なので、その手の作品が苦手の人にはお薦めしません。
設定が強引なのが逆にフィクション性を強めてくれているので、非現実として読めるのが救いと言えば救いでしょうか?

ただ、西澤さんらしく(若干強引ではあるものの)論理性は取れていると思うので甘めですが7点入れておきます。

▼以下、ネタバレ感想
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殺す (幻冬舎文庫)
西澤保彦殺す(猟死の果て) についてのレビュー
No.71:
(8pt)

聯愁殺の感想

海外の作家さんの作品をあまり読むことが無い俺にとっては新鮮な展開でした。
これ以上は書けない・・・。

▼以下、ネタバレ感想
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聯愁殺: 新装版 (中公文庫, に18-9)
西澤保彦聯愁殺 についてのレビュー
No.70:
(8pt)

アンデッドガール・マーダーファルス 2の感想

シリーズ物なので前作を読んだ方が楽しめますが、読んでなくても楽しめる内容にはなってます。
前作と違い怪奇要素は薄まっていますし、中編2編のうち後編の方はバトルがメインになっているので、ミステリを期待して読むと肩透かしをくらいます。
とはいえ、前編の方は新登場の人物に始まりワクワクする展開になっているので読み応え抜群です。

それにしても、他人が生みだしたキャラクターをここまで使いこなす青崎さんの作家としての能力の高さには感嘆をきんじえません。

▼以下、ネタバレ感想
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アンデッドガール・マーダーファルス 2 (講談社タイガ)
No.69: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

アンデッドガール・マーダーファルス 1の感想

題材は怪奇物ですが、笑い有り、バトル有り、そしてもちろんミステリ有りと、盛り沢山の中編2本です。
しかも、おちゃらけ小説かと思いきや、ちゃんとした本格ミステリになってるところも好感持てました。(まぁ、人によってはアンフェアと言うかもしれませんが)

おまけに、主人公達(2人と1個?w)のかけあいも何故か人間臭さが出ててほのぼのしましたし、ある種の信頼関係が築けてる点も良かったです。


▼以下、ネタバレ感想
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アンデッドガール・マーダーファルス 1 (講談社タイガ)
No.68: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

奇跡の男の感想

連作ではないと思うのですが、微妙な繋がりを感じる5編の短編集。
泡坂さんの他作品を読んでいればいるほど小ネタを楽しめるかも?(もちろん、未読でも十分楽しめます)

▼以下、ネタバレ感想
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奇跡の男 (光文社文庫)
泡坂妻夫奇跡の男 についてのレビュー
No.67: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

ゆきなだれの感想

ミステリーではありませんが、泡坂さんらしい技巧が尽くされた8編の良作が収められている短編集です。

短編ながら、いずれの作品もよどみなく起承転結が流れていく文章の上手さは流石です。


▼以下、ネタバレ感想
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ゆきなだれ (文春文庫)
泡坂妻夫ゆきなだれ についてのレビュー
No.66:
(7pt)

退職刑事〈2〉の感想

前作と同様に親子の会話のみで展開する短編集ですが1作だけ第3者が登場する作品が混ざっています。ファンからの要望なのか、作者自身の気まぐれなのかはわかりませんが、俺としては好みのマンネリズムの場合は崩されるのがいやなので、やはり親子のみの展開で続けて欲しいですね。まぁ、1作くらいなら隠し味的に入れられても問題ありませんが。本作の場合も、良い意味での隠し味になっていると思います。

本作も良質な短編が揃っているのですが伏線の張り方が前作に比べると若干弱いかな?と、いうところで次作への期待も込めて厳しめの点数にしました。
個人的ベストは「銀の爪きり鋏」ですね。不自然な状況からの論理的な推理の組み方が見事すぎます。

退職刑事〈2〉 (創元推理文庫)
都筑道夫退職刑事〈2〉 についてのレビュー
No.65:
(7pt)

月に吠えろ!萩原朔太郎の事件簿の感想

大正から昭和にかけて活躍した詩人の萩原朔太郎さんを探偵役にしたユーモアミステリの短編集です。

初期の鯨作品にみられるアイデア盛りだくさんの傾向が本作でも発揮されていますが、残念ながら俺自身は詩というものに無知・無関心(歌詞には関心がありますが)なので、そういう点では楽しみが半減してる可能性がありました。まぁ、それでも違う点では大いに楽しめましたが。

肝心のミステリ部分はライトな作りになっているのでミステリ初心者にも真相が読み易くなっていると思います。

▼以下、ネタバレ感想
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月に吠えろ!―萩原朔太郎の事件簿 (徳間文庫)
No.64:
(8pt)

ヴィーナスの心臓の感想

各作品が問題篇と解答篇に分かれているので、純粋に自分で謎解きを楽しみたい方には特にお薦めします。
各作品が本格風に仕上がっているので、東野圭吾さんの作品のように物語性や人物描写を重視するような方にはお薦めしません。



▼以下、ネタバレ感想
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ヴィーナスの心臓 (集英社文庫)
鮎川哲也ヴィーナスの心臓 についてのレビュー
No.63:
(8pt)

退職刑事の感想

安楽椅子探偵の究極の構成である対話形式のみの進行で語られる中で、惹き込まれる展開には個人的に大好物の部類に入る作品でした。本格好きにはこういう作品に好意を持つことが同様の作品の向上に繋がるのではないかと個人的には思います。
物語全体の面白さを追求するのも読書家としては当然であるかと思うのですが、ミステりーとしては謎とその解決に主眼を置くのが本質だと個人的には思うので、短編で中身の濃い本作は本来は9点を付けたいところですが、シリーズ物ということで次作以降により良作を期待する意味も含めて8点に抑えておきました。

本作を手にしたきっかけは西澤保彦さんの「パズラー」という短編集の中にある「贋作・退職刑事」だったのですが、良い意味で横の繋がりがより良い作品への周知に貢献してるということに読書家側から感謝します。

▼以下、ネタバレ感想
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退職刑事 (1) (創元推理文庫)
都筑道夫退職刑事 についてのレビュー
No.62: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

銀河英雄伝説外伝2 ユリアンのイゼルローン日記の感想

もちろん、ミステリーではありませんし、外伝から読む人はいない前提で感想及び紹介文を書くと、アニメの方を全部観ている方には知っているエピソードが多少あります(俺自身は小説未読です;)。知らないエピソードの方はと言うと、アニメ版でもキャラが立っている人物が物語を牽引してくれるので頭の中での映像化がセリフの声も含めてしやすくなっているし、未発表作を観てる感覚に陥ると思います。

ただ、日記という形式上致し方ないとは言え、帝国側の人物はほとんど出てきませんので帝国ファンには物足りない内容でしょう。

▼以下、ネタバレ感想
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銀河英雄伝説外伝〈2〉ユリアンのイゼルローン日記 (創元SF文庫)
No.61:
(8pt)

パズラー 謎と論理のエンターテイメントの感想

短編集限定の評価としてなら9点付けるほど好みの作品でした。
短編なので物語の深みという点では長編に劣るものの、ミステリーの醍醐味を味わい楽しませてくれる点では勝るとも劣っていないと思います。
全6編ですが、作品の雰囲気がこれまで読んだ西澤作品らしいと感じたのは最後の「アリバイ・ジ・アンビバレンス」のみで、その他の作品は透明感のある万人向けの雰囲気で読めるので過去に西澤作品に抵抗を感じた方にも違和感なく読み進めると思います。


▼以下、ネタバレ感想
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パズラー (創元推理文庫 M に)
No.60:
(8pt)

時間の檻の感想

鮎川さんの本は2冊目ですが、本格好きな俺としては非常に楽しめる短編集でした。
俺個人だけかもしれませんが、ストーリー重視の本を読みたいならミステリーを選びませんし、パズルが好きな性分なので真相の論理的な解決に感嘆する作品に巡り合えると幸福感に包まれます・・・ちと、大げさですね;

作品自体が古いので、トリック自体が現在では理解しにくいものがあるので特に若い人にはお薦めしにくいです。そういう時代もあったと切り替えれる読み方が必要な本ではあります。

▼以下、ネタバレ感想
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時間の檻 (光文社文庫)
鮎川哲也時間の檻 についてのレビュー
No.59: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

0の殺人の感想

冒頭に『作者からの注意(我孫子さんからの挑戦』があり、読書意欲&解決意欲が満たされます。が、残念ながら俺自身は100人に1人の方でした。

前作同様に読み易いのでライトな印象を持ちがちですが、謎自体は本格物と言っていいと思います。

▼以下、ネタバレ感想
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0の殺人 (講談社文庫)
我孫子武丸0の殺人 についてのレビュー