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ももか さんのレビュー一覧

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レビュー数527

全527件 261~280 14/27ページ

※ネタバレかもしれない感想文は閉じた状態で一覧にしています。
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No.267:
(8pt)

人が持つ闇

独特な空気と人が持つ闇。
これは、ベリンダバウアー氏しか書けないものだと思う。
「ブラックランズ」を読んだ時も思いましたが、全く未知の国の出来事なのに、すぐ身近で起こっているような錯覚?
親近感を持つのはどうしてなのでしょう。
それだけ描写が素晴らしいということでもあるし、見せ方?読ませ方が他の小説家よりも抜きんでているのだと思う。

次は「ハンティング」!
楽しみな作家さんです!

ダークサイド (小学館文庫)
ベリンダ・バウアーダークサイド についてのレビュー
No.266:
(7pt)

ウォーカー氏、最高傑作と謳ってありましたが

期待以上の面白さはありませんでした。
たぶん、これは相性?なのでしょう。
でも、安定さというか、オーソドックスなミステリーと考えれば、彼女の手腕は見事でした!

あと一冊は読みたいなぁ~。

すべて死者は横たわる (講談社文庫)
No.265:
(7pt)

これが一番好きかも!?

ネレノイハウスはこの小説で四作目になります。
今まで読んだ中でこの小説が一番好きですね。
ちょっとした?ロマンスありで、内容も読みやすかったです。
気難しいオリバーも、こんな感じなら仕様がないかな~なんて、ちょっと甘く見てしまう。

原文の小説の刊行と日本での発表順が違う?ため、登場人物のプライバシーが後出し?じゃんけんみたいになってしまいましたが
それは別としても、楽しめるミステリーになっています。
こういう感じの警察ものって、読んだあともスッキリですね!


死体は笑みを招く (創元推理文庫)
ネレ・ノイハウス死体は笑みを招く についてのレビュー
No.264:
(6pt)

かなり読みにくいです!

戦争が背景にあるので、歴史を把握していないと、かなり読みにくいと思います。
私の場合、歴史にも浅く?時代背景もよく分かっていないため、ものすごく読みにくい、というか、理解しがたくて
途中断念しそうなくらいでした。

終わってみれば、理解し難かった歴史よりも、登場人物主体の殺人事件だったので
「読みにくくて困るぅ~」と、思う方にはそれよりも事実?だけを追うのもいいのではないでしょうか?と、アドバイスしたいですね。

いま、「死体は笑みを招く」を読んでいる途中なので言えることですが
このコンビはなかなか良い感じです。
段階を経て築きあう関係って、読む側としても好印象です。

深い疵 (創元推理文庫)
ネレ・ノイハウス深い疵 についてのレビュー
No.263:
(6pt)

ちょっと読みにくいかな~

今回の主役はパスコー氏だったせいもあるのでしょうが、お得意の?ダルジール節が少なくてちょっとがっかりでした。
それに加えて、昔の戦争の話が読みにくくて、理解がイマイチでした。

ヒル氏の面白さは、事件そのものよりも(といっては、語弊があるかもしれませんが)ダルジール警視と、彼を取り巻く個性的な警部や警官たちの軽快コメディーにあると思うのです。
それがなかったら、ヒル氏の小説は読みません!(と、断言してもいいくらいです)

あ~、ドタバタ劇のダルジールが読みたい!


幻の森―ダルジール警視シリーズ (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)
レジナルド・ヒル幻の森 についてのレビュー
No.262:
(7pt)

タイトル良し!表紙良し!謎解きもなかなかです!

「出口のない農場」の方を先に読んでいたので、似たような小説なのかと思っていたら、これまた違う展開で良い意味で驚きでした。
これはこれで面白かったです。(「出口のない農場」も好みです。)
こちらのほうが正統派ミステリーという感じで、先が全く分からずハラハラドキドキものでした。

この作者は「人の痛み」の描写が上手すぎて、こちらまで身体が痛さを感じるほどでした。
一つ一つの描写が繊細で(これは翻訳者の腕によるところも大きいのでしょうが)
未知の、想像もつかない島の中の出来事が身近に感じられて、違和感がありませんでしたね。

骨の刻印 (ヴィレッジブックス F ヘ 5-2)
サイモン・ベケット骨の刻印 についてのレビュー
No.261:
(9pt)

「子供の眼」も良かったけど、これも傑作!

内容・パターン等、切り口は全く違うけど
パタースン氏独特の語り方は同じとみていいでしょう。
「子供の眼」を一作目として読んだあと、こんなに緻密に計算されたミステリーがあるなんて!と、驚きものでしたが
この「最後の審判」もなかなかの秀作でした。
どちらも好みですね。

次の小説が楽しみな作家さんが一人増えました!

最後の審判〈上〉 (新潮文庫)
No.260:
(8pt)

この雰囲気が好き!

ミステリーの内容も好きですが、町の人の暮らしぶりがよく伝わってきて、その点もよかったです。
殺人事件が起こって警察が解決するという手順も評価の対象となりますが
そこで暮らす人々の生活感溢れる描写があると、グッと重みが増して(現実味が増して)感動が深まりますね。

この本は結末を知りたくて早く読み終わりたいという気持ちと、終わりにしたくないという(つまりずっと読んでいたい)
そういう複雑な心境になりました。
きっと、ウィルのこともサラのこともずっと忘れないでしょうね。

サイレント 下 (ハーパーBOOKS)
カリン・スローターサイレント についてのレビュー
No.259:
(8pt)

「氷結」を読んだあとだから、言えること

「氷結」もなかなか面白いミステリーでしたが
私的にはこちらの小説の方が好きです。
といっても、「氷結」を読んだあとだから、「死者の雨」の良さがわかるのでしょう。
マイナス一ポイントは、表紙はいいのに、タイトルがいまいちだった点。
原題の「サークル」そのままじゃ、面白みに欠けるとは思いますが、「死者の~」はよくあるパターン過ぎて印象が薄く感じますよね。

テレビシリーズでは、主人公のマルタンをシャルルベルランという俳優さんが演じたそうで、早速画像を検索してみたら・・・・
ちょっとイメージ違いますね~。
こういう感じじゃなくて(如何にもフランス人が好みそうなルックスではありますが)
ヴァンサンカッセルみたいなちょっとワイルド系がいいな!

私の中ではジュリアンハルトマンは、アンソニーホプキンス!彼なら最高でしょうね!

死者の雨 上 (ハーパーBOOKS)
ベルナール・ミニエ死者の雨 についてのレビュー
No.258:
(7pt)

タイトルと表紙で損しちゃってるかな~!

タイトルと表紙を見た時は、ちょっと幻滅しちゃったんですけど
内容は面白かったです!本格的というか、ちゃんとしたミステリーになってます。
前に読んだ「白雪姫には死んでもらう」もそうですが、もう少しタイトルを考えて欲しいところです。

原題通りに「嫌な女」とか「卑しい女」じゃダメなんでしょうか?

いい感じの警察ものに仕上がっているので、シリーズとしてまた別の小説を読みたいですね。

悪女は自殺しない (創元推理文庫)
ネレ・ノイハウス悪女は自殺しない についてのレビュー
No.257:
(7pt)

この軽さがジョー!

ダルジール警視ものと違って、程よく軽くてユーモアに溢れていて面白かったです。
ダルジール警視ものは事件そのものを解決する面白さがありますが、ジョーの魅力は時々ホロリとしてしまう点と
彼の周りにいる登場人物の個性的な点でしょうか。
(まあ~個性的という点は勿論ダルジール警視ものにも共通していますが)

ジョーシリーズはこれで二作目ですが、これからももっと読みたいですね~。

誰の罪でもなく―私立探偵ジョー・シックススミス (ハヤカワ ポケット ミステリ)
レジナルド・ヒル誰の罪でもなく についてのレビュー
No.256:
(8pt)

読みにくい部分もあるけれど、全体としては高評価です!

捜査官同士の会話や事情聴取のやり取りなど、ちょっとついていけない?読みにくい(理解が難しい)部分もありましたが。全体としては面白かったです。

事件そのものもオリジナリティがあって、よくこういう犯罪小説を思いついたな~っと、感心しました。
私はハッキリいって、こういう題材が好きです。

「開かれた瞳孔」もよかったですが、こちらもお勧めです!

ハンティング 上 (ハーパーBOOKS)
カリン・スローターハンティング についてのレビュー
No.255:
(7pt)

「終わりなき道」よりも、こっちが好みかも!

ダラダラと読んだので、読み終わるまで時間がかかりました。
(数か月?)
でも、その割にはストーリーって、覚えているんですね。
普通のミステリーだと、数か月前のあらすじなんて覚えていないのに、これって不思議でした。
たぶん、ハート氏の書く小説って、それぞれが印象深いのでしょうね。

展開としては、納得できないところもありましたが、全体としてみると、よく出来ている小説だと思います。

アイアン・ハウス (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)
ジョン・ハートアイアン・ハウス についてのレビュー
No.254:
(6pt)

出だしは好調!

中盤までは面白くて(特に生活の場面が多くて、現実感にワクワクしました)
一気読みかも!と、思ったのですが、段々興味がなくなってゆき、最後は流しました!

ミステリーというよりも、大人の?殺人レッスンみたいで、ちょっと軽かったかな~。
アダルトな場面も多かったので、それもちょっと嫌でした。


真紅のマエストラ
L・S・ヒルトン真紅のマエストラ についてのレビュー
No.253:
(5pt)

暇つぶしにはいいかも!?

最初の一作目は面白かったのですが
ずっと同じような展開が続いて、飽きちゃいました!
GWのような時間がある時の暇つぶすにはいいかもですが、「本を読みたい!」欲求が強い方にはお勧めしません。
以前読んだ中山氏の本は面白かったんだけどなあ~。

作家刑事毒島
中山七里作家刑事毒島 についてのレビュー
No.252:
(7pt)

「楽園」の方ではなくこちらを先に読んでください!

いつもの私の失敗なのですが
先に「楽園」を読んでしまったため、ある程度こちらの本の予想ができました。
でも、でも!そんなこと関係ないくらい面白かったです。

とはいっても、順番通りに読むことをお勧めします。
こちらを先に読んでいたら、「楽園」がもっと楽しめたのかも!?

エデンの風貌がこちらには詳しく書かれているので、その点も魅力的でした。
一種独特の警察もの。今までにない展開で、ワクワクものでした!

邂逅 (シドニー州都警察殺人課) (創元推理文庫)
No.251:
(7pt)

なかなか読み応えがあります!

1920年代の物語。当時の歴史がわかります。
なかなか読み応えがあって、communityを知る良い機会になりました。
もっとオドロオドロしいものかという期待を良い意味で裏切って歴史を紐解く勉強になりました。

こういう生活の場面が詳しく書かれている小説って、大好きです!
食べ物や飲み物や煙草やら。
人間臭くて、私の好みです。
ただミステリーとしては、ちょっと物足りないかな。



処刑の丘
ティモ・サンドベリ処刑の丘 についてのレビュー
No.250:
(6pt)

悪くはない!でも、良くもない!

期待して読んだ割にはつまらない展開で、ちょっとがっかりでした。 
あと一冊読んでみようか、迷うところです。

人間ドラマと思って読むといいのかもしれません。
でも、やっぱり私は極上のミステリーが読みたい!


失踪者〈上〉 (創元推理文庫)
シャルロッテ・リンク失踪者 についてのレビュー
No.249:
(7pt)

そこそこ面白いです!

「完璧」とまではいかなくても、そこそこ面白いミステリーに仕上がってます。
タイトルの「完璧な家」ですが、原題の「ビハインド クローズド ドアーズ」でもよかったのではないでしょうか。
「そのドアの向こう」とか「閉ざされたドアの向こう」とか。
捻りのないタイトルにちょっとがっかりでした。

内容は先をもっともっと知りたくなるジェットコースター的展開で、あっという間に読んでしまいました。
ミステリーというよりも、心理的サイコパスでしょうか。

二冊目はまだ出てないようですが、この作者なら、絶対読みます!
完璧な家 (ハーパーBOOKS)
B・A・パリス完璧な家 についてのレビュー
No.248:
(5pt)

果たして主人公はヒロインなのか!

女性の英雄には、とても思えない感じで(ことある毎にメソメソしている)
普通なら「彼はきっと見付かるから、頑張って!」と、応援したいのに
共感できない場面が多くて、一応最後まで読みましたが、つまんない小説でした。
(それだったら、最初からパリに探しに行かなければいいのに・・・みたく、ちょっと反発も)

作者は、主人公を通して不法移民の問題点を読者に知らせたかったのだろうけど
その思惑は果たして成功しているのか!?
小説の半分は男性主人公で進めて、残りを女性主人公が引き継ぐ方が、良かったのではないかと。
フランス語が殆ど分からない女性主人公がここまで突き止められるなんて、とても現実とは思えませんでした。


海岸の女たち (創元推理文庫)