■スポンサードリンク


わたろう さんのレビュー一覧

わたろうさんのページへ

レビュー数1033

全1033件 541~560 28/52ページ

※ネタバレかもしれない感想文は閉じた状態で一覧にしています。
 閲覧する時は、『このレビューを表示する場合はここをクリック』を押してください。
No.493:
(6pt)

11の短編にそれぞれの個性がありました

11の短編にそれぞれの個性がありました。ハイスミスがこのような心理ミステリーの短編も得意だとは思いませんでした。「ヒロイン」が一番好きです。
11の物語 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
パトリシア・ハイスミス11の物語 についてのレビュー
No.492:
(7pt)

フランスで見つけた金の卵

フランスという舞台設定は結果として成功していると思いました。後半はストーリーが加速度をつけて展開されました。本多はとても人間的で好感がもてました。最後にやっとタイトルの意味がわかり「なるほど」と呟いてしまいました。藤田宜永の別作品も読んでみなくては。
ダブル・スチール (光文社文庫)
藤田宜永ダブル・スチール についてのレビュー
No.491:
(5pt)

結局何が犯罪だったのでしょう

作家本人だけが悦に入っている凡作でした。これがアメリカでミステリー界の大きな賞を獲得したのだから当時のアメリカのミステリー界がいかに貧困であったのかわかります。兄と妹のつながりも描写が希薄でした。
女刑事の死 (ハヤカワ文庫 HM (309-1))
ロス・トーマス女刑事の死 についてのレビュー
No.490:
(4pt)

訳が悪いのでしょうか

本国ではとても評価された作品だそうですが、率直に言えば散漫なミステリーでした。不必要な登場人物が多すぎます。2人の少女もとても10歳とは思えません。誰一人魅力的なキャラクターがいませんでした。内容に比べて増長でした。キャロル・オコンネルに少し失望しました。

クリスマスに少女は還る (創元推理文庫)
No.489:
(4pt)

これがピューリッツァー賞ですか

金太郎飴のような淡々とした冒険小説でした。荒廃した近未来をただ歩いていくだけの日記でした。この小説を「最高」と評価している人がいますが、どこが良いのかわかりません。映像になるとまた違うのかもしれませんが。映画「カントリー」の原作者だということで期待したのですが見事に裏切られました。
ザ・ロード (ハヤカワepi文庫)
コーマック・マッカーシーザ・ロード についてのレビュー
No.488:
(8pt)

予想外に感動しました

移民の若者たちの友情話でした。読みはじめは単なるギャングの話かと思いきや根底に流れるのは立場の異なってしまった幼馴染の友情が描かれていました。主人公のピート・カラスが良いです。違う結末も期待していましたが読後感は悪くなかったです。映画になりそうですがどうなのでしょう。
俺たちの日 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
ジョージ・P・ペレケーノス俺たちの日 についてのレビュー
No.487:
(7pt)

小さなアリバイトリックでした

学園物に得意の競馬をもってくるところに面白さを感じました。岡嶋二人は3作目の読了でしたが、これまで詰まらない作品はありません。

チョコレートゲーム 新装版 (講談社文庫)
岡嶋二人チョコレートゲーム についてのレビュー
No.486:
(6pt)

ゲテモノでしたが真剣に読んでしまいました

江戸川乱歩の短編を源流にもつような作風に感じました。「ニコチンと少年」が最も不気味でした。
独白するユニバーサル横メルカトル (光文社文庫)
No.485:
(7pt)

ネレの写真を見てファンになりそうです

最近やっとドイツのミステリーに触れることができました。やはりナチに起因する作品が多くなるのだろうなと思ってましたが、この「深い疵」もその例にもれませんでした。登場人物の人物の人間関係が複雑で後半からはゆっくりと読まなくてはなりませんでした。普通に面白かったです。別の作品も手にとります。
深い疵 (創元推理文庫)
ネレ・ノイハウス深い疵 についてのレビュー
No.484:
(3pt)

これはミステリーなのでしょうか

懐かしい映画好きには知っている人名やタイトルが出てきて興味をひかれるのでしょうが、あまりにも長いです。よくこれだけストーリーのない話を書けたものだと逆に驚きました。評価の高い本でしたが、この本を評価する人たちと友だちになりたいとは思いません。ローザックという人に魅力を感じませんでした。
フリッカー、あるいは映画の魔〈上〉 (文春文庫)
No.483:
(6pt)

アメリカではアメフトの力は強大なんですね

はじめてローザンを読みましたがミステリーというとりもヒューマンドラマのようでした。謎解きについてはそれほど興味をひかれるところはありませんでしたがアメリカの高校におけるアメフト部員がいかにもてはやされているのか勉強になりました。
冬そして夜 (創元推理文庫)
S・J・ローザン冬そして夜 についてのレビュー
No.482:
(4pt)

「死角」というほど大袈裟なものではありませんでした

冒頭で北京原人が登場したのでこれはと期待したのですがどんどん詰まらなくなりました。最後の真相もすでに興味を失っていました。江戸川乱歩賞には枚数規定があるのでしょう。駆込みの終わり方が残念でした。

蝶たちは今… 五十万年の死角―江戸川乱歩賞全集〈10〉 (講談社文庫)
伴野朗五十万年の死角 についてのレビュー
No.481:
(6pt)

最後に主人公の過去をばらされても

とてもずるい構成のミステリーでした。結局単なる復讐の話ではないですか。舞台は1800年代のアメリカとは思えない暗い雰囲気がずっと流れていて良かったのですが結末で抱いていた期待が砕かれてしまいました。エドガー・アラン・ポオの登場もそれほど効果があったとは思えませんでした。
陸軍士官学校の死 上 (創元推理文庫)
ルイス・ベイヤード陸軍士官学校の死 についてのレビュー
No.480:
(4pt)

なんとも座りの悪いミステリーでした

涙を誘おうという作者の意図が見え見えで逆に全く感動しませんでした。文章力も稚拙で展開も矛盾だらけでした。暇つぶしにはなりますが。
獅子座 (創元推理文庫)
藤雪夫,藤桂子獅子座 についてのレビュー
No.479:
(7pt)

追加された最後の数ページで救われました

作者得意の細かい描写に半ばあきらめかけていた感動が最後に待っていました。 映像化できそうな物語ですね。
川の深さは (講談社文庫)
福井晴敏川の深さは についてのレビュー
No.478: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(2pt)

C級カルトノベルでした

カバーのデザインを見てこれは自分には合わないなと予想しましたがその通りでした。何が評価されているのかわかりません。物語もクソもあったもんじゃありませんでした。大森望氏が別の作品を絶賛しているということですが、なるほどです。彼が評価する小説も映画もロクなものがありません。訳も最悪でした。
バッド・モンキーズ
マット・ラフバッド・モンキーズ についてのレビュー
No.477:
(7pt)

ラスト50ページの勝負でした

ずっと淡々とした物語が続いていましたが、とても読後感の良い結末が待っていました。主人公とアリーはその後どうなっていくのか気になりますが、おそらく何もなく忘れていくのでしょうね。

ストリート・キッズ (創元推理文庫)
ドン・ウィンズロウストリート・キッズ についてのレビュー
No.476: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

名作をやっと読むことができました

単なる戦争冒険小説では終わらないところが名作たる所以なのでしょう。最後にどんでん返しが控えていたところもエンタメ小説として満足できました。映画の印象が強かったのですがやはり原作に勝るものはありません。シュタイナ中佐が素敵でした。

鷲は舞い降りた (ハヤカワ文庫NV)
ジャック・ヒギンズ鷲は舞い降りた についてのレビュー
No.475:
(6pt)

映像化しにくいでしょうね

初めて道尾秀介の作品を読みました。心理サスペンスが得意なんでしょうか。子供が登場するミステリーにありがちなストーリーで新鮮味はありませんでした。かなりはじめの時点で犯人がわかってしまったので次の作品に期待したいと思います。
シャドウ (創元推理文庫)
道尾秀介シャドウ についてのレビュー
No.474:
(6pt)

出会い系サイトに対する社会的告発でしょうか

世の中にはいろいろな人がいてこの世界を構成しているんですよね。本当の悪人というのは一体どんな人ですかと作者が問いかけているわけですね。
悪人
吉田修一悪人 についてのレビュー