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路傍
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路傍の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.77pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全13件 1~13 1/1ページ
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思い立って、とある賞の受賞作家の作品を読み続けていました。 で、出会ったのが本作。これ、一体何なんでしょうか? 文体や描写はやたら軽いのに、描かれている内容はやたらと重い。 でも、内容の重さにもかかわらず、すんなり読めてしまう。不思議な読後感でした。 | ||||
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本書、読み始めは何気なく読み進めていく感じなのですが、連作を読み進めていくうちにいつしかハマっている自分に気づきます。 本書に随所、しゃれた名言が出てきます。ちょっと抜き出してみました。 主人公「俺」の名言。 「本当に欲しいものは、たいてい手に入らない。たいして欲しくないけど、あってもべつに差し支えないもので人生はできている」 「人生はいつだって、絶対に開かないとわかっているパラシュートにしがみついているようなものだ。無理に開くと思い込まなければ、とてもじゃないが最後まで歩きとおせやしない。目が覚めるのは地面に激突したときだけで、その瞬間、天国いきの船に乗っている」 「人生はタクシーに乗っているようなもので、ぜんぜん進まなくたって金だけはかかる。ただじっと座っているだけで、一分一秒ごとにメーターはどんどん跳ね上がっていく。30歳が近づいてきたら、カチ、カチ、カチという音がはっきり聞こえるようになる」 「わたしを漢字一文字で言うと何」と聞いてくるソープランドの女性「花」の名言 「この世の中、だれかの絶望はいつだってだれかの希望なの。でもたまにはみんなが幸せになれる瞬間だってあるんだよ」 「誠実っていうのはね、ひとりじゃなれないんだよ」 俺の連れ「喜彦」の名言。 「猿が人になったのはな、絶望したからだ」 | ||||
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タイトルは別の著者の作品の、好きな言葉ですが、この作品を読んでいるとそんな気持ちに。 ドラックだのソープだの新興宗教だの、密輸だの、なかなかダークな素材を扱いながら、ロックでどこかカラッと明るく、、チンピラでもヤクザでもない二人の、大いなる無為な生活を綴った連作短編です(巻末の馳星周さんの解説はさすがにうまい、この作品が好きだろうなあ、というのもわかる)。読んでて陰惨で陰険な感じがしないのがいいです。 著者のイッツオンリーロックンロール、ジョニーザラビットを読みましたが、私はこれが一番好きです。 | ||||
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説明通りで、配達もちゃんと予定通りに来ました。 良かったですよ。 | ||||
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久しぶりにこうういったアウトローな小説を読みましが、結構好きです。 歯切れの良い文体で、テンポよくリズミカルに話が進んで天才的な感じすらします。 すごいです。 ただ、内容は飛躍したり場面が急転したりで、一瞬分からなくなる場面も少なくありませんでした。 好みは分かれるかもしれませんが、一読の価値ありです。 | ||||
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・・・したらウケそうな話。 まる読みって、「。 」まで来たら交代で読むアレね。 ちょっと頭の刺激がほしい時の気分転換にぴったりといえる。 「池●ウエストゲートパーク」が好きで読んでるけれど、それよりも文章全体がエグい。 系統は似ているが、似て非なる物。 表現が露骨というべきか。 社会風刺的な側面はそれよりも薄いと思われる。 ただもっと大きな物、誰でもうすうすは感じているであろう人生への虚無感を、 2人の男を使って見事に露呈した作品ともいえる。 一般人と視点は違えど、いや違うからこそ新たな発見もあり、そこに何らかの共通項を見いだせるはず。 | ||||
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直木賞という鳴り物入りであったが、面白くなかった。 直木賞の作品は読んでいませんが。 | ||||
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直木賞を受賞した東山氏の作品ということで、かなりの期待感を持って読み始めた。 予想に反してバリバリのアウトロー小説(笑)。 短編連載ものだったため、通勤電車で読むには最適だと思っていたが、この主人公のアウトロー振りが読み応えがあり、短編にも関わらず一気読みしてしまった。 全体的に非常に面白い作品であったが一点だけ違和感を持ったのは、無教養なチンピラっぽい主人公が時にかなり的を得た哲学的な発言をする場面が何度かあること(この点は、巻末の解説で馳星周氏も同様の指摘をしていた)。 他の作品も読んでみたくなる作家である。 | ||||
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同じ28の無職って事もあり、しかも東山さんではないかって思い読み始め。はい、げんなりしました。。ただバーで飲んでる所は気に入り。もち、ダブルのジャックダニエルとビールで決まりっしょ! | ||||
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この本は短編集と言う事もあって購入を見送っていたのですが、読んでみるとプチ長編とでも言うか なんというか。 とにかく東山ならではの言い回し、世界観、純粋な欲望がミックスされて一気に読破間違いなしです。 ストーリーについては本を読んで頂くと言う事で細かくは書きませんが、それぞれのキャラクターの持ち味が 良く出た作品だと思います。 まだ読まれて無い方は一読の価値ありです。 小生は何度も読み返しています! | ||||
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非常にリアリティがなく、活字漫画という印象。ストーリーもむちゃくちゃ。無知な若者に悪影響をきたすような本。 現状の法治国家では、絶対にありえない話。 | ||||
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連続短編小説でサクサク感あり。しかしサクッと爽快ではなく掃き溜めの話で痛快と人生の痛痒。なるほど面白い。 イカれた二人の物語、どこかロック?というかパンクな二人。 喜彦一人でも十分な世界だが、やはり靖がコーラスで、ほんで矢野がメインヴォーカル。パンクよりブルースなのか? 書いてて面倒くさくなったから、とりあえず飲みいこうぜ。 | ||||
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今までの東山彰良の作品の中で、1番殺伐としている小説。もちろん、いつもの笑いの要素もふんだんに盛り込まれているが、人生に追い詰められた30近い男達の絶望的な、だが儚い希望のある青春群像だろうか。連続短編集だが一気に読みきるにはいい分量。 | ||||
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