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トッカン 特別国税徴収官
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トッカン 特別国税徴収官の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.94pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全64件 21~40 2/4ページ
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思った以上に痛快な小説であった。 主人公が入社3年目の若手女子で、この女子が果てしなく鈍臭いのが良かった。この部下の上司が実に厳しい人で、一切の容赦がない。この上司が適度に登場し、物語にメリハリを付けている。主人公女子と切れ者上司のやり取りが面白く、次の展開に楽しみを残しつつ物語は進む。主人公女子が失敗を重ねる度に徴収官としての自覚が強くなり、行動の質が高まるといった主人公の成長小説と言える。 もう一方で、税金の表裏両面を眺めることができるのもこの小説の醍醐味である。 ・日本で一番多くの被害者を出す罪は、脱税である ・国税に与えられる権利は警察を超える強権である 日常的に税金と何かしら関与しているにも関わらず、上記のことははっきりとは知らなかった。税金のことについてもこんなにもわかりやすく理解できる小説は珍しい。ややもすると税法や税務署の裏側を長々と説明する小説が多い中で、徴収官が主人公でありながら、法律や決まり事の話はほんのわずかしか出てこないのも多くの読者に受け入れられるだろう。ほんのわずかだからこそ逆によく理解できる。だからといって著者が税の世界を浅くしか見ていないということは一切ないはずだ。むしろ時間をかけた面密な取材がなければこれほど一般人に響く小説には成り得ない。こういう仕事が世の中の役に立つ仕事というのだろう。 現在の仕事が自分に向いているかどうかもよくわからないのに、昨日も今日も理不尽なことばかり。それでもその仕事を精一杯していくしかないと気づかされる。結局こんな単純なことでしか自分自身を強くすることはできないと愚直に教えてくれる小説である。 | ||||
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ライトノベル、という分野とのことですが、読みごたえあり、国税徴収官の仕事の勉強にもなり、人物の特徴が分かりやすく一気に読みました。ちょっとラブコメあり、今どきの働く女性の気持ちに沿ったところもあり、思わずうるっとくるところもあります。2巻、3巻も読み進めたくなりました。 | ||||
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滞納者からクレームやら脅しやら日常茶飯事で疲弊していました。 自分の仕事の意義を見出した気がしま | ||||
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特別国税徴収官の仕事をしているぐー子の活躍を描くシリーズ第1弾。 上司・同僚と対立しながらも、徐々に成長を遂げ、 自分の仕事への生き甲斐を見つけていく。 随所に張り巡らされた伏線も最後に集約。 読者の期待通りの終わり方になり、良い気持ちで読了できる。 ボリュームも手頃な良作小説になっている。 相手の立場に立って物事を考える必要性を、改めて感じた。 | ||||
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高殿円さんによる国税に関しての小説。 高殿さんはライトノベルを中心に40冊以上も作品を出しているらしい。 普段読まないライトノベルの出版の早さに驚いた・・ 本作はライトとか関係なく完成度の高い作品として仕上がっている。 鏡特管の元に鈴宮深樹(新人3年目)の奮闘ぶりが伝わってくる。 脱税したお金をどこに隠しているのか分からない喫茶店。 手強い銀座のママ・・ 滞納を続けざる得ない工場の夫婦・・ 後半になぜこの仕事で必死になって頑張るのか・・ 公務員だから安定しているからというありきたり以外の働く理由を 取り戻し成長する主人公の姿に感動できる。 主人公の心の声に共感し感情移入出来るからこそこれだけ面白く 本書は読めるのだろう。 日本の労働者の大半はサラリーマンで税金は天引きが中心になる。 だからちょっと税務署と言っても縁遠いものかもしれない。 しかし、徴収官といういわゆるマルサとは違うけれども地味だけど重要な仕事を こなしている人達がいることを忘れてはならないだろう。 唯一気になった点は登場人物の名前で一見なんと読むのか分からない事が 多かった気がしたこと。そのまま読めない名前ならよみがなを全てにつけておいて 欲しかった。最初だけしか読みがついてないと後々読み返したりしなくては ならないので面倒だ。 | ||||
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満足しています。 本もきれいでよかったです。 思っていたより若干到着まで時間がかかった ような気がしました。 | ||||
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トッカンはもう少し上の年代の設定のほうが、現実的な感じがします。 | ||||
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もう新しくもない小説のようで、とっくにドラマにもなっていたようですが、恥ずかしながら全く知りませんでした。 知り合いに勧められて読んだのですが、本職の方々の間でもわりとリアリティがあるとの評判だそうで、勉強にもなるかなと。 映画の「マルサの女」シリーズで、税務調査や査察のことはいくばくかは知っていても、徴収のことって、自分で商売をやってでもいないと、ほとんど分かりませんものね。 ストーリーも面白かったです。ハヤカワでミステリーとしてカテゴライズされていますが、いわゆるミステリーとは違うものの、最初はわからなかった登場人物の過去が徐々にうまいぐあいに明らかにされ、話の本筋につながっていくというストーリーテリングは、さすが売れた小説だなと思いました。 しかし何より、「鏡特官」のプロフェッショナリズムや、主人公「ぐー子」の職務上の苦悩が、パターナリズムに陥ることなくとても丁寧に描かれ、かつ我が事のように感じられたという点が良かったと思います。 ネタバレするのであまり書けませんが、なーんか過去にあったらしい鏡特官と、安定を求めて国税専門官になったぐー子が、国税徴収ならではの職務上の問題意識とそれぞれに直面していて、また社会の中における役割についての二人の考えがとても良く分かる形で表現されています。 そしてその問題意識は決して国税徴収という職業に限られるものではなく、特に公務員にあてはまりやすいかもしれませんが、他のいろんな職業においても根本的には同様の意識や悩みはもつものではないかと思いました。 そういう意味で、本書は仕事や自分の社会の中での役割について考えている学生さんや若い人たちにお勧めです。若くない社会人が読んでも、たまには自分の仕事の基本に立ち返るきっかけになるかもしれません。 しかしそれにしても若い女性の小説家って、どうしてもラブコメ的要素を入れてしまうのですね。。。なのでラブコメ苦手な私としては大変満足した割にはホシ4つです。 | ||||
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ちょっとテレビと違うところがあって、その辺も楽しめましたよ。 | ||||
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シリーズ1作目。 ドラマかもされたシリーズの第1作目。読んだタイミングとしては、ドラマ化されるちょっと前、文庫化された直後くらい。国税庁、あるいは税務署の区別や仕事の内容などほとんど知らなかったので、イマイチ手を出しづらい所もあったが、作者が『銃姫』の高殿円ということで、その辺りを頼りに読んだ感じだ。 徴収官の仕事がどんなもので、どんな風に行われているのかという点でも興味深いし、また、中で働いている人と外側にいる人との認識のギャップという点も色々と考えさせられる所もあった。この、よくわからないものに対する恐怖感、というのは多分他の分野でも通ずる話で、そういう意味では、確定申告の時期に税についてのキャンペーンをしたり、選挙前に投票を呼びかけるキャンペーンをしたりするよりも、こうして中の様子が見えるようになる、というのは非常に効果的だと思う。その点、今回のドラマ化というのは、それだけでも成功、といえるのではないかと思う。 また、本書の場合は、この黄色い表紙と、ちょっと間の抜けたようなイラストというのも非常にマッチしていると思う。 | ||||
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自分の仕事に誇りを持てず、 あまつまさえ自分の人格まで否定して '自分は何も持っていない人間だ’と卑下する主人公が 上司の命令で仕事に揉まれてゆくうちに自答を見つける、というストーリー。 倒れても倒れても這いつくばって、必ず起き上がる主人公に気付かされます。 尚、テレビドラマではこの主人公役を井上真央さんが演じていらっしゃいました。 本書を読んでいて、原作を忠実に再現されていたのだと思いました。 又、ドラマでは語られなかった、 鏡トッカンの過去なども本書には書かれており、 一度ストーリーを知っている者でも大変楽しめた一冊です。 国税庁の話も面白く、税金の徴収人の在り方なども描かれています。 何より、ドラマでは無かったツンデレ具合がたまりませんでした(笑) | ||||
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出版の流れ逆ですが…TV→コミック→文庫本のトッカンです。 読み終わるのが、何だか勿体無い感じで今、ラストを楽しんでいる所です♪ | ||||
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この本をもとに、ドラマが忠実に再現されていたのだなぁ~。 ドラマを見ていたゆえの読書の面白さは感じましたが、先が読めてしまったので☆4つ。 井上真央ファンは、きっと妄想がふくらみます。 | ||||
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税務署が舞台の娯楽小説ですが、人情味溢れる、読むとつい涙が出てきてしまう、静かだけどアツいお話です。 ぐー子が一生懸命で、お金に苦しむ人やお金に殺されかける人たちと、立場が違うなりの関わりかたを思考錯誤で進めて行く…それがとてもエネルギッシュですがすがしいです…。 「職業に貴賎はない」とタテマエでは言いますが、人気がある仕事・カッコ良くてうらやましい仕事・人から感謝される仕事がある限り、人気のない仕事・カッコ悪くてやりたくない仕事・人から嫌がられる仕事というアンチテーゼは存在するということでしょう。 だけど働くことに関わるすべてが「仕事」であるかぎり、どんな感情が湧く「仕事」でも、それがなければ社会は回らないわけで、 どんな仕事にも(非常に少ないかもしれないけど)カッコいい瞬間や感謝されることがあるかもしれない。自分が今やっている仕事だって、人が抱く不満は自分の態度にあるのかもしれないし、その仕事の意義について自分でもっと見つけられるのかもしれない。 明日からまた元気に働くぞー、という気持ちになれます。 脱税という行為を憎み人を憎まず、という作者の姿勢にも共感が持てます。 お金を嫌悪するわけでもなく、お説教の本でもないし、かといって脱税者を礼賛するようなアングラチックなところもありません。 人間は弱く間違える。だけどまた頑張れる…とても読後感が爽やかです。 | ||||
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個人読書履歴。一般文学通算400作品目の読書完。2012/07/20 | ||||
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最初にぬか漬けを投げつけられるシーンを立ち読みして、そのまま買ってしまいました。つかみが上手です。また、ラノベ作家さんであるだけに?、文章が読みやすく、肩が凝らずにぐいぐい進みます。 この小説を読む限り、ぐー子ちゃんのお仕事は、はっきり言って「安定がほしいから公務員」というだけでは絶対に続かないはずですし、苦労知らずの公務員の座にぬくぬくと居座りやがって!みたいに責められるような楽な仕事でもないはずですが……「責めるアナタ、それなら試しにやってみればいいじゃありませんか。三日でネをあげますよきっと」などと、作中人物に突っ込んでしまいました。 でも、ぐー子の頑張り具合が、爽やかです。 ぐー子と親の確執や、シリーズ一冊目の核となる振袖に込められた思いについては、もちろん活字に向く要素なので、ドラマより本書のほうがじっくり味わえます。 ドラマも見ておりますが、ドラマは別の作品として楽しいです。 小説は、後半、ぐー子がボロボロに凹むあたりから、ちょっと「かったるいな」と思う話の運びもありました。 でも、読み終わってみればすっきり爽やかで、なんとなく「明日も頑張ろうっと」なんて元気になってしまう一冊です。 ……なのに、文庫化を待たずに二作目以降を買う気には、いまだなれず。(いや、一作目、面白かったんですよ。面白かったんですけどね。千数百円出して読みたいかって言うとね……ゴホン) 頭を使わず、ちょっとドキドキして、ちょっと泣いて、読後にすっきりしたい人には、お薦めです。 | ||||
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トッカンがドラマ化されるということを知って、慌てて本書を購入し、一気に読み終えました。 理由は、ドラマ化されるくらいの原作なのだから、ハズレはないはずだと…。(安易な理由です!) ドラマでは、ぐー子と鏡トッカンを、井上真央さんと北村有起哉さんが演じておりますが、原作のイメージを壊すことなく、それでいて、いい意味で脚色もされていて、大変好感が持てました。また、ぐー子の口癖である「ぐっ」を井上真央さんが、どのように表現されるのかが、とても楽しみでしたが、まさに原作のイメージ通りでしたし、北村有起哉さんのしぶい演技と声質も、鏡トッカンのイメージにドンピシャで、水10ドラマには、大変満足しています。 さて、本書ですが、ぐー子が鏡トッカンにしごかれながらも少しずつ成長していく過程も見所ですが、徴収する国税側の人間にだけ焦点を当てるのではなく、納税する側の立場の人間にも、さまざまな人間模様があり、ドラマがある、というところを丁寧に紡ぎ出されていたのが、とても印象的で良かったと思います。また、ぐー子だけでなく、鏡トッカンにも暗い過去があるのではないか?!と連想させる箇所を随所に伏線を敷きつつ、読者側に推測させようとしていた著者の意図も、なかなか読みごたえがありました。 ドラマを毎週、見られている方には、是非、脚色されたドラマの演出と、活字で表現された原作との、いい意味における“違い”を大いに楽しんで頂けたらいいなと思います。もちろん、ドラマを視聴されていない方にも、是非、お勧めの一冊です!! | ||||
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税務署の徴収官の話ですが、個性的なキャラクターと税金を納めない滞納者との戦い、また徴収官個人の人物像に隠されたエピソードなどが絡まって、大変面白いストーリーとなっています。あっという間に読み終えてしまいました。たしかに、意外と知られていないのが、税務署(お役所の税務課等)の職員に与えられている徴収吏員の権限。国税徴収法に基づき、個人の判断で差し押さえができる強権は、裁判所の許可がないと逮捕できない警察の権限と比較すると遥かに凌ぐ権力。だから税務署等を甘く見て、差し押さえ等により痛い目に会う人が後を絶たないのだと思う。にしても、本書の最後に、主人公が執行停止を涙を持って説明しているけど、税大学校まで出て、徴収を専門にしている者にとって、執行停止は知っていて当然のことだと思うのだが、気付かなかったって・・・。(っていうか強制執行と常に表裏一体なものでは?)ちょっと詰めが甘い話だったかも(笑)個人的な満足度は、100点満点中70点ってところです。引き続き続編が読みたいです。(^ー^) | ||||
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上手くない文章と、図書館戦争に似たような人物設定に、読み始めるなり不安だったが、中盤以降は面白くなった。 悪質な税滞納者を相手にする徴収官が主人公達の職業。熱血新米部下と冷たいエリート上司のコンビというのは月並みだが、単純に滞納金を払わせて解決とはせず、税金の意味について考えさせるところが良かった。 無知・思慮不足から来る傲慢、自己満足の正義感を振りかざすヒロインが好きになれないのは、過去の自分を見てるからか? | ||||
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何気なく本屋さんで見つけ購入しました。 しばらく放置しており、時間があいたので読んでみたらとても面白い! 電車の中で読んでる途中に思わず笑みが。。 とてもお勧めです。2冊目も面白かったです。 | ||||
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