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いつか響く足音
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いつか響く足音の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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かつては理想郷、今となっては古臭いだけのこの団地。借金まみれのキャバ嬢に、息子夫婦から絶縁された老女。猫に執着するカメラマンや、多額の保険金を手にした未亡人。みんな孤独で、寂しくて。どこで道を間違ったのだろう? あの甘やかで、温かな場所に帰りたい――。それでも他人同士が肩寄せ合うこの空間は、なぜだかとても心安らぐ。「共に生きる」意味を問う、感涙の連作小説集。 | ||||
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私も子供の頃、この本に出てくるような郊外の団地で育った ので興味深く読みました。 本書に登場する人物にはそれぞれのドラマがあるのですが、 様々なシチュエーションで不幸ネタである離婚、病死、自殺、 殺人等が頻繁に登場し過ぎなのが逆にリアル感をなくしていると 感じます。 また、これからの団地は高齢者や独り者の孤独死の現場に なりやすいのは事実で、エンディングにあるような集合住宅的 なコミュニティー要素を持つことが必要だと思います。 団地に住む住人同士の繋がり、暖かさ、郷愁などは感じま したが、孤独感は拭えず、個人的には読後感はあまり良くな かったです。 | ||||
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時代から置き去りにされたような古い団地が舞台。 人には言いにくい秘密を抱え、孤独に生きる人々の触れ合いを描く連作短編集です。 寂しいから誰かとつながっていたくて、時には集まってささやかなパーティを開いたりはするけど、 本当に誰かの話に耳を傾けて真剣に向き合っているわけではない。 ただ孤独を埋め会っているだけに思えたこの人たちにこんなに心温まるラストが待っていたとは! 暗い話になるのかなと思いきや、意外な方向へ進んでいった構成が素晴らしかったです。 「同居の家族・・・いっぱい」 まだ心からつながっているわけではない、でもつかず離れずな関係だから心地よい。 彼らはこれからどんどん良い方向へ進んでいくのでしょね。 もっともっと本当の家族へ・・・。 | ||||
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