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凍りのくじら
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凍りのくじらの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.72pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全111件 41~60 3/6ページ
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◎前半1/3位まで、面白み無しなく、だるい展開。 ◎終いの方に近づいて来て、不法投棄現場の冷蔵庫の 辺りから麓までの間の流れに、強い"既視感”あり。 初めて開いたページなのに。 この作家さん、この1月下旬まで知らなかった=コレまで読んだことが無かった 筈なのに。Sukoshi・ふしぎ(かなりの・既視感)。 何か映像作品化され事が、以前あったのだろうか?(もしかしたらソレを観たのか?) この辺りから仕舞いに掛けて、断然感動した。 ◎理帆子と別所あきらの個性がとても大人(すぎる)。 彼女らは高校生の設定だが、思考、認識、会話内容が全く高校生レベルの 内容じゃない。随分大人びている感じに、少し・違和感。(何故かは、読後に解るが・・・) この作品の読後に、何かに似ていると考えていたら、感動(ファンタジー)作品の、 アメリカ映画【セイフ ヘイヴン】2013年 が、仕掛け要素がとても似ていた。 【セイフヘブン】はニコラス・スパークスによる原作があるらしいが、 この仕掛けの類似性に、Sukosi・ふしぎ。 | ||||
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10年ほど前に購入してからずっと愛読している本です。辻村さんの本は等身大だけど独特な世界観で、歳を重ねるごとに登場人物の色んな気持ちに気付けるようになるなと感じます! | ||||
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忙しい日々にひと段落がつき、少しの暇を持て余した時にふと本を読もうと思った。作者の本を今までに読んだことがあるわけでもなく、ただネットでいろいろと検索しているうちに出て来たこの本に興味を注がれた。学術書ではない小説を読むなんて久しぶりだった。ただただ読み始めから引き込まれて一気に読み干してしまった。作者はなにを感じながら何を読者に伝えるために書いたのだろうか。とても共鳴できる本であった。またもう一度読み返したい。この本にはきっと一度では味わえない深さがある。 | ||||
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辻村深月さんを読むのは2冊目ですが、すごくおもしろかったです。高校生の女の子が主役なんで、おじさん(当方)には入ってこないかな?と心配だったのですが、心配ご無用読み易く共感するとこもあってすごくおもしろかったです。お気に入りの作家さんがひとり増えました! | ||||
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おそらくこの話は記憶が新しいうちに2回目を読まないと完結しない気がします。 初めの読後感は主人公の個性の好き嫌いや終盤の驚く展開に左右されて、好みが分かれると思います。 2回目読み終わった時に、初めてこの物語の素晴らしさが伝わる。そういうお話だと感じました。 私は好きです。お勧めします。でもこれを読む前に「ぼくのメジャースプーン」を読んでおく方がより楽しめるでしょう。そして、メジャースプーンより前には絶対に「放課後の名前探し」を読まないように! ここは順番を間違えないことですね! | ||||
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辻村深月作品への導入として薦められている作品。ただ、どうだろうか、正直この作品を辻村深月作品への導入として読むことはお薦めしない。内容、衝撃展開ともに辻村深月作品が好きな人向け。これよりはスローハイツ、鏡の孤城のどちらかから読み始めるべき。 内容はとても暖かく、ただ所々狂っており、物語通して飽きる部分がない。ドラえもんが全編通じて出てくるあたりが物語を温かいものとしている。 | ||||
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自分の性格があまり良くないと思っていながらもそれを変えることができない自分。 ダメな人と思いつつもその人と付き合い最終的にトラブルに巻き込まれますが、それをきっかけに一歩前進する。 色々な人間関係を経て成長していく理帆子の姿が見ていて面白かった。 特に別所には好感がすごく持てた。 自分のことをフラットに受け止めてくれて、幼稚なことが好きといってもバカにせず、自然と話についていってくれる。 そんな感じでこの人なら自然を出せるといった人を大切にしないとなぁと思いました。 | ||||
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ラジオで紹介されていたので買ってみました 主人公の心の声がうざいという意見がありますが僕的にはそんなことは無いです 因みに主人公は女子高生です この本にはドラえもんのひみつ道具が出てきますがドラえもんはのび太のことを信用しているので最後道具を渡せたのだと僕は思います この固い絆というか信用というかがないとこの物語は成り立たないと思います しんみりとしたお話です是非読んでみて下さい | ||||
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主人公の心の声が不愉快であるという意見には同感。楽しい時間を一緒に過ごしたはずの友達がこんな風に「少し不在」だったら、裏切られた気持ちになるだろう。でも彼女の達観ぶった傲慢とそれに伴う孤立感は、身に覚えがある人も多いのではないだろうか。この小説はきっとそういう人達のために執筆されたんだと思う。閉じ込められたくじらに寄り添うために。溶けた氷の向こう側の暖かな世界を夢見ながら。 | ||||
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「驚いた、すごい、あの子、すごいよ」 郁也のピアノを聴いた理帆子がそう言ったけれど、この本を読み終え感想を求められたときの私の答えがまさにこれでした。「驚いた、この本、すごいよ」 理帆子も言っているけれど、自分の語彙の乏しさに絶望的になります。でも、本当にそれしか言えませんでした。 「スロウハイツの神様」を読んで、一気に辻村深月さんのファンになりました。その中に登場していた芦沢光さんの物語だったので、本当にわくわくして読みました。(光と書いて「あきら」と読む知人がいます!)理帆子の性格、特に若尾に対する態度や思いに「それはないだろ」と悶々とした思いを抱きつつ読み進めましたが、郁也に出会って以降、クライマックスに向けて怒涛の展開。これこれ、これこそ辻村さん。最後はやっぱり泣いてしまいました。 幸せな気持ちで本を閉じられることの幸せを、改めて感じています。 「 私たちは物語と共に生きてゆく。」 解説の瀬名秀明さんが書いていました。まさに私達は、辻村深月さんの本と共に生きていると思います。「これまで読んできたたくさんの物語が、自分の身体の中で歌っていることに気づく。・・・私たちが物語で育ってきたこと、なによりそのことが読みながら嬉しくなってくる。」 その通りです。 「ぼくのメジャースプーン」既読だったので、病院に通うふみちゃんが出てきたことと、ピアノ発表会でふみちゃんの前に弾いたのが郁也だったことが繋がり、嬉しくなりました。辻村さん作品を読む楽しみは格別です。 | ||||
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本書も他の作品とリンクしています。 「ぼくのメジャースプーン」のふみちゃんに「名前探しの放課後」の郁也も登場します。 郁也が主で、ふみちゃんはチラッとですが。 この「凍りのくじら」は、メジャースプーンや名前探しの放課後の前に読んでもいいかと思います。私の様に、メジャースプーンや名前探しの放課後の後に読んでも、リンクとしての話は勿論繋がりますし、郁也の事もよく知れます。 本書はあらすじに「ドラえもん」が出てきて、楽しく軽い内容なのかな?と思いながら読みました。が、読み進めると、軽いどころか少し暗い?内に秘めた人間の内心・本性など、結構真剣な気持ちで読めました。好みが別れる内容かも知れませんが、私は読んで良かったと思いました。辻村さんらしい、と言った感じでした。 人間の心理・内心・本心など、現実と地続きな内容が好きな方には、お薦めだと思います。 若尾の様に、頭の中の理想や口では大きい事を考えても、実際の行動等が伴わない生活や生き方を送ってしまっている人は、実際の世の中、結構存在するんじゃないかと感じました。ただ、エスカレートしすぎると怖いものですね。よくテレビなどで見聞きする事件の犯人等を思い出す感じです。 別所がまさか「お父さん」だったとは……。 やや暗めの内容ですが、多恵の登場は場を明るくしてくれました。とても良いキャラだと感じ、現実に多恵の様な人に巡り会ってみたいと思いました。郁也は多恵に育てられた事・理帆子と出会えた事で、大人になった時(エピローグ)いい青年になれたのだと感じました。 本書→ぼくのメジャースプーン→名前探しの放課後→スロウハイツの神様の順番で読むのもいいと思います。私の次はスロウハイツの神様です。辻村さんの作品は、登場人物のリンクが多いので、そこがまた楽しめる要因でもありますし、どんどん色んな作品を読もう!という気分になります。リンク作品を読了したら、個別の作品も読んでいきたいと思います。 | ||||
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本を読み終わり寝る頃になっても物語の中にいるような感覚でした。 特に写真集に出てくるお母さんが撮った写真の描写が脳裏に強く残っていました。 あの写真集があるなら手元に置いておきたいな。 | ||||
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ドラえもんを知っている人なら この本はきっと楽しい ドラえもんを好きな人なら この本はきっとうれしい このお話には罠が仕掛けられている。伏線という名の罠。でもそうと知っていたとしてもやはりあなたは罠にかかる。それはもう見事に、落とし穴の真ん中に落ちるがごとく。すぽっ!と。 主人公は芹沢理帆子。この子を私は好きになれなかったが家庭環境の不安定さが影響しているのではと思う。可哀想に。 若尾が嫌な奴なのに妙にリアルで笑ってしまった。男とは小心でプライドの高い生き物。それを上手にコントロールできるようになったら大人、と言うのだよ若尾くん。ふふん。 理帆子のお母さんの事も、私は好きなれなかったのだけど、お父さんよりは断然責任感あってリアリストで{お父さんはロマンチストだった}大人。理帆子の為に生きてた。 ドラえもんはいない。でも四次元ポケットが無くてもできる事はある。 会いに行くとか、弱音を吐くとか、大事に思う事とか。 籠の鳥は放たれた。テキオウ灯を浴びた女の子はテキオウした。良いお話だった。 そして2回目に読むときは、もっと良いお話になる。本当だよ。やくそくする。 お勧めの本です | ||||
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最後まで読むべき。の一言に尽きます。 最後まで読んで気に入らない場合は合わなかったということでしょうが、途中でやめてはいけない本だと思いました。 主人公と元彼のシーンがどうしても読むのが苦しかったのですが、最後の方、主人公の親には泣かされました。 大切なことを気付かされた気がします。 きっと私の人生で大切な本になると思います。 | ||||
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辻村深月さんの本はこれで6冊目です。 色々意見があるようですが、私には辻村深月さんが描く人間の個性を生々しく感じます。 本当は心の根っこの方でこんなこと考えてるんじゃないかな…とか、自分もそうかもしれないとか。 主人公の理帆子も周りを見下したように生きているけど、それは終盤ででてきたように「誰かと繋がりたい」という強い気持ちの裏返しなんだろうなと思います。 いつもラストにどんでん返しがあるので気にしていましたが、若尾のことだと思っていたので油断しました。 色々矛盾はあるかもしれないけど、「テキオー灯」のくだりがすごく良かったです。 | ||||
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レビューでは批判のよ声も多くあるようですが私は面白く読むことができました。 確かに序盤では頭の良い設定の理帆子の行動が、一般的な女子高生となんら変わらないものであったことに関してや、若尾との不快なやりとりからは理帆子からあまり知性というものを感じることができず、矛盾感を覚えました。 たくさんの書籍を読み込まれた方からすれば、こういった設定の甘い部分などに違和感を感じるのではないでしょうか。 でも、それもすべてがSF(スコシフシギ)の要素だと解釈すると丸く収まってしまう。とても歯切れの良い終わり方には感服しました。 読んだ後の余韻も心地良かったです。 ミステリーやSF(サイエンスフィクション)だと思って読む方には物足りない感があると思います。 あくまでもこの小説はちょっとしたファンタジー小説、またはSF(スコシフシギ)な小説と思って読んでいただければ楽しく読めると思います。 | ||||
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私は主人公に共感しっぱなしだった。 どこか当事者になれず普通の事ができない。年齢のわりに達観している主人公は自分の個性に優越感とともに劣等感を抱えているのではないだろうか。 そんな姿がまさに今の自分と重なり、最後のテキーオ灯のくだりで私は号泣した。 最後の最後で主人公が自分の個性を認められるような強さを後ろから支えるような形で後押しする姿はまさに親子愛だ。 そして、主人公が他人の個性に「S・F(スコシ・ナントカ)」で名前をつけるという斬新な遊びは、素直におもしろかった。 そんな私の個性は、S・F(スコシ・不純)だ。(笑) | ||||
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最終章で一気にパズルのピースが嵌っていくような伏線が張られて読了の達成感が気持ち良かった。 | ||||
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人を馬鹿にして頭の良さを誇る反面、正面から無防備にふれあってる人たちへの劣等感を抱いた思春期に共感しまくってた私は少数派なんですね。 確かに高校時代は話が通じる感じが無かった。恋愛やTVやファッションになんでそんなにエネルギーを注げるのか不明だったし。そうか・・・数が少ないから孤独だったのは仕方ない事なのか・・・。ちなみに愛情表現が苦手でクールな母親も共通でした。 (以下ネタバレ) ただ、あきら君は最初から「だれかに似てる」とくらっとめまいがする感じで、もう分かるじゃないですか。物を食べないし、物を触らないし、でも理不尽さに気付けない夢の中の様な感覚。ヒント多すぎ・・・それともこれ読者へ優越感を与えるためのサービスなんでしょうか。 ジャンルはミステリーじゃなくてSFだけどデビュー作からしてそうだし、東野さんも「時雄」書いてるので、そこは特にこだわりは無く読めました。 それでもラストの写真集はちょっとありえない感じで興ざめですが作品的には必要なのかな?。 あと皆言うように前半4分の1ぐらいが実につまらない。唯一、月子たちが買った写真は理帆子の撮ったものなんだろうなと思えたのが和めました。 | ||||
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辻村深月作品は私にとっては【少し長い】。長いけれど、どっぷり物語に嵌る。 ドラえもんは殆ど見ずに育ってしまったので他の方より道具に対するワクワクは無いとは思うのだけれど、それでも十分楽しめました。 若尾のその後が心配ですが、ハッビーエンドだと信じたい。 とっても、素敵なSF小説です。 | ||||
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