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Kの日々
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Kの日々の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.87pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全23件 1~20 1/2ページ
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最後まで飽きずに読めた。結末はゆるいし登場人物がやたらしゃべりすぎなんだけど、なんとなく面白くて2週間かけて楽しく読めた。木とカズオと丸山を中心にストーリーをもっと進めて続編つくってほしいな。涙は拭くなでは2作目で主人公がグレードアップししちゃってイマイチだったが、木とカズオと丸山はもっとうまく進められそうだけどな。 | ||||
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エンタメ小説ゆえ、どうでもいいっちゃどうでもいい事ですが冒頭の数ページでストーリーが底割れ。 暴力団組長誘拐の絵図を画いたのは組長の息子であろうし、実行犯の李の白骨死体は別人かも、と容易に推測できるプロット。 黒川博行氏の作品に構成は似ていても中身は段違い。探偵に対する腐れ刑事や極道のやりとりはまだるっこしくヒリヒリした緊迫感もなし。 敢えて言えば「K」も全体を生ぬるくするだけで邪魔。どうでもよい付け足し感が芬々で大沢在昌作品としては駄作。 己の都合と金がすべてに優先する中国人のメンタリティの片鱗が描かれている事が唯一の救いです。 | ||||
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面白いです | ||||
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日本の裏社会のハードボイルドミステリーである。 大沢作品は割と好みだが、ここのところ空海脳になっているわが身にとっては、落差を持て余しつつ読んだ。 それでも、読み続けられた理由は何かと思っていたら、最後の解説に、答えの示唆があった。 それは、大沢作品には廉恥があるのだという。 破廉恥の反対の廉恥。 心清らかで恥ずべきことを知っていることである。 そうかもしれない。 と思ったのである。 | ||||
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元刑事の木(モク)。探偵屋稼業に身を窶す。 暴力団、死体処理者、ヤバそうな刑事と付き合う。 その周りに、中国人と北朝鮮人。 ポジションが、ちょっと悪いな。 そのために、物語のスケールがちっちゃくなってしまう。 組長を8000万円で誘拐するように指示したメール男。 このメール男が、誰なのかがポイントだけど、ふーむ。 すぐに誰なのか、わかってしまう。 そして、殺された李の恋人だった K。 健気でしたたかで、なぜ李をすきになったか、 わからないが、死んでも、まだすきなところが、かわいそう。 そんなKのイメージが全く湧いてこない。 盛り上がりもなく、ふーむ。終わった。 そんな風に終わるのかよ。 死んだ李まで登場させて。未練がましい。 ハードボイルドになりきれず 半熟だった。 | ||||
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「この人、こんなにつまらない本を書く人だっけ?」 読み終えて最初に思った。昔読んだ本は、もっと面白かったはず。 なんだろう、すれた都会のおとぎ話みたいな雰囲気。 最後100ページなんて、韓国ドラマのドタバタのようだった。 半分読み終えるころには、なんとなく流れも分かってしまい、「生きてるだろ」と思ってしまったし。 うーん、心理描写が浅いのかな。 というか、ご都合主義過ぎて、心理描写も何もないのかな。 面白い本を書く人なのに、もうちょっとどうにかできなかったのかなぁ、と、そういう意味で切なくなった。 | ||||
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お得意の過去のある男が主人公。登場人物はクールな女、 やくざ、死体処理業者、そして中国人。 執筆期間が「新宿鮫Ⅸ 狼花」と近接しているそうだ。 「新宿鮫」は楽しめた。 あのシリーズで大沢在昌を知った。 しかし他の作品となると、当たり外れが大きい。 「取り合えず中国人出しとけ」的な考えがあるのか、 話はパターン化してきている。 主人公の調査の仕事をしている「木」、これは 佐久間公を彷彿させるし、ストーリーは大沢作品の どこかで読んだような既視感。 筆致力は、新宿鮫の底力があるんだからがんばって ほしい。 | ||||
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皆さんの評価はあまり良くは無いようだが、結構面白かった。確かに、早い段階から何が起こったのか予測はできるが、木やカズオがすっぱりしていて気持ちいいし、京は肝が据わっている。唯一納得できなかったのは、李の性格。何故こんなのに惚れたんだろ。 | ||||
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面白かったです。大沢在昌氏の小説は会話がオシャレで気に入っています。他の作家の刑事ものやサスペンスにはない強みです。 | ||||
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大沢さんの小説は、結構たくさん読んでいるはず。最初の頃の新宿鮫や、アルバイト探偵シリーズはかなり好きだ。でも、この「Kの日々」はあまり面白くはない。というよりも、最近の大沢さんの作品とは相性がよくないのかもしれない。ストーリー展開が、登場人物の推測で進められることが原因のような気がする。「〜かもしれない」「〜のはずだ」「〜でなければ、〜となってしまう」とにかく、何もかもが登場人物の会話の中での筋立てでしかない。かなりストレスを感じながら読んだ。 | ||||
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文庫本のページ数が450頁以上ある。読み終えた後の読後感だが、長い割にはあまり心に残らない。 スカスカした感じがする。理由を挙げると、 1キャラの掘り下げが甘いため、実在感に乏しい。 2主人公の性格が善い人すぎて緊張感に乏しい。 3この長さにしてここが見せ場だというシーンがどこにもない。 4犯人を探す過程での語りなど冗長・無駄と思われる部分がある。 こんな感じになる。 ありがちなプロットを薄く長く伸ばして小説にしましたという駄作がミステリーには時々あるが、 失礼ながら本作品からもそのような印象を受けた。 一番問題になるのは1と2だと思う。作品に血肉が通い、登場人物が躍動しはじめるまでにあと一歩という感じがする。 大きく改稿すれば傑作に生まれ変わる素地を持った作品だと思う。それだけに勿体ないものを感じる。 | ||||
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作者は大好きな作家の一人で、今までどの作品を読んでも大きなハズレはなかったが、今回の作品はハズレの部類に属してしまう。 まず、大沢作品独特のハードボイルドさが欠ける。かと言って軽快なテンポで迫るウィットにも欠けてしまっている。 今までの作品なら、主人公はもっと苦労して読者もその苦しみを共有する形があったと思う。 巨大な組織悪に、身も心もボロボロになるまで戦い、時には自分の心が萎える思いをしながらも、敢然と立ち向かっていくのが大沢 作品の主人公だったはず。 組織から疎んじられながらも、少数の仲間に励まされながら最後まで戦う姿に読者は感動する。 それらを期待して大沢作品を読む読者にとって、この作品は少し残念だ。 | ||||
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いちファンとしては軽すぎな印象で、結末も予想の範囲内だった。 こじんまりと纏めて読みやすくしました。という感じがする。 「出版の売上悪いんでちょっとライトユーザー向けに軽いのをお願いします」 みたいなこと頼まれて書いたのかな?と邪推までしてしまう。 そういう意味ではちょっと試しに読んでみようかな? という大沢在昌ビギナーにオススメ出来る作品かと思います。 | ||||
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さくっと読めるお手軽な大人のエンタメを書かせると うまいです。大沢さん。 この「Kの日々」も肩の力を抜きまくって書かれており、 ほぼ会話だけで物語が進行しておりました。もはやリアリ ティーとか緊張感なんてものは超越しちゃってます。 そんな中、「君香」とのエピソードだけが妙にリアル に感じられたのは、もしかしたら実体験に即して 書かれたからなのでしょうか・・・・? 正直、ケイには人間味を感じられなかったけれど、君香 には生々しい存在感を感じることができました。 是非、君香を主人公にして続編を書いてください。 | ||||
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とりたてて特長のない、普通の作品だった。作品の雰囲気としては、初期の「佐久間公シリーズ」に近い印象を受けた。 1.三年前の誘拐事件が起きた、2.その身代金を持った中国人が東京湾に浮かんだが身代金が消えた、3.身代金の行方を追ってその中国人の恋人をマークする、という内容なのだが、これだけ読んでも、ミステリーを読み慣れた人であれば、結末が容易に想像できるのではないだろうか? とにかく、この内容で500ページ級というのは、無理矢理ふくらませた感じで、読んでいてつらかった。大沢氏には、他に数多くの優れた作品があり、もし未読の作品があったら、そちらを先に読むことをおすすめしたい。 | ||||
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「狼花」で大沢さんが、復活したと思ったのに・・・。 三年前のやくざの組長誘拐。犯人は、当時の組員二人と、絵図を描いた謎の「メール男」、そして、東京湾に浮かんだ中国人マフィアの李。身代金の8千万は、行方不明。李の恋人の「K」が、その行方を知っているのか?元組員二人から身代金の行方を依頼された、裏稼業探偵「木」。更に、悪徳刑事、組長の息子も登場して身代金の行方を追う事に。そしてKに惚れてしまった木。 面白くなるはずなんだけどな?何だろう?不満だけが残った。 | ||||
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最近の大沢在昌さんにはがっかりし続けています。 社会的な悪を小難しく書かなかった分、この作品はまだマシな気もしますが…。 李さんの死体を見ただけで、勘のいい人には先が見えてしまう。 悪人たちの間抜けさも、間抜けすぎる。 大沢在昌さんの作品にありがちな、ヒロインが男目線でしか書けていない点にもフラストレーションがたまります。 昔の新宿鮫はおもしろかったのにな〜。 小難しく考えていない、スカッとおもしろいハードボイルドを望みます。 | ||||
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いまいち盛り上がりに欠け、人物の動きが見えてしまうのが残念。 主人公は、作者が得意の良くある雰囲気を持ち合わせているのでその点でも少し飽きる。 大沢作品をあまり読んだことのない人には入門としていいかもしれないが 大沢作品をたくさん読んだ人には、読後感がとても物足りなく感じると思う。 狼花ともども、イマイチで残念。 | ||||
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■3年前――。やくざ組織・丸山組組長が誘拐され、身代金8千万円が奪われた。実行犯は同組の坂本と花口、中国人の李。そして黒幕は、全ての指示を携帯電話とメールで行なった謎の人物(メール男)■身代金を受け取った李が独り占めを画策したため仲間割れが起こり、結局李は何者かに殺された。2人の組員は、組の追及を逃れるために、別件でわざと逮捕されて3年の実刑を受ける。以後8千万円の行方は不明となる――■結局、身代金のカギを握ると思われたのが、李の元恋人で、西麻布で雑貨屋を営むケイという女性だった■出所した元組員2人から、8千万円の所在調査を依頼されたのが裏家業の探偵・木村晃二、通称=木(もく)。彼が本編の主人公である■木は、まずケイの身辺を調査開始する。が、ケイは全く悪事に手を染めているようには見えないのである■やがて、木の前に丸山組二代目組長(誘拐された組長の息子)、闇の死体処理専門業者・畑吹産業の二代目カズオ、悪徳刑事の鬼塚など、危険な人物が次々と登場。物語は一気に臨界点に昇りつめてゆく■果たして8千万円の行方は? そしてメール男の正体とは? 驚愕の事実が次々に明らかにされるラストは、まさに怒涛の展開で息もつかせぬ面白さ。大沢在昌の円熟味を改めて感じさせる。 | ||||
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読み終わった後何も残らない本でした。 重苦しさ、やりきれなさ、せつなさ、 その辺がこの人の持ち味だと思っていましたけど。 新宿鮫以外にも好きな本はあるけど、これは今一ですね、シリーズ化なんてしないで下さい。 | ||||
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