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Kの日々
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Kの日々の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.87pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1~7 1/1ページ
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元刑事の木(モク)。探偵屋稼業に身を窶す。 暴力団、死体処理者、ヤバそうな刑事と付き合う。 その周りに、中国人と北朝鮮人。 ポジションが、ちょっと悪いな。 そのために、物語のスケールがちっちゃくなってしまう。 組長を8000万円で誘拐するように指示したメール男。 このメール男が、誰なのかがポイントだけど、ふーむ。 すぐに誰なのか、わかってしまう。 そして、殺された李の恋人だった K。 健気でしたたかで、なぜ李をすきになったか、 わからないが、死んでも、まだすきなところが、かわいそう。 そんなKのイメージが全く湧いてこない。 盛り上がりもなく、ふーむ。終わった。 そんな風に終わるのかよ。 死んだ李まで登場させて。未練がましい。 ハードボイルドになりきれず 半熟だった。 | ||||
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大沢さんの小説は、結構たくさん読んでいるはず。最初の頃の新宿鮫や、アルバイト探偵シリーズはかなり好きだ。でも、この「Kの日々」はあまり面白くはない。というよりも、最近の大沢さんの作品とは相性がよくないのかもしれない。ストーリー展開が、登場人物の推測で進められることが原因のような気がする。「〜かもしれない」「〜のはずだ」「〜でなければ、〜となってしまう」とにかく、何もかもが登場人物の会話の中での筋立てでしかない。かなりストレスを感じながら読んだ。 | ||||
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文庫本のページ数が450頁以上ある。読み終えた後の読後感だが、長い割にはあまり心に残らない。 スカスカした感じがする。理由を挙げると、 1キャラの掘り下げが甘いため、実在感に乏しい。 2主人公の性格が善い人すぎて緊張感に乏しい。 3この長さにしてここが見せ場だというシーンがどこにもない。 4犯人を探す過程での語りなど冗長・無駄と思われる部分がある。 こんな感じになる。 ありがちなプロットを薄く長く伸ばして小説にしましたという駄作がミステリーには時々あるが、 失礼ながら本作品からもそのような印象を受けた。 一番問題になるのは1と2だと思う。作品に血肉が通い、登場人物が躍動しはじめるまでにあと一歩という感じがする。 大きく改稿すれば傑作に生まれ変わる素地を持った作品だと思う。それだけに勿体ないものを感じる。 | ||||
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いちファンとしては軽すぎな印象で、結末も予想の範囲内だった。 こじんまりと纏めて読みやすくしました。という感じがする。 「出版の売上悪いんでちょっとライトユーザー向けに軽いのをお願いします」 みたいなこと頼まれて書いたのかな?と邪推までしてしまう。 そういう意味ではちょっと試しに読んでみようかな? という大沢在昌ビギナーにオススメ出来る作品かと思います。 | ||||
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さくっと読めるお手軽な大人のエンタメを書かせると うまいです。大沢さん。 この「Kの日々」も肩の力を抜きまくって書かれており、 ほぼ会話だけで物語が進行しておりました。もはやリアリ ティーとか緊張感なんてものは超越しちゃってます。 そんな中、「君香」とのエピソードだけが妙にリアル に感じられたのは、もしかしたら実体験に即して 書かれたからなのでしょうか・・・・? 正直、ケイには人間味を感じられなかったけれど、君香 には生々しい存在感を感じることができました。 是非、君香を主人公にして続編を書いてください。 | ||||
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「狼花」で大沢さんが、復活したと思ったのに・・・。 三年前のやくざの組長誘拐。犯人は、当時の組員二人と、絵図を描いた謎の「メール男」、そして、東京湾に浮かんだ中国人マフィアの李。身代金の8千万は、行方不明。李の恋人の「K」が、その行方を知っているのか?元組員二人から身代金の行方を依頼された、裏稼業探偵「木」。更に、悪徳刑事、組長の息子も登場して身代金の行方を追う事に。そしてKに惚れてしまった木。 面白くなるはずなんだけどな?何だろう?不満だけが残った。 | ||||
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確かに引き付けるものがあり、読者は推理に頭を巡らす。推理小説というものはそういうものなのだろう。しかし、ラストの軽快さが無い。なるほど、と思えるものの、主人公の生き様や変化していく人間像が無い。せっかく、主人公の過去も含めて触れているのだから、主人公の生き方の変化までを表現してもらいたかった。面白くないわけではない。500ページ弱の本にしては、浅く、軽い、という評価。 あと、記述の仕方が、誰が喋っているのかわからないことが多数。わかりにくい。ベテランの割りに会話の記述が下手だと感じた。 | ||||
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