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さよならドビュッシー
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さよならドビュッシーの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.28pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全107件 101~107 6/6ページ
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全身に大火傷を負った16才の少女が、つらいリハビリと厳しいレッスンに耐え、5分しか指が動かないハンデにもめげず、ピアノ・コンクールで優勝をめざす…という、音楽スポ根もの。ミステリー小説でありながら、王道エンターテインメント!ピアノ演奏描写も素晴らしく、とにかく感動します(^o^) | ||||
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数々の苦しみと戦いながら、 主人公はピアニストを目指します。 その姿が美しい。綺麗で良かった。 そしてミステリーとしても見事でした。 ラストは衝撃でした・・・ | ||||
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あまりにもベタな言い回しだが、この作品のテーマは「努力」なのではなかろうか?と思えるくらい、内容の多くが「スポ根(ピアノ根性?話)」で占められていた。 少女マンガチックなヒーローの登場は眉唾物だが、ストーリー展開も面白く、文章が非常にしっかりしている。人物描写もムラがなく、自然に描き分けられていると思う。 ミステリーとしては、あまりにその占めるパーツが少ないのが残念だが、スポ根?に気を取られていて、目の前にある手掛かりに気付かず、最後に「ヤラレタ!」と思わせる手法の一種だということあれば、脱帽モノである。 本格ミステリーのルールすれすれ…あるいは逸脱しているかもしれないが、そこをツっ込む気にはなれないくらい感心した作品だった。 | ||||
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読み進むにつれ著者への興味が募っていった。中山七里と命名した著者の動機は何か?音楽への豊富な知識のよりどころは?実生活において障害がある人といかなる関わりを持つのか?などなど。著者の背景が、きっと作品に生かされ、紡ぎ出されているであろう著者の片鱗、その一端でも垣間見ることができればと念じつつ読み進む。それだけ主人公の少女が直面する現実に、私自身が引き込まれていたということだろう。ところが、終盤のたたみかけるような展開と、すっと全てを溶き流すようなさっぱりした幕切れ。私の邪念はすでに消え失せていた。真犯人が誰であろうと、謎解きがどれだけ巧みであろうと、上質のミステリーであることは、最終ページにたどり着く前に証明されている。ただ、最後の一文にたどり着いた時、生き抜くことの尊さを伝える、これは見事なまでに深い作品だと思った。 | ||||
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海堂さんというベストセラー作家を生みだした「このミス」を侮ってはいけない、と 正直、久々に思いました。 ピアニストを目指す高校生の少女。しかし、ある夜、不幸な火災により、 大金持ちの祖父を喪い、自身は、熱でのどをやられ声を失い、皮膚が焼けただれ 多くを移植で賄うことになる。自分のものじゃなくなったような、思い通りにならない体… それでも、彼女は、ピアニストへの道をあきらめない。若き天才ピアニストの青年の教えを受け、 高校の音楽科でのいじめにも耐え… これって、「ガラスの仮面」と「のだめ」と「大映ドラマ」を足しておいしいところをぐっと しぼった感じ…そう、よく練られたエンターテイメントなのである。 ただ、アイディアを面白く読ませる文章力とか、話の構成力が、まだまだプロと呼ぶには 少しだけ物足りない気がした。しかし、それをもって余りある面白さ、読みだしたら 気になって止まらない引力のある1冊だったと思う。 音楽マンガや小説が流行り続けている(「のだめカンタービレ」に、「船に乗れ!」などなど) 今のタイミングでこれを出した賢さ、これで世に出られた幸運さもあわせて、この作者、 スターになる素質十分だと思います。次回作が楽しみです。 | ||||
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「あらすじ」 多くのものを失いながらも、彼女はピアニストを目指す。力強く爽快で行間からピアノの音色が立ち上る、一人の少女の再生をかけた物語。 と書かれている通り、少女は様々な物を失っていくが。 ピアノが彼女を救っていく。 音楽を知らない私でも、しっかりと理解できる音楽の表現力、音符すら聞こえてきそうな美しい文章はもう息を吐かず読むことができ。 そして全体の文章は無駄がなく、語彙が豊富で本当にデビュー作なのだろうか?と疑ってしまうほどで、さすが「このミス」と感嘆せずにいれない。 ミステリーもいい意味で分かりやすく、最後には裏切られる(良い意味で)。 だが、これで終わらせていいのか?伏線も回収されて無駄がないんだが、やはりそんな心残りが残ってしまうので星四つ | ||||
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ミステリーは全然詳しくないけれど、ピアノ大好きな私は、 まずタイトルに惹かれて購入しました。 ピアニストを目指す16歳の少女が、ある日、祖父や帰国子女の従姉妹と一緒に 火事にあい、ただ一人生き残ることになります。 全身大火傷を負った彼女の、過酷なリハビリ毎日がとても生々しく壮絶。 そして、新進気鋭のピアニストの岬とのレッスンの様子や、演奏シーンも 音楽や映像が浮かぶくらい鮮やかに描かれていてワクワクしました。 音楽をやる人とからみると『のだめ』はなんだかもの足りない気がしたけれど、 これはもう少し深みがあって読み応えもあります。 でも最初の数ページを読んで、ラストが何となくわかっちゃっいました。 ミステリーファンの人には、よくわからないけれど、 音楽好きな人には、おすすめの一冊です。 | ||||
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