■スポンサードリンク


自白 刑事・土門功太朗



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
自白―刑事・土門功太朗
自白 刑事・土門功太朗 (文春文庫)

自白 刑事・土門功太朗の評価: 3.21/5点 レビュー 14件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.21pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全4件 1~4 1/1ページ
No.4:
(3pt)

「自白」をタイトルにする程凝ってない。

「風紋」「晩鐘」の圧倒的心理描写に深く感動し、「幸せな朝食」に続き、手を取ってみた。土門という刑事が犯人を見つけ起訴に持ち込むまでの短編が4つ入っている。女性が主人公である事が多いのに、今回は男性の刑事。いかほどだろう。読み終わってみれば、特筆すべきところがなかったというのが正直な感想だった。最初の「アメリカ淵」は、「風紋」の犯罪・犯人像・容疑者の落ちるまでなどとそっくりの設定で、思わず同じ物語を読んでいるのかと錯覚するほど。目新しい展開もなく。そのほかの3編も、犯罪の視点を変えて描いているけれど、あくびが出るのは堪えられない。それに、とってつけたような「その年におきた昭和の出来事」みたいなのが書き加えられているけど、ストーリー自身との関連性や深みといった点から見ると、だからなに?と思ってしまった。Wikipediaでも見て、年表から拾っただけじゃないのか、と。長編で人物像を深く描いた作品をじっくり読みたい人には向かない。
自白―刑事・土門功太朗Amazon書評・レビュー:自白―刑事・土門功太朗より
4163289909
No.3:
(3pt)

「自白」をタイトルにする程凝ってない。

「風紋」「晩鐘」の圧倒的心理描写に深く感動し、「幸せな朝食」に続き、手を取ってみた。土門という刑事が犯人を見つけ起訴に持ち込むまでの短編が4つ入っている。

女性が主人公である事が多いのに、今回は男性の刑事。いかほどだろう。

読み終わってみれば、特筆すべきところがなかったというのが正直な感想だった。最初の「アメリカ淵」は、「風紋」の犯罪・犯人像・容疑者の落ちるまでなどとそっくりの設定で、思わず同じ物語を読んでいるのかと錯覚するほど。目新しい展開もなく。

そのほかの3編も、犯罪の視点を変えて描いているけれど、あくびが出るのは堪えられない。それに、とってつけたような「その年におきた昭和の出来事」みたいなのが書き加えられているけど、ストーリー自身との関連性や深みといった点から見ると、だからなに?と思ってしまった。Wikipediaでも見て、年表から拾っただけじゃないのか、と。

長編で人物像を深く描いた作品をじっくり読みたい人には向かない。
自白―刑事・土門功太朗Amazon書評・レビュー:自白―刑事・土門功太朗より
4163289909
No.2:
(3pt)

昭和50年代の時代設定、地味な刑事モノ

初出が2009年〜2010年にかけての土門刑事を主人公とした短編4編。
ストーリーはそれなりに練られてはいるが、時代背景が昭和後期であり、
その後の乃南アサの作品に比べると、同じ刑事モノでもどこかのんびりとして牧歌的ですらあるため、
「初期の未発表稿なのでは?」と思えてくる。
乃南作品の類稀なる洞察力によるひりひりするような人物描写や、
心を抉るような鋭い心象風景は、ここでは描かれていない。
「昭和をテーマにした小説雑誌の企画モノ?か」と思えてくるほどの埋め草的作品で、
乃南ワールドの中では明らかに異質。
自白―刑事・土門功太朗Amazon書評・レビュー:自白―刑事・土門功太朗より
4163289909
No.1:
(3pt)

昭和50年代の時代設定、地味な刑事モノ

初出が2009年〜2010年にかけての土門刑事を主人公とした短編4編。

ストーリーはそれなりに練られてはいるが、時代背景が昭和後期であり、
その後の乃南アサの作品に比べると、同じ刑事モノでもどこかのんびりとして牧歌的ですらあるため、
「初期の未発表稿なのでは?」と思えてくる。

乃南作品の類稀なる洞察力によるひりひりするような人物描写や、
心を抉るような鋭い心象風景は、ここでは描かれていない。
「昭和をテーマにした小説雑誌の企画モノ?か」と思えてくるほどの埋め草的作品で、
乃南ワールドの中では明らかに異質。
自白―刑事・土門功太朗Amazon書評・レビュー:自白―刑事・土門功太朗より
4163289909

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!