■スポンサードリンク
八日目の蝉
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
八日目の蝉の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.06pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全55件 41~55 3/3ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
評判とは違いまったく感動できませんでした・・・ モチーフになった事件の事実より、ストーリーに広がりがないです。 事件をあえて描くんだから掘り下げるのが小説家の仕事だと・・・ 誘拐してしまう理由も描き切れてませんし、何より全ての登場人物の描写が浅すぎて、 人物のリアリティーが浮き上がってきません・・・ 誘拐した人物とされた人物が同じような人生を歩む、というのも物語として陳腐すぎて笑ってしまいました・・・ ストーリー展開もつまらない、筆の力もない、人間に対する洞察力も感じない、全く売れてる理由がわかりません。 生ゴミと一緒に捨ててしまいました。年に一回出会う不幸な本でした・・・今年はもう出会いませんように。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
こんなに話題になっていると知らずに本を読みました。 読み終えて、ふ〜ん・・と思っていたら映画の評判をみてビックリ。 ものすごく泣く!感動の物語!!となっていて、正直「どこで泣くんだろ?」と思いました。 エンジェルホームの中での物語とか小豆島での出来事とかはぐいぐい引き込まれる感じでした。 ただ、2章の薫が不倫相手との妊娠とか、 希和子の不倫相手のだらしなさ、その奥さんも不倫。 逃亡生活に現れる人たちと、希和子の周りの人たちの落差にも驚きでした。 終わり方も、どうもしっくりこない。 私には、泣きどころがわかりませんでした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
高評価なのが意外でした。 逃亡生活の1章では 人との出会いそのものが軽く無意味な感じがしました。 出会っては逃げ、出会っては逃げ…ただ、延々と。 登場人物すべてのキャラも薄い。なので会話も薄っぺらく感じました。 2章は物足りない。葵の悟りが急すぎる。 ラストは2人が出会って何かもう1エピソードがほしかったです。 別にハッピーエンドでなくても、衝突や何か…何が起こってほしかった。 そこで2人が何を思いどう行動するのか、はっきりとしたテーマや作者の意図が感じ取れるような展開が。 その他気に入らなかった点 ・悪人が悪人でしか描かれていない。 人間好きな作者か人間嫌いな作者か、作品を読めばわかるような気がします。 作者はおそらく後者でしょう。 特に出てくる男はほとんど悪人です。 作者は男嫌いなのか。 ・主人公(1章の希和子、2章の葵)に共感できない。 主人公は不倫という形で人を騙している。 それで騙し癖がついてるからか、当たり前のように他人に嘘をつく。 ・逃げ癖が完璧についている主人公に感動できない。 人から愛されることに飢えている孤独な主人公(1章の希和子、2章の葵)。 →自分を唯一愛してくれる男に甘い言葉をささやかれ、愛されても、それでも孤独感は消えない。 →なぜなら自分を愛してくれる男には妻子がいるから →子供を生めば解決する。 →孤独じゃなくなるから 人生逃げ続けてきた孤独な女。そして自分を愛してくれる人でないと好きになれない女。 その証拠に葵が物心ついた5〜6歳だったら希和子は誘拐しないはずです。 自分のことを母と言って愛してくれる赤ちゃんだから誘拐した。 サスペンス小説が好きな方には おすすめしません。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
映画化でかなり期待して読みましたが、個人的には好きな作品ではありませんでしたね。 なんでこんな話題になったのか理解に苦しみます。 クローズノートに引き続きがっかりした作品でした。 大きな登場人物は誘拐した女性で、後半のその後みたいな感じで大きくなった誘拐された娘が中心になっています。 どうも感情移入もあまり出来ずに、飛ばしながら読みました。 感動作品との事でしたので、どんなオチがあって感動するのかそこだけ読みたくて最後まで頑張りましたが、がっかりでした。 こういう感性の話は女性の読む本なんでしょうね。 やはりこのジャンルは二度と読みません。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
皆さんの評価が高いですが、私には合いませんでした。 主人公の親子による退屈な逃亡生活が延々と続き、 全く盛り上がって来ないので途中で挫折しました。 東野圭吾さんや大沢在昌さん誉田哲也さんの サスペンス系が好きですが、そういう方には おすすめできません。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
希和子が逃亡している間の1章は、読んでいてつらかった。 ○希和子の性格、人柄に関する描写が少ない。 ○その場限りのことしか考えず、後になって不平を言う希和子に腹が立つ。 ○緊迫感ある状況にも関わらず、それが伝わらない筆力。 この題材ならば、桐野夏生筆で読んでみたい。 希和子が魅力ある主人公に変わるだろう。 2章から話が動き出すが、全体の三分の一程度で物足りない。 なぜ高評価なのか、疑問だ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
そもそも誘拐したことがダメなんじゃね?って読んでる間ずっと思ってました。絶賛のレビューが多いですが僕は終始そう思いました。いくら薫に深い愛情を注いでもそのことが引っ掛かって共感や感情移入できませんでした。あと誘拐するときの描写がさらっとしすぎ…。鍵空いてるから中入って抱いて走り続けるって…。逃亡する緊迫感はドキドキだったんで☆二つにしました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
不倫相手の妻の子を誘拐して育てる・・・ いくら愛情を注いでも、保障のない逃亡生活。おそらくあのままではまともな教育も受けられなかったでしょう。 その衝動にかられた理由は同情しますが、そもそも原因は自分自身にもあり、利己的なふるまいで何人もの人生をめちゃめちゃにする権利はないと思います。 結果として、本当の両親はかなりひどい人みたいに書かれていて、希和子に育てられてよかったみたいな感じになっていますが、それは違ううんじゃないでしょうか? なんだか救いようのない話のようで・・・ | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
希和子が手放した預金通帳からホームは早々と預金を引き出したはずです。 希和子たちが2年半も安穏とホームで暮らしていたなんて警察は指名手配犯の口座を押さえなかったのか?逃亡犯が逃亡資金を引き出すとは考えなかったのか?逃亡犯ではなく第三者が預貯金引き出しに訪れても事情聴取もしないのか?どうしてもこの部分が気になり、そこからは文章に入り込めませんでした。 全体的に詰めの甘い作品と感じました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この小説は、日野OL不倫放火殺人事件という実際にあった事件ですよね(wikiに記事があります)。不倫相手の妻が女主人公に浴びせた言葉、人物の年齢や経歴、性格などの設定や人物関係など、そっくりそのままなのです。それを公表せずに、自分の創作であるようにするのは、作家の態度として如何なものかと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
子供のいる友人に、「子供がほしくなるような本を教えて」と頼んで勧められた本です。 期待して読み始め、先が気になり一気に読めましたが、最後まで登場人物の誰にも共感することができませんでした。 子供を育てるっていいもんだなと思えたらいいなと思って読んでみましたが、ムリでした。 ただ、希和子が薫に見せてやりたいと願ったものと、薫が生まれてくる子供に見せたいと思ったものが同じだったという点が、 「親子とは血のつながりではないのだ」という作者のメッセージだったと思います。 一番不可解だったのが、「新緑の頃に生まれる」と医師に言われただけで、ころっと考えを変え、出産を決意する薫です。 これにとどまらず、この本の登場人物は論理的に物事を考える力が欠如しすぎていると思うところがたくさんありました。そこが一番イライラしました。 薫の妹の真里菜ちゃんが一番マトモで、一番かわいそうだったと思います。でも、彼女のことは余り書かれていませんでした。 (追記)今、NHKでドラマ化されていますが、こちらはとてもおもしろくなっています。この長いストーリーをうまく短くしてあり、登場する女たちのそれぞれに共感できるところがあります。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
幼い子どもを持つ親として、幼児誘拐という犯罪には、いかなる理由があろうとも、許せないという感情しかわいてきません。 また、子どもを誘拐された母親の描かれ方が浅く、納得できませんでした。 ラストも「なんだかなあ」と、釈然としません。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
新聞の連載で読んでいましたが、どうしても好きになれませんでした。 物語の中に一貫して流れている作者のメッセージというか、 そういうものが不快にしか思えなくて。 登場人物も、魅力を感じられる(または感情移入できる)人がいなかった。 一番の被害者は、夫に浮気をされ、産んだ子供を誘拐され 手はかかるけど、一番愛らしい時期を、その浮気相手に奪われてしまった妻かな、 と思う程度。 子育てと真剣に向き合った経験がある人なら、 とにかく、こんな悲惨な話は無い!と感じるのではないか?と思うのですが・・・。 タイトルと物語とのつながりも、いまひとつピンと来なくて。 絶賛するレビューが多い中、申し訳ないけど、素直な感想が☆一つです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
なぜこの小説がサスペンスといわれるのか理解できないのですが、それはまあ置いといて、 作者の意図が理解しがたい小説である。 希和子は妻子ある男性との不倫騒動の果てに、男性の娘、恵理菜(薫)を誘拐する。でも彼女は逮捕されるまで、薫にたっぷり愛情を注ぎ、薫も幸せだった。 だがその恵理菜もまた、まだ大学生だというのに妻子ある男性の子を妊娠してしまう。 たぶん両親の援助も相手の援助も受けられないだろうに、何故か医師の「緑がきれいなころに生まれるねえ」の一言だけで、産む決心をする。 絶賛しているレビューが多い中、批判を承知で書きますが、不倫を美化しているとしか思われない。 父娘2代にわたる不倫。 角田さんが、こういう小説を書く人とは思いませんでした。 ラストシーンが恵理菜と希和子の感動の再会、でなくてまあよかった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
それなりに各紙でも取り上げられていたので読んだのですが、ウーン、まあ、どちらかといえばお薦めしない本です。かって堕胎させられた不倫相手の家から乳幼児を誘拐し全国を逃亡しながら4歳まで育てる女の話と、誘拐犯に育てられた子として好奇の目にさらされながら成長した娘が自分とその女、実の親達との関係を見つめ直す話の2代にわたる輪廻を描いたものですが、このようなテーマなので当然のことながらどうにも暗いのです。 私は読書の楽しみは基本的には作中でよい人や格好いい人に出会えることだと思っているのですが、この作品には会ってみたいと思うような人は誰も登場しません。 7年間地中で時を過ごしてきた蝉の幼虫が、羽化して精一杯鳴き続けて7日目には死ぬ一生ははかないが、もし8日目に生きている蝉がいたら取り残されてもっと哀しいという寓意も、この物語のタイトルとしては読者には腑に落ちないのではないでしょうか。ラスト近くには8日目に生きる意味を主人公達に語らせますが、それがこの物語の登場人物たちの様々な生き方の何を暗示しているかも不明瞭です。 それと ――の頭の中できいんと金属音が響く。赤ん坊の泣き声が高まると、金属音も同時に大きく響いた。それらは混じり合い、ぎゃわん、ぎゃわん、ぎゃわんと響く赤ん坊の声が ――というような擬音語や擬態語を使われると、私はもうそれだけで書き手のセンスを疑ってしまうのです。劇画ではないのですから、形容することによって状況を読者に想像せしめるのが小説家でしょう。これじゃ小学生の作文などにある、スーと戸が開いたとかゴーンと鐘がなったと変わらないじゃないですか。スタイルとしてこれらを多用するのならまだ許せますが。 そんなことからもお薦めしない訳です。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!