■スポンサードリンク
八日目の蝉
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
八日目の蝉の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.06pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全55件 21~40 2/3ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
正直、期待はずれでした。。。 映画が話題になっていたので、原作はどんなものかと読んでみましたが、、 内容が薄いと思ったのは私だけでしょうか。。 やっぱり、普段読まないタイプのものには手を出すべきではなかったかな。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
誘拐犯の無責任な愛情の注ぎ方に嫌悪感を抱いたと共に、 物語の悪の根源である父親に何も天罰が下っていないことにも酷く腹が立ちます。 何の落ち度もない赤ちゃん(エリナ)が誘拐されたことでその後の人生が狂ってしまったにも拘わらず、幸せな家族を持てないなんて可哀想で救いがありませんし、誘拐犯と同じ不倫の果てに生まれてくる赤ちゃんの未来を思うと、一層落ち込んでしまいます。 子供の幸福とは、かけがいのない家族や友人・教師といった周囲の人間に、継続して関わられる中で「安心」という大きな愛情で成長できる事です。 誘拐されたエリナが、育つ過程でせっかく育まれた友人関係も、疑似家族も、希和子の独断でばっさり切り捨て逃亡を続けてる事など、虐待に等しいです。 実に後味の悪い小説でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
母性愛ってもっともっと奥深いものだと思うのですが・・ あまりにも薄っぺらく押し付けがましいものすら感じました。 そしてきっとこの著者は子供産んだこと無いのだろうな・・と思ったら、やはり。 この対岸の母性ぶり、男女問わずマザコン気味の人にはうけるかもと思いました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
小説としては面白いのかも知れませんが、何一つ共感できないし感動も出来ません。身勝手な理由で赤ん坊を誘拐した女と、そのせいで不幸になった少女の話としか思えず、何処に救いがあるのかも分からない。題材がショッキングで話題性があっただけの駄作。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
世界が狭い。 なにが狭いって、いまだに不倫といった要素を使って書いた点がだ。 作品の中で必ず人が死んで誰かが解決するミステリー並みにありがちな作品だ。 とはいえ芸能人の不倫問題や、 井戸端会議で噂話をする典型的な女性には大ウケするタイプの小説だろう。 こんな小さな世界で、しかも日常でありがちな他人の作り話を読んで時間を潰すのは勿体なく感じた。 しかもそのストーリー展開が御都合主義で、 最初からドラマ化を狙って書かれたような作りとは。 本よりテレビが好きな人にはお奨め。 しかもかつてのまともな小説より、身近な出来事を綴った軽い小説が好きな人には特に。 これは作品と言うより、典型的な消費物でしかないと思う。 物語が壮大で、展開の予測がつかない読み応えのある小説とはぜんぜん違うタイプで、 2時間ドラマのような小さな小さな箱庭物語だった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
映画が公開されたりして話題になっていたので読んでみましたが 希和子の子供が欲しいという身勝手な欲望で子供を誘拐したことには 嫌悪感を感じました。逮捕され、裁判になっても後悔や罪の意識を感じていない 事にも呆れました。恵理菜が実の親の元に戻ってからさまざまなことにとまどい 苦しむ姿は可哀想でした。大人になった恵理菜が希和子と同じ道を歩みそうに なりますが希和子と違い、しっかりと自分の人生を決断する強さを持てたことは 不器用な自分の家族をそれでも家族と受け入れたからだと思います。 第一章が希和子の誘拐後の逃亡劇で第二章は大人になってからの恵理菜の話です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
読んでいる途中で何度も手が止まりそうになりました。 私の理解力不足かもしれませんが、どこに共感して、どこで心ふるわせればいいのか 全くわかりませんでした。子供を誘拐してみたり、奇妙な宗教団体?に入ってみたり、 理解に苦しむ部分が多数ありました。どんな本でも最後まで読めば何かしら印象に 残るのですが、この本はほとんど何も残りませんでした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ミステリーじゃないし。 この小説に感動するポイントがわからないです。 不倫してる女や男の、グジグジした言い訳をよく聞く立場としては、 不倫ってご都合主義です。所有欲のかたまり。 この小説も変です。 不倫して、でも幸せに生きていく、みたいな? 読み終わってあまりの気分の悪さにレビューを初めて書きました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
タイトルに意味を持たせた記述がいくつか出てくるが、セミの寿命は決して8日間ではない。 セミは、多少その種類にもよるが、2か月、つまり真夏の間の寿命を持つ昆虫である。 そんな生態はWIKIで調べればすぐに分かる事なのだから、既に取材怠慢であろう。 日本人のその殆どが間違った認識をした上で、作者もロクに調べもせずに付けたのなら 既に作品として失敗。 誘拐犯と親失格者と、その遺伝子を受け継いだモラルの無い娘の物語。 どいつもこいつも「不倫」という行為をする既に人間として何かが欠如、あるいは 崩壊している人達ばかりの話。 現実にもこんな人達が沢山いるから、変な事件を起こすから、本当に不愉快なのに わざわざ小説にして、それが「親子愛」というテーマにつながるのが理解できない。 精神的に、何かもう病んでいるのだ。 こんな人達と関わりたくない、と思いながら読むから、ますます不愉快になる。 というより、こんな人達が社会にいてもらったら困る、隔離してほしいと思うのだ。 その連中のサークル内で、好きに不倫でもなんでもやってくれ、という事。 じゃあ、読まなければいいじゃないか、となるがキャッチ・コピーに「心が震えるラスト」と ある。では最後まで読んでみようか、とも思うわけだ。 いやはや理解できないのは、共感をしたりするコメントがあること。 モラルハザード予備軍なんだろう。その人たちも隔離してほしい。 親子愛は色々な形があるだろうし、血がつながっていなくてもちゃんと愛はある。 結婚していても、他の人に心が惹かれることもあるだろう。 家庭内が暴力で満ちている家もあるだろう。 極貧で満足に食事もとれない家庭もあるだろう。 それでも、人間なのだ。人間は考える能力があるのだ。 下半身で生きている生き物ではないのだ。 こんな全てにおいて精神が崩壊、もしくはモラルを自ら放棄している人間に 愛があるのか。あるわけがない。 出てくる登場人物の殆どが異常者。理解不能。男も女も。 この作品の恐ろしいところは、そういった異常な行為をする人の子は 大人になり同じく異常な行為をする、という事を明確に位置付けていることだ。 自分の二人の子供を放置し、餓死させた女性がいたが、彼女の生い立ちを 調べると恐ろしい事実が見えてくる。輪廻、という言葉が適切かは 分からないがモラルハザードは遺伝し、連綿と繰り返されるのだ。 事実、廻りにそういう親子は沢山いる。 そのような輪廻を表現した作品とするならば極めて良質。 しかし、近い表現をした作品で乃南アサ氏の「風紋」「晩鐘」という傑作がある。 それには遥かに及ばない。 小豆島のシークエンスで、美しい風景が目に浮かぶようで、そこだけが唯一。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
全体を通してあらすじ以上のことは描かれていない。作者が何を言いたいのかわからない。八日目の蝉という題名だって後半にちらっと出てきて無理矢理結びつけたよう。何より嫌だったのが、キワコの薫に対する感情や行動を母性だとしてあること。こんなの母性ではない。不倫して傷つけられて自分のエゴで薫の人生を奪っただけ。一緒にいる過程で確かに愛情は芽生えたかもしれない。でもそれは決して母性ではないし母親にもなれない。母親とは子供の人生に責任を持ち、子供のためなら自分の全てを投げ打ってでも子供にとって一番いい選択をするものだ。キワコがしたことはその真逆。キワコが薫と一緒にいたかっただけ。全体を通して母性というものに自己陶酔してる感があり、感動できないどころかイライラしました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本作は2章構成ですが、私は2章まで読んだところ諦めようと思っています。 「つまらない」です。1章で約200ページもありますが、本当は10ページでも十分ぐらい内容が薄いです。 情景描写が凄くリアルに書いてあるのに人の心がありません。 出てくるキャラはすべて都合主義の為のもので全く感情移入ができません。 不倫相手の子供を誘拐して京都に逃げて、都合よくおばさんに拾われる。 このおばさんの母子手帳を見て、娘とのやり取りを聞いておばさんの何かを言おうと期待したが、 結局おばさんは都合よく泊めてくれるためのキャラに過ぎなかった。 ばれたくないので逃げる。 都合よく世間を嫌う女ばかりのエンジェルホームに拾われて、子供を取られた久美に出会う発想まではよかったのだが、 子供を取られて悲しむ久美を見て希和子は何も考えず、感じずに過ごしていた!!! 結局ホームもまた都合よく泊めてくれる場所に過ぎなかった。 ホームに警察がくるので、ばれたくないので逃げる。 小豆島に流れつく。解説に小豆島の平和に感動するみたいなことを書いてあったが、 小豆島の部分が一番つまらなかった!何も起きなかったからです。何も感じさせてくれなかったからです。 顔写真が新聞に乗ったので、ばれたくないので逃げる。 捕まる。 一番納得行かないのは希和子の感情に同感できないからです。 「不倫で孤独し、育児して生きがいを感じた、ばれたくないので逃げた。」 最初はよかったのだが、その後は単なる凶悪犯罪者しかありません。 育児の快楽、誘拐したことで感じたこと、不倫相手へ思うこと、子供を取られた母親を見ての葛藤など全く触れず、 犯罪したので、ばれたくないので逃げるの繰り返し。 希和子の心の葛藤は?薫への愛は?育ち母としての快楽は? 一体この本は何を言いたかったのか?子供が育ち親の二の舞を踏むということを言いたかった。 前に発生することはどうでも良かったのです。前のことは結論に合わせるための存在だから面白く無いです。 それはセットされた舞台で育ち親がそのほど子どもが不倫の心理になるように誘拐を演じたようなものです。 この本には心がありません。でもサスペンスでもありません。 何でもないから不愉快です。読んで後悔しています | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
1章と2章にわかれているが、1章でこの作品は終わっている。 1章はなかなか面白い。だが、2章には内容がない。すでに1章で表現したことを視点を変えて描いただけであり、読む楽しさを全く感じなかった。 これからどうなるのかと期待しながら、結局何もない。残念である。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
やっぱりね、リアリティさが大切やと思うねん。こういう小説て。SFやったら 好きにしてくれたらええねんけど、この手の小説はご都合主義で進めたら 絶対にアカンと思うねん。 不倫相手の子供を誘拐して、まではオッケー。でも逃走しっぷりがちょっと ないわな。名古屋の街をフラフラ歩いてたら、頭の少しおかしくなってる オバさんに偶然声かけられてその家に招かれて生活できてしまうとか、、、 そういう逃走のできる可能性は100万回の逃走のうち1回。つまり100万分の 1やろう。 さらにそこを離れてから、社会とかい離した生活を送る集団に潜り込んで 数年を過ごすことができる、、、まあこの可能性は皆無とは言わんけど、 それでも1万分の1くらいの可能性とちゃうか。 100万分の1×1万分の1=100億分の1です。100億分の1の可能性を達成して しまった人間の話なんて、SFなみに荒唐無稽やわな。 さらにその娘がまた不倫してってか、、、救いようのない人間のお話を いつまでも読まされるのもなあ、、、 ちなみにこの本に出てくる男は極端に少ないですが、揃いも揃ってクズ ばっかり。ここに作者のトラウマが垣間見えるのか? 筆力のおかげで星1つは免れたって感じです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「八日目を生きることになった蝉」という言葉は 想像力が刺激されて私は好きだが、本作を読んでみて タイトルと内容がずれている印象をもった。 主要キャラクターは女性がほとんどだが、その女性たち が皆が異常な感性をもっているように思え、感情移入が 難しかった。正常なのは久美の母親と康枝くらいか。 第1章はテンポ良く読め、好きだった。希和子の肩をもち たくなってしまうような書き方は不満だったが。 しかし第2章に入ると説明などが多く、とたんに読みづらく なる。千草の長いセリフも同様。 本作をひとことであらわすとすればこんな感じ。 「女性たちが自分らしさを求めヒステリックに疾走する話」 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
もうちょっと深みのある一冊、言い換えれば後味の悪いタイプの一冊かと思ってました。 登場人物の心の深さまでなかなか読み込めないタイプの本でした。 評価が軒並み高くて驚きです。 図書館で借りて読んだらいい一冊。身銭切るならセカンドハンドで十分かと。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
映画館で働く人たちが映画作品を絶賛。 会社の先輩が原作を絶賛。 という期待感が高すぎたせいか、 感動することができませんでした。 感動どころか、ハラハラもあまりせず…。 母性がテーマなのかな?と思いましたが そのわき上がる愛情とか愛しさが 共感できませんでした、 これって、子ども苦手だけど 子ども生んだら子どもの愛しさがわかる、 けど生んでないからわからない みたいなもんですかね? まあ、絶賛の意見多数なので 良い作品なのかもしれませんが 期待していただけに評価を1つ星と させていただきます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
期待はずれ、同じ誘拐ものならドラマのmotherの方向が断然いい。泣けるし、八日目はどこが感動するのか分からん??? | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
読む必要などありません。このような本に感激する方の人間性を疑います。正しい評価をされている人々が数名おられるのが救いでした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
なぜ、この作品がここまで評価されているのかが分かりません。 同じ誘拐ものって意味では映像と小説という違いがあるものの、 去年、日テレでMotherというドラマがありましたが、あっちの方が断然良かったし泣けます。 この作品、誘拐した母親と子供の温まる関係を描いたものでもなければ、 誘拐された両親のもとに子供が戻ってからの、両親と子供の関係に特別突っ込んだものでもありません。 読んでいて、この作品が何を伝えたいのか、狙いが分かりませんでした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
事前にあらすじを聞いて、面白そうだと思い買ってみたが、 あらすじ以上のことは何もなく、立ち読みで十分だと感じた。 人物の掘り下げ方も浅く、共感できるものが何一つない。 第1部は、つまらない男にただ流されていったつまらない女が ちょっと目新しいことをしてみた、という程度に矮小化されている。 極論すれば、 「逃げる」「育児楽しい」「逃げる」「育児楽しい」「田舎っていいね」 しか描かれていない。 第2部は、さらにつまらない。 唐突な人物がしゃしゃり出てみたり、結局第2部の主人公も つまらない男に流されてつまらない結末を迎えるだけである。 オチもご都合主義でツメが甘い。 ところどころ「なんか良いことを言おうとしてる」雰囲気はあるが たいしたことは言わないので肩すかし。 七日で死なずに八日目を迎えたセミがどうとか、とってつけたような話ぐらい。 しいて良い点を挙げれば、すらすらとひっかかりなく最後まで読めた、 ということぐらいだが、逆を言えば、何ひとつ心に引っかかる文章もなく 新聞の三文小説とはこの程度のもんかな、という感想が残った。 なぜ映画化まですることになったのか、わけがわからない。 逃亡を助けるにあたって役に立つ登場人物は「女」しかおらず、 男はせいぜいが精子提供ぐらいしかしていない。 女しか描けない作者の弱点なのだろうか。 解説で池沢夏樹が本作を「過激なフェミニズム小説」と呼んでいるところが噴飯モノ。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!