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白いへび眠る島



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【この小説が収録されている参考書籍】
白いへび眠る島

白いへび眠る島の評価: 4.00/5点 レビュー 21件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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全21件 21~21 2/2ページ
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No.1:
(4pt)

未開の不思議はあってもいい

お盆に帰郷した悟史が、13年に一度執り行われる大祭の夜に体験する不思議な物語である。昔から独自の風習と習慣を持ち、白蛇を神と崇める離島「拝島」は、島外者を嫌い寄せ付けない。この舞台設定は、横溝正史の描く村社会に似ている。しかし、主人公を少年達にすることと、外周を海に囲まれた離島とすることで、横溝作品とは違う開放的な部分がある。同年代の長男を義兄弟として育てる「持念兄弟」の慣わしも、悟史と光市を幼なじみというよりも強く交感できるものとして、効果的に作用している。静謐な雰囲気をたたえながら、大祭を迎えるあたりで動的に移行していくが、それはこの話のテンポにもつながり、それはバランスをうまく配した構成だと言える。なお、この作品は「白蛇島」に加筆、改題したものである。
白いへび眠る島Amazon書評・レビュー:白いへび眠る島より
4043736037

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