■スポンサードリンク
白いへび眠る島
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
白いへび眠る島の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全15件 1~15 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
とても面白いです。 風景描写、心理描写ともに美しく、隠された謎解きにわくわくします。 持念兄弟というのは、答志島の寝屋子制度と少し似ているなと、何となく思いました。 ただ1つだけ、あら探しのようで本文の筋には全く関係ないのですが、気になったので書きます。 作者のみならず編集者も気づかなかったのかな?と思うのですが・・ 作中で「〇〇じいさんは旧制高校の出身で、主人公の先輩にあたる」というような箇所があるのですが、 旧制高校は今の大学にあたるものなので、主人公が現在通っている高校の前身ならば旧制中学が正しいと思います。 それに旧制高校は当時相当のエリートが行くはずなので、「旧制高校を出て、島に呼び戻されて漁師になった」という叙述に違和感を覚えてしまいます。 ほんとにどうでもいい些細なことをレビューに書き、すみません。 全体としてはとても面白くて、ページをめくる手が止まりませんでした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
小さな島で起こるひと夏の冒険譚です。持つ者と持たざる者との葛藤や、友愛、人間とそれ以外、様々な関係が織り成す不思議な物語です。是非一読して頂きたい作品です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
しをんさんの作品は、まだ三冊しか読んでませんが、描かれている人物がみんな好ましいです。主人公は勿論周りの人々が生き生きとしています。もし実在するなら、訪れてみたい場所です。 他の著書も楽しみです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
著者作品のコミカルなところが気に入って、続編や新作は毎回読んでいます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この本も他の三冊と一緒に購入したが、例外なく良い状態で良かった 今後も良い品を提供して欲しい | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
とうちゃくもはやくて、ほうそうもよくて、きれいなほんでした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
読後感がいいです。爽やかな風に包まれるような爽快感。 胸に染み入るような話でした。 書き下ろしの小編もいい。荒太と犬丸の絆にじんとします。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ある田舎の島の話。ファンタジー小説だけど、その島の歴史や風習がきっちり設定してあるので、一度世界に入り込めば楽しく読める。ただ入り込むのに少し時間がかかった。 池上永一「バガージマヌパナス わが島のはなし」と雰囲気が近いけど、「白いへび眠る島」の方が写実的で、あちらはマンガ的な感じ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
拝島という、今なお因習の残る島に、島を離れている高校生の悟史が、13年ぶりの大祭に帰ってくる。彼を待っているのは島の風習である持念兄弟の光市。不思議をみることが出来る悟史は、「あれ」と呼ばれている邪悪なものをみてしまう。そのことで島の隠された秘密と関わっていく……。 読むのに時間がかかってしまったのは、溢れるような言葉のイメージのせいだと思う。が、それが面白く心地よかった。 犬丸という人間の形を持って現れる神様の捉え方も面白かった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
不思議なお話でぐいぐい話の中にひきこまれちゃいました。 不思議な話なんだけど、どっかの田舎ではこんな話ありそう、 とか思ってしまいました。 一気に読めました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
淡々と話が進んでいくようで、程よく緩急があり間延びせずに一気に読めました。 謎を随所に散らしつつ最後にまとめあげているので読後感もよかったです。 この本を読む前に『しをんのしをり』を読んでいたので登場人物の出し方にも納得。 ほかの作品を読むのが楽しみになりました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
特殊な風習のある島でのお話。 ホラーやファンタジーっぽい要素もありますが それほど違和感なく読めてしまうのは作者の力量の賜物なのかも。 ぐいぐいと話に惹き込まれていきます 「月魚」とは全く違った雰囲気で、作者の引き出しの多さに驚いています | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
主人公である18歳の少年が夏の終わりに故郷の島に戻ってくるところから話は始まる。13年ぶりに行われるという大祭の前日のことであった。少年は小さい頃から「不思議」なものが見えた。伝説に彩られた白蛇が祀られているこの島には異界の気配がそこかしこにあるのだ。名前を言うだけで禁忌とされる「あれ」が集落で何度も目撃されていた。大祭を前にして島のバランスが微妙に歪み始めている。このままでは島は一体どうなってしまうのか!? 普通の人には見えないものが「見えて」しまう少年は否応無しにこの騒動に巻き込まれていく。無二の親友、謎に包まれた魅惑の登場人物たちと共に少年時代最後の夏の大冒険が繰り広げられるのだった・・・。三浦しをんの引出しの多さを感じさせる佳作小説。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
伝説に彩られた孤島で13年に1度行われる大祭の夜、島民が恐ろしさゆえに「あれ」としか呼べない者達がやってくる。神社の神官の息子で霊力はあるが、次男であるがゆえに島を去らねばならないのに残っている神宮家の荒太と、霊が見える力を持ち長男であるがゆえに島に残らなければならないのに島から出て暮らす悟史。悟史とは持念兄弟という縁で結ばれた光市。謎の男、犬丸。霊力のない神官の長男信一。舞台装置は完璧。いよいよ大祭の夜へ向け緊張感を増してゆく。祭りの情景では日和子、佐和子の舞が華やかに色を添え、禍々しい夜へと一層の緊張感を盛り上げてゆく。この辺りは、実にうまい。最後の得体の知れないものたちとの戦いは、もう一つ迫力不足か。しかし主眼はそこにあるのでなく、悟史と光市の心中にあるのであれば、瑕にはなるまい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
お盆に帰郷した悟史が、13年に一度執り行われる大祭の夜に体験する不思議な物語である。昔から独自の風習と習慣を持ち、白蛇を神と崇める離島「拝島」は、島外者を嫌い寄せ付けない。この舞台設定は、横溝正史の描く村社会に似ている。しかし、主人公を少年達にすることと、外周を海に囲まれた離島とすることで、横溝作品とは違う開放的な部分がある。同年代の長男を義兄弟として育てる「持念兄弟」の慣わしも、悟史と光市を幼なじみというよりも強く交感できるものとして、効果的に作用している。静謐な雰囲気をたたえながら、大祭を迎えるあたりで動的に移行していくが、それはこの話のテンポにもつながり、それはバランスをうまく配した構成だと言える。なお、この作品は「白蛇島」に加筆、改題したものである。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!