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白いへび眠る島
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白いへび眠る島の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全21件 1~20 1/2ページ
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こちらの作家さんを読むのは初めてです。 あらすじから、横溝正史のような雰囲気の土着的ホラーを期待したのですが、そしてそうには違いないのですが・・他のレビューアさんも書かれていましたが、私も「薄い」と感じてしまいました。 また、主人公の少年が屈折しまくっていて被害者妄想的すぎるのと、話の進行がゆっくりなので途中でだるくなり、じりじりしてきます。島の雰囲気はよく感じられますし地理も頭に入りやすくはあるのですが、もう少し短くまとめた方が締まるのではないかと思いました。 母親や妹、かすかに思いを寄せる少女は登場しますが、女性の影が薄い小説です。少年同士の繋がりがすごく強くてほとんど”愛しあっている”と言えるほどで、LGBTテーマの作品ではないのにと、ちょっと違和感がありました。美少年ものやBL好きの方は好みかもしれません。 閉鎖的な雰囲気も、神社を中心とする謎めいた島の掟も、秘密があるらしい美貌の神社の次男などもよかったのですが、何か全体的に間延びした感じがしていまひとつでした。 ホラーというよりは青春ものと言った方がいいかもしれません。 | ||||
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高評価のレビューばかりでしたから、肩透かしを食らった気分です。 物足りない。 淡々としていて、盛り上がる場面もそんなに…。 なんだろう、あまり島の雰囲気とか濃さが感じられなかったです。 人間関係とかホラーとか、設定はしっかりしてると思うのに、薄味というか。 こういうのってもっと深くのめりこむように呼んでしまうものなんですが。 不思議です…。 あ、BL風味に感じられる方いるみたいですが、私は全くそういうのも感じなかったです。 ブロマンス好きですが、そういうのも。 全体的にすごく薄いとしか。 三浦さんが原作のアニメや映画見たことありますが、こんなにさらっとしていて退屈なんだなあ…と思ってしまいました。 私には合わないのかな? | ||||
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とても面白いです。 風景描写、心理描写ともに美しく、隠された謎解きにわくわくします。 持念兄弟というのは、答志島の寝屋子制度と少し似ているなと、何となく思いました。 ただ1つだけ、あら探しのようで本文の筋には全く関係ないのですが、気になったので書きます。 作者のみならず編集者も気づかなかったのかな?と思うのですが・・ 作中で「〇〇じいさんは旧制高校の出身で、主人公の先輩にあたる」というような箇所があるのですが、 旧制高校は今の大学にあたるものなので、主人公が現在通っている高校の前身ならば旧制中学が正しいと思います。 それに旧制高校は当時相当のエリートが行くはずなので、「旧制高校を出て、島に呼び戻されて漁師になった」という叙述に違和感を覚えてしまいます。 ほんとにどうでもいい些細なことをレビューに書き、すみません。 全体としてはとても面白くて、ページをめくる手が止まりませんでした。 | ||||
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小さな島で起こるひと夏の冒険譚です。持つ者と持たざる者との葛藤や、友愛、人間とそれ以外、様々な関係が織り成す不思議な物語です。是非一読して頂きたい作品です。 | ||||
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しをんさんの作品は、まだ三冊しか読んでませんが、描かれている人物がみんな好ましいです。主人公は勿論周りの人々が生き生きとしています。もし実在するなら、訪れてみたい場所です。 他の著書も楽しみです。 | ||||
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主人公の心理描写がとても繊細。とくに恐怖の描写は暗くも美しくもあり読んでいて引き込まれました。『風が強く吹いている』と比べるとどうしても盛り上がりに欠けているように感じてしまう部分もありますが、文体も話の構成も綺麗で読みやすいです。 ただ著者がBL好きの女性作家であるという先入観があるためか、男性の登場人物同士のやりとりやキャラクターの造形に時折BLめいたものを感じる部分がありそこが受け付けませんでした。(男性キャラが男性キャラをご主人様と読んだりとか、主人公の相棒への思いとか)リアルさはさておき、物語の為に脚色された美しい少年や美しい男性が好みの方にはぴたりとハマると思います。 | ||||
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著者作品のコミカルなところが気に入って、続編や新作は毎回読んでいます。 | ||||
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三浦しをん作品けっこう読んでますが、これはその中でも普通です。可もなく不可もなく。この本の前に「風が強く吹いている」を読んだためか、どうしてもこっちが盛り上がりに欠ける作品に思えてしまう。でも、普通に楽しめるんです。 なんとなく恩田陸の作品に近い匂いのするホラーです。 | ||||
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この本も他の三冊と一緒に購入したが、例外なく良い状態で良かった 今後も良い品を提供して欲しい | ||||
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うん、面白い。 文章力に定評のある作者が描く、SF?ジャパニーズホラー?です。 数年に一度、大祭にて魔を払う儀式をする風習が残る島。 そこで閉鎖的に暮らす人々の中に、島の守り神の子孫がいる。 その儀式は決して形だけのものではなく、実際に島をまもるために必要なものであった。 飛び切り怖いわけでもなく、そしてドキドキするわけでもありませんが これからどうなるんだろう?とワクワクしながら読み切ることはできました。 それほど長い小説ではないので、作者のファンなら読んでおいても良いかと思います。 | ||||
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とうちゃくもはやくて、ほうそうもよくて、きれいなほんでした。 | ||||
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読後感がいいです。爽やかな風に包まれるような爽快感。 胸に染み入るような話でした。 書き下ろしの小編もいい。荒太と犬丸の絆にじんとします。 | ||||
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ある田舎の島の話。ファンタジー小説だけど、その島の歴史や風習がきっちり設定してあるので、一度世界に入り込めば楽しく読める。ただ入り込むのに少し時間がかかった。 池上永一「バガージマヌパナス わが島のはなし」と雰囲気が近いけど、「白いへび眠る島」の方が写実的で、あちらはマンガ的な感じ。 | ||||
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拝島という、今なお因習の残る島に、島を離れている高校生の悟史が、13年ぶりの大祭に帰ってくる。彼を待っているのは島の風習である持念兄弟の光市。不思議をみることが出来る悟史は、「あれ」と呼ばれている邪悪なものをみてしまう。そのことで島の隠された秘密と関わっていく……。 読むのに時間がかかってしまったのは、溢れるような言葉のイメージのせいだと思う。が、それが面白く心地よかった。 犬丸という人間の形を持って現れる神様の捉え方も面白かった。 | ||||
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読み終わっての印象は、これは少々長すぎる…でした。 もっと短くていいと思いました。 最初のページは、比喩的表現が多い文章が辛かったです。けれど慣れてくると、 普通に読めるようになりました。 村の様子、人の様子、とても細かく書かれているけれど、細かすぎて、 どれがどれかよくわからなくなりました。自然豊かな島だろうな〜と思うのですが、 じゃあどこが印象に残っていると言われれば、どこも印象に残らないです。 きれいっぽいなあ〜という漠然とした雰囲気だけで。 漫画でいうと、背景を書き込みすぎてる?ような感じがしました。 もう少し読者の想像力を信用してざっくりと書いてほしいなと思いました。 物語としては、後半になってスピードが乗ってくるとページを捲る手が早く なるのですが、先を読みたい気持ちを比喩的な表現に邪魔されるのが辛かったです。 華麗な比喩的表現はポイントだけにして、あとは普通に書いてくれたらと思いました。 失礼ながら、鬱陶しい所は飛ばしちゃいました。 そういう読み方をしてはいけないと思うのですが、読むリズムが崩れるのが嫌だったので。 主人公の性格は、これだけ長かったのによくわかりませんでした。 これは主人公の成長物語?ですかね? 謎解きの過程で、主人公が成長しているように思えず、話のコマみたいでした。 でもこんなものかな?犬丸と荒太の方が印象に残ってしまった。 結局、これは神様を鎮めてめでたしめでたし。昔のおとぎ話ような話で、いいのかな? 面白くないわけではなかった気がします。けれどどこが面白かったと言われれば、 よくわからない。ストーリーは奇をてらっているわけでもない、ありがちなものですし。 後半のスピード感でしょうかね?? | ||||
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不思議なお話でぐいぐい話の中にひきこまれちゃいました。 不思議な話なんだけど、どっかの田舎ではこんな話ありそう、 とか思ってしまいました。 一気に読めました。 | ||||
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淡々と話が進んでいくようで、程よく緩急があり間延びせずに一気に読めました。 謎を随所に散らしつつ最後にまとめあげているので読後感もよかったです。 この本を読む前に『しをんのしをり』を読んでいたので登場人物の出し方にも納得。 ほかの作品を読むのが楽しみになりました。 | ||||
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特殊な風習のある島でのお話。 ホラーやファンタジーっぽい要素もありますが それほど違和感なく読めてしまうのは作者の力量の賜物なのかも。 ぐいぐいと話に惹き込まれていきます 「月魚」とは全く違った雰囲気で、作者の引き出しの多さに驚いています | ||||
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主人公である18歳の少年が夏の終わりに故郷の島に戻ってくるところから話は始まる。13年ぶりに行われるという大祭の前日のことであった。少年は小さい頃から「不思議」なものが見えた。伝説に彩られた白蛇が祀られているこの島には異界の気配がそこかしこにあるのだ。名前を言うだけで禁忌とされる「あれ」が集落で何度も目撃されていた。大祭を前にして島のバランスが微妙に歪み始めている。このままでは島は一体どうなってしまうのか!? 普通の人には見えないものが「見えて」しまう少年は否応無しにこの騒動に巻き込まれていく。無二の親友、謎に包まれた魅惑の登場人物たちと共に少年時代最後の夏の大冒険が繰り広げられるのだった・・・。三浦しをんの引出しの多さを感じさせる佳作小説。 | ||||
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伝説に彩られた孤島で13年に1度行われる大祭の夜、島民が恐ろしさゆえに「あれ」としか呼べない者達がやってくる。神社の神官の息子で霊力はあるが、次男であるがゆえに島を去らねばならないのに残っている神宮家の荒太と、霊が見える力を持ち長男であるがゆえに島に残らなければならないのに島から出て暮らす悟史。悟史とは持念兄弟という縁で結ばれた光市。謎の男、犬丸。霊力のない神官の長男信一。舞台装置は完璧。いよいよ大祭の夜へ向け緊張感を増してゆく。祭りの情景では日和子、佐和子の舞が華やかに色を添え、禍々しい夜へと一層の緊張感を盛り上げてゆく。この辺りは、実にうまい。最後の得体の知れないものたちとの戦いは、もう一つ迫力不足か。しかし主眼はそこにあるのでなく、悟史と光市の心中にあるのであれば、瑕にはなるまい。 | ||||
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