■スポンサードリンク
(短編集)
躯
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
躯の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.29pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全6件 1~6 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
臍というタイトルなのに皺の話だったり、良く分からない理屈で興味が膝小僧から尻、 そして血液に変化したりとどうにもタイトルと中身がかみ合わない作品が多い 中身もなんとなく思いついたことをつらつらと書いたという感じで、 ダークな分印象には残りやすいが、ストーリーにあまり魅力はない まあ薄い本なので気になったのなら買って読むのも悪くないかもしれない | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
躰の問題はどうしようもないので、言及してはいけない、というのは、小学校の時に言われた事です。 背が低いのも、色が黒いのも、自分の努力では改善の方法がない。 この作品群は、その教えに反しているようで、読んでいて快くなかったです。 その問題は触れるの止めようよ、と何度も思いました。 最後の、顎、だけが、少し、そのような不快さは少なかったように思います。 しかし、こちらは、新規性を感じられませんでした。 ごめんなさい。 この作品集は今一だと思いました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
人間、どんな絶世の美女だろうと美男であろうと 100%自分に満足している人なんて、いるのだろうか? この本を読んで、ふとそんなことが頭をよぎった。 「臍」の手術なんかがあることに、まず驚いた。 自分の臍なんて、そうマジマジと見たこともなかったような気がする。 とっかかりは臍であっても、そこからストーリーは 少しわき道にそれ、夫婦間の話へと流れる。 その母親と自分が同年代であることも重なって、共感できる部分があった。 「つむじ」では、世の男性方が何よりも恐れていることが。 実際に、自分の周りでもそういうことを口にする殿方が増えている。 「見た目を取りますか?男を取りますか?」の世界。 あとは「膝」フェチのサラリーマンや、 あひるのような「尻」と言われた一言で、変貌していく女子高生。 行くあての無い、居場所の無いプータローが ボクシングというものに魅入られていく「顎」 どれも、人間の「躯」のタイトルがつけられている。 さっくりと読むには、ちょうどイイ長さで読み易かった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
自分の身体の気になるところって、気にし始めると気になっていつもいつも考えがそっちのほうに行っちゃうこと、ありますよね。それが高じると、この本のようになるのだな、と思います。乃南さんの想像力には、いつも感心させられます。5編の中には、素直に面白いのもあるし、ちょっとイマイチのもありますが。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
体についての話だが、どれも人間の心理を深く描いた作品だ。人の弱さ、見栄、思い込み、劣等感、欲望など、そこには様々なものが潜んでいる。読んでいて、人のあまり見たくない部分を見せられているという感じがした。自分の体にこだわるのはいいけれど、ほどほどにしないと思わぬことになってしまうという警告もあるのだろうか?ちょっと異色の短編だった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
人の体について書いた5つの短編。他人にはそれ程気にならない、ちょっとした事でも、本人にとっては重大なコンプレックスである場合がある。それを気になりだしたらきりがない。とことんそれに執着して向かっていってしまう主人公達が、滑稽でもあり哀れでもあり・・・。その一直線な思いや行動そのものが、不気味で怖い。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!