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(短編集)
午前零時のサンドリヨン
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午前零時のサンドリヨンの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.78pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全36件 1~20 1/2ページ
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八反丸いいやつ過ぎて泣ける 主人公の須川君へっぽこ過ぎるのに周りに美女が多いのが解せん告白に4ページも使いやがって | ||||
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物語の設定も非常に興味深い。 タイトルにもある「午前零時のサンドリヨン」は、シンデレラをモチーフにした謎解きの一つであり、これが物語の重要な鍵となる。 シンデレラの伝説を現代の日本の高校生活に巧妙に組み込み、ミステリーとしての緊張感を保ちながらも、ファンタジーの要素を取り入れた点が新鮮。 この設定で、読者は童話の世界と現実世界を行き来するような感覚を味わうことができる。 本書の構成も非常に巧み。 著者は、複雑なストーリーを緻密に組み立て、読者を飽きさせない工夫を凝らしている。 各章の終わりにはクリフハンガーがあり、次の展開が気になってページをめくる手が止まらない。 物語の中で散りばめられた伏線が最後に見事に回収される点も、読者に大きな満足感を与える。 特に、ラストのどんでん返しは予想外でありながらも納得のいくもので、驚きと共に感動を覚える。 登場人物たちの人間関係も本書の大きな魅力の一つ。 主人公と彼女の友人たちの絆や葛藤が丁寧に描かれており、彼らの成長や変化を通して物語に深みが増している。 主人公が自分自身の過去と向き合い、成長していく姿は感動的。 彼女の成長は、困難に立ち向かう勇気を与えてくれる。 文章表現も素晴らしく、著者の筆致は繊細でありながらも力強いもの。 情景描写や心情描写が美しく、読者はまるでその場にいるかのような臨場感を味わうことができる。 登場人物たちの会話が自然でありながらも機知に富んでおり、彼らの個性が伝わってくる。 本書は、単なるミステリー小説にとどまらず、成長物語や友情物語としても楽しむことができる一冊。 著者の卓越したストーリーテリングとキャラクター描写により、物語の世界に引き込まれ、最後まで飽きることなく読み進めることができる。 「午前零時のサンドリヨン」は、ミステリー小説ファンのみならず、多くの読者におすすめしたい作品。 緻密なプロット、魅力的なキャラクター、美しい文章は、読後に深い満足感を与えてくれる。 | ||||
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推理もあり、マジックもあり、でもこの物語の良さはそれよりも主人公の純粋な感情と、青春の日々をとても上手く独特な表現で伝えているところが良かった。また細かな描写や、風景が目に浮かぶしつこくない文の使い方は読んでいて気持ちよく感じるので、著者の別の作品も是非読んでみようと思いました。 | ||||
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mediumがきっかけで相沢先生の虜になり、このシリーズも読んでみることに。 今までマジックの世界に深く触れたことが無かったので、初のマジックパートになるとまるでマジックの基礎の授業を受けているような新鮮な気持ちで楽しく読んでいました。フラリッシュなんかはyoutubeで動画を調べたりして、新しい世界に触れることの楽しさやわくわく感も味わうことができました。 物語としても読みやすくて、高校生ならではの人間関係を時にはシリアスに時にはコミカルに描いていて読んでいて全く飽きませんでした。 さて、次は私だから感じたもうこの本のもう一つの面として、八反丸から初へのクソデカ感情百合があるということです。仮にこの作品を百合作品のひとつとして評価した場合、物語における須川くんの立ち位置が非常に重要になります。百合の話に男子を出すなとはいいません。百合の名作にも男子が出ている作品はあります。すべては男子の絡ませ方で良作になるか地雷になるかが決まります。八反丸さんは物語終盤ではっきりと言いました。「わたしはあの子が好き」「ハツはわたしのものなの」と。そして自らの恋心を捨ててまで大好きな人に夢を叶えて欲しいという八反丸さんのその純粋で崇高な想いは何人たりとも邪魔することが許されない確かな百合なのです。この恋心を知るまでは私も完全に僕と初のボーイミーツガール物語を受け入れて読んでいました。百合でないのなら男女の恋愛は自由です。しかし私たちの界隈では百合の間に男子が介在することは万死に値する大罪であり、一度この作品に明確な百合の種が植えられてしまった以上私はもう僕と初の間に友情以上の関係が生まれることを望まないでしょう。 続編は本編と同時購入しているので、続編でこの伏線をどう回収するのか相沢先生の技量を今から確かめていきたいと思います。長文失礼しました。 | ||||
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青春日常系ミステリーの傑作です!! お薦めですよ! 私は殺人など起きる残酷なミステリーを敬遠してから、凄惨な事件が起きない日常系ミステリーを愛読してます。 そんな中の日常系ミステリーの傑作です! 『medium 霊媒探偵城塚翡翠』でこのミステリーがすごい!など複数の賞を受賞して話題となり有名になった相沢先生が無名時代の作品。デビュー頃の日常系ミステリーです。 このサンドリヨンとはシンデレラですね。 正直この作品はミステリーとしては稚拙です。ミステリーのトリックに期待すると残念だと思います。でもそれを超える魅力があるのですよ! 何よりマジックの描写がとても印象的で素晴らしい!! 謎めいた美少女とマジック。作品内の数多くのマジックは本当のマジックとの事なのでとても魅力的です。しかもこのマジック種明かしがないのですよ!種明かしが滅茶苦茶気になります!相沢先生がマジックの愛好家との事で種明かしをしない鉄則を守っているのですね。 またヒロインの駄洒落! これが本当に面白い。駄洒落に読者として気がつくと楽しいですよ。掲示板とか… クールな美少女が呟く駄洒落に是非注目して頂きたい。 ミステリーとしては残念な要素も多いですが、全体としては素晴らしい作品です。 序盤は無双の名探偵のようなヒロインの挫折と葛藤もあって素晴らしいです!! また爽やかな青春恋愛ストーリーとしても微笑ましい作品です。 日常系ミステリーで有名な米澤穂信先生の『氷菓』古典部シリーズをほろ苦いビターな青春日常系ミステリーの代表作品とするなら、この作品はとてもスイーツな甘い青春日常系ミステリーの傑作です! 確かに甘過ぎる作品かもしれませんが、読んでいて爽やかで勇気を貰えました。 マジックがお好きな方 日常系ミステリーがお好きな方 クールな美少女の太股がお好きな方(笑 駄洒落がお好きな方 純情でボッチな男子を応援したい方 こんな方に特にお薦めです。 素敵なエンディングですよ。 心が温かくなる作品なのでお薦めです! 相沢先生の作品の中で一番好きな作品です。私には宝物のような作品の1つです。 素敵な物語をご創作頂き相沢先生ありがとうございました! | ||||
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登場人物の心情の表現、ストーリー展開や伏線回収に際立った意外性があるわけではないが、だからこそ予測通りの予想外な物語となっていて満足な一冊という印象。 青春モノ、ミステリーモノを読み始めたい人には特にオススメです。 | ||||
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マジックがテーマになった学園もの。 語り手の性格は好みではなかったが、どの話も楽しく読むことが出来た。 物語的に、作中に登場するマジックのタネあかしをするわけにはいかない内容になっているのだが…読み手としてはどうしてもタネが気になってしまう。その為に、謎解きや犯人役とのやりとりに集中できなくなってしまった部分があった。…どうやら好奇心が読書の邪魔をすることもあるらしい。 | ||||
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登場人物や情景が目の前に広がるように思い浮かびました。文章に嫌なクセもなく、読み易かったです。主人公の男の子が吃るところに少し苛立ちましたが、最後の方はなんだか可愛らしく感じるようになりました。ヒロインの女の子も友達も、皆魅力的なキャラクターでした。 少ししか出て来なかったけれど、ぜひ主人公の姉に振り回されるストーリーとかで、続きが読みたいなぁと思います。 | ||||
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高校内の人間関係のドロドロ、自信を持てずに苦しんだあげくの迷走といったところから生まれる事件というか悩み事を、安楽椅子探偵的に解決するヒロイン酉乃初(とりの はつ)は、その推理力以上に複雑で繊細な性格が魅力的。彼女と中学時代にいろいろあったらしい八反丸芹華(はったんまる せりか)とか、女生徒人のキャラが立っていて興味深い。ワトソン役の須川君のへろへろながらの頑張りも認めてあげよう。 重苦しい出来事が解決されていくのですが、どこか脂ぎらない清潔感が特徴かと思います。最終4話目など、激しい感情がぶつかり高揚するクライマックスがあるのですが、推理すること自体への探偵役ヒロインの逡巡が原因で、全体的には体温が少し低めに感じられ、パステル画のような印象です。 | ||||
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殺人のないミステリーとして最上級の作品と思う。マジックがそれに効果的にからみストーリーに深みを与えている。人物の描写もいい。 | ||||
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図書館で借りて読んでみたのが始まりですが、こういう本ってなかなかないので引き込まれちゃいました♪ | ||||
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最初はちょっとどうかなと思いながら読み進めましたが、意外に楽しめました。 無理な感じの設定もありますが、その無理な設定が面白い感じになってきて最後はなるほどと納得してしまいました。 | ||||
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推理小説としてはあまり面白いものでは無いと思いますが。 青春ものとして見たときは懐かしいような憧れのようなものを感じ気軽に読める一冊でした。 続編があれば読んでみたいです。 | ||||
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この作品を買ったとき表紙の絵を見て主人公の少女がマジックなどの知識を使い華麗に事件を解決する痛快なミステリを私は想像したがその期待は良い意味で裏切られた。 表紙絵のきらびやかさに反してその内容はけっしてきらびやかなだけでなく人間の弱さやドロドロした感情が描かれたものだった。 主人公はプロ並みの腕を持つ女子高生マジシャンで普段はその腕をアルバイト先のレストランバーで披露している。 そんな彼女にもう一人の主人公で同じ高校に通うクラスメイトである男の子が出会うところから物語は始まる。 この本は四つの連作短編からなっていていずれの話もその男の子の一人称で物語られる。 二人の主人公の前にふりかかる事件はいずれも学校という社会の負の側面に由来している。 具体的に言うといじめであったり生徒間の嫉妬などが事件を引き起こしていると思われる。 二人の主人公はそれらの事件を解決しつつも自らも悩み苦しんでいく。 特に主人公の女の子(名を酉乃初という)は自らがマジックをするのが人に認められたいからでそれは嘘の自分であり本当の自分はひ弱でさびしがり屋であると思っていてそんな本当の自分を誰もわかってはくれないことに悩んでいる。 この作品を読み終えて私が思ったことは初のような少女はとても可愛いということだった。 初という少女はマジックの腕が天才的で頭も非常にきれるのだがその心の核には上にあげたような悩みがあってそのギャップに萌えるとともに彼女が事件を解決するたびに彼女自身も含めて事件にかかわる生徒たちのドロドロとしたある意味醜悪ともいえる心が浄化され美しいものになっていくのが読んでいて快かった。 | ||||
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同じ青春ミステリーとジャンルづけされるであろう米澤氏の作品(さよなら妖精など)を読んで口の中がビターになった私にはちょうど良い読後感でした。 本屋さんで見かけて衝動買いしましたが買って良かったです。 | ||||
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とても面白かったです。 自分の学生の時のことを思いだしました。 | ||||
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自分が読んだ中ではかなり面白い方でした。 最後まで読むにあたって、苦痛になる様な時はありませんでした。 意外と緻密に伏線が張られており、見応えのある内容になっていると思います。 マジックなどの豆知識も豊富に盛られており、マジックとミステリ好きの自分には最高の一冊でした。 | ||||
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すみません、ず~っと「相沢沙紀」先生だと思っておりました・・。 ミステリー・アンソロジー ・放課後探偵団(創元推理文庫)で、 「恋のおまじないのチンク・ア・チンク」を拝読して以降、本作に始まり、「ロートケプシェン、こっちにおいで」はもちろん、 マツリカさんシリーズ2作、そして今日は「ココロ・ファインダ」を注文させて頂きました。 ヒロイン・酉乃初の魅力に、ゾッコン。 私としては、ビブリア古書堂シリーズの栞子さん以上に、魅力的だと思います。 もっと「相沢沙呼」という作家が、知られていきますように。 | ||||
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この方の本は初めて読みました。 雰囲気はガールズライトノベルですが、鮎川哲也賞受賞と銘打たれているだけあって、ミステリ要素はしっかりしています。 物語としてみると、人によって好き嫌いが分かれるかもしれません。 | ||||
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語り手の「須川くん」は男子がこうありたいと願う「理想の僕」であり、大人になった私が読むとこそばゆ過ぎるし、ラノベに良く出てくる女の子っぽい「僕」キャラの典型です。 でも、好きですねぇ、こう言うの。 読んでいて、もう一度、あの頃に戻れればというロマンを感じます。 こんな男子も女子も実際にはいないことでしょう。 小説だからこそ、夢見るシチュエーションが楽しめます。 マジックが出来る少女。 それだけで魅力たっぷりです。 魔法使いに憧れていて寂しがり屋で嘘つき。そして恐るべき洞察力を備えた名探偵。 須川君が少しずつ心の成長をしていく姿も微笑ましい。 ストーリーはラブコメディそのものですが、文章と構成は実にしっかりしています。 早速次の作品を読みたくなりました。 | ||||
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