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アンダーリポート



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【この小説が収録されている参考書籍】
アンダーリポート
アンダーリポート (集英社文庫)

アンダーリポートの評価: 4.29/5点 レビュー 21件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.29pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全21件 21~21 2/2ページ
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No.1:
(5pt)

過去に何があったのか? 気になって寝食忘れる

日記(主人公は恐れ入るほど筆まめ)と記憶(と主人公の職業ならではのあるもの)を頼りに15年前のある事件の真相の闇に分け入っていく。そのきっかけとなる依頼の範疇を超える彼ののめり込み様にあなたは冷ややかな狂気を感じるかも知れない。佐藤正午特有の緻密な文体がぴったりマッチングしている。読了後一日経ってから気がついたのだが、主人公を除くと主要登場人物が全員女性である、というのも珍しいだろう。冒頭から2章ほどは、いったい何がどう進行しているのかまるでわからない。固有名詞も出てこないし。そこからじわじわと「ああ、そういうことか・・・」の連発で読み手の目線は釘付けである。最後の章まで読み終えてから、一息つく前にそのまま冒頭の2章ほどを読み返すのは、まさに至福の瞬間。「はい、はい、はい、はい」と過剰に納得しながらページをめくる。今年一番面白かったミステリ小説。
アンダーリポート (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:アンダーリポート (集英社文庫)より
4087466604

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