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世界の終わり、あるいは始まり
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世界の終わり、あるいは始まりの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.79pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全31件 21~31 2/2ページ
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私はこのタイトルが気に入って購入したのですが、家族のものは「タイトルを聞いただけで、いかにも面白くなさそう」と言っていました。気にせず読み進めていったのですが、主婦や子供がステレオタイプっぽく描かれているさまが不愉快でした。いかにもこういう言葉遣いや言動をしそうでありつつ、実のところ現実にはこんな奴いない。こんな話し方はしない。 それにも気にせず読み進めていったら、途中で妄想オチが出てきて、「いや、それはまずいでしょう」と思いつつも読み進めていったら、それが何度も出てくる。そして最後・・・。 「なんだ、これはーーーーー!!」 私の時間を返してくれ。 | ||||
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ちょうど半分ぐらいまで読んで、騙されていたことが明かされる。 同じ作者のベストセラー、『葉桜の季節に君を想うということ』も、読者を騙す作品だが、そっちは『やられた!』という、ある種心地よい感想を持ったが、こっちは『何じゃそりゃ!』と、怒りを覚えた。 後半は、その『騙し』(もうわかっているので、騙しではないが)の繰り返しである。 ひとつの事件を、あらゆる可能性を考えて、いろんな角度から考察するという物語は多多あるが、『では、真相はどうなの?』という所が、読者の最も期待することであり、作者の力量が示されるところであると思う。 ところが、この小説には、それ(真相)が、ない。真相は闇の中、というか、青空の向こう、なのである。 だから、結末は、『終わり』ではなく『始まり』なのだろうが、それじゃああんまり無責任だ。 少年犯罪が生まれる背景や、少年法によって守られる加害者の罪の償い方など、作者の主張や考えさせられることが散りばめてあり、それはそれで読む価値はあったかも知れない。 しかし、『殺人の追憶(MEMORIES OF MURDER)』のように、実際に起きた未解決事件を題材にしているというのならまだわかるが、この事件は作者の創作である。 創作なのだから、作者がその真相を用意して然るべきではないだろうか。 | ||||
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今夏の角川文庫の100冊に選ばれていたため、作品紹介文のあらすじを読んで興味を引かれて購入した。 「小学生連続誘拐殺人」に我が子が関与しているという疑いを抱いた父親。 次第にその疑念は確信へ・・・。 とあり読者としては「主人公の息子は本当に犯罪に手を染めたのか」「もしそれが真実なら、主人公はどういう行動に出るのか」という面を期待する。 だが、前半のテンポの良さは途中から方向性を変え、主人公の幻覚・妄想面がメインとなってしまう。 著者の描きたかったのは「我が子が犯罪者だったら、どうしよう」という不安の究極の感情部分なのだろうとは理解出来る。 しかし最も知りたかった「真実を知った時に、息子にどう向き合うのか」という主人公の具体的な行動についての決着が欲しかった。 作品紹介文を読むとあたかもミステリー小説であるかの様に紹介されているのは反則ではないかと思う。 個人的には何度も繰り返される妄想に、途中からイライラしてしまった。 | ||||
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わー、どうなるの? は? んン? え!? 〜END〜 って感じです。 被害者の苦悩、加害者家族の苦悩を書ききるのかと 思っていましたが、ハッキリ言って そんな高尚な話ではないです。 前半まではすっごく面白いですよ。 盛り上がります。ものすごく。 ハラハラドキドキなんですよ、前半は。 で、いよいよここから!!!って後半。 繰り返される父親の「脳内ストーリー」・・・・ 妄想族かよ・・・・ いくつかの結末候補を1つに絞らずに そのまま肉づけして乗せました! って感じすらしますが・・・。 もやっと! | ||||
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明確な結論が出なくて、考えさせられたまま終わる、というストーリーなら良いのだが、これはそういう類のものではなく、単にグルグルとくどいし、言いたいことも不明。 読後、どっと疲労感に襲われた。 「独りよがっている作家、独りよがっている小説」という感が否めない。 | ||||
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映画のDVDに、ストーリーが二つ用意してあり、どちらがいいですか〜と見る側に選ばせる作品があるが、この本もその手法。 なおかつこれは2つどころではなく、4つも5つもストーリーが用意してある。 これも推理小説と言うなら、4つの違ったストーリーが読めてお得…という考え方もあるが、結局それって何か欲求不満というか、もやもやした思いを引きずったまま読み終わることになる。 最初は小学生が4-5人身代金目的で誘拐され、「警察に言うな」と言うのに言ってしまうので、ことごとく死体で見つかる。 しかしその殺された子供の親の名刺とピストルが自分の子供の部屋から出てくる。 ここまでが前段で、ここから違うストーリーがひとつづつ展開されて、すべてが違う結末を迎える。 最初に読んだ時は、何か間違っているのでは?と思っていたが、結局そのような手法なのだと気づき、最後の方は眉つばというか、話半分に読んでしまう自分があったので、冷めてしまったのだろう。 まあ、それぞれがちゃんと推理小説になっているので、一つ一つも面白いのだが。 最後のシーンで親子で仲良くキャッチボールしているのだが、何かなぁと言う感じ。 | ||||
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結局作者が何を主張したいのか良く分からずに 読み終えた.結末は一通りで十分である. ストーリーが興味深いだけに残念. | ||||
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とにかく、くどい。え?これも違うの?これもまた?って感じでした。 そして終わり方もしっくりこない。不完全燃焼だ。 | ||||
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想像が主体と分からずに読んだ一つ目には見事に引っかかりました。 が、このページでこの進度ってことは・・・と後半を思わずスキャンしてしまい、予想どおりの展開にがっかり・・・。 せっかく買ったし、と読みきりましたが、苦痛でしかありませんでした。 せめて結末でスッキリさせてもらいたかったのですが、それも叶わず。 読み手によるとも思いますが、せっかく手をかけた(であろう)プロットが逆効果になっている、非常に残念な作品だと思います。 | ||||
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少年による幼児連続誘拐殺人を扱った作品。だが、そこには現行の少年法に対する考察や少年の犯罪心理の分析と言ったものは何もなく、ただグロテスクな言動を延々と描くだけの胸クソが悪くなるもの。 少年の犯行に気付いた父親の夢想を繰り返し織り込むと言う趣向もあるが、こちらも父親の身勝手さが鼻に突いて、胸クソの悪さが倍加されるだけ。 このような救いの無い物語を書いておいて、結末で"パンドラの箱"に残された「希望」を語るとは呆れて開いた口が塞がらない。刊行されたのが不思議な程、醜悪極まりない本。 | ||||
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今までに無い推理小説だと思います。途中は、話のスピード感にハラハラドキドキさせられます。しかし、最後は・・・・「まじっすか~?」としか言葉が出ず、作者にかなり振り回されてしまったなあ、というのが私の感想です。正統派ミステリーが好きな方は消化不良を起こすかもしれません。 | ||||
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