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世界の終わり、あるいは始まり
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世界の終わり、あるいは始まりの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.79pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全77件 1~20 1/4ページ
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久しぶりに読みました。単行本で出たときに図書館でかりて面白くて出先にも持ち歩いて読んだのを覚えています。 とにかく中盤まではすごく惹き付けられてこれからどうなる?どうなる?とワクワクしながら読みました。 終盤はそのワクワクを悪い意味で裏切られがっかりしました。 スッキリしたい人にはおすすめしません。 私は中盤まではすごく好きだったので文庫でまた買ってしまいました。 それくらいの魅力はあるし、読んでから10年以上たっても内容はなんとなく覚えています。 | ||||
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連続殺人が起こり、息子が犯人なのか…?という前半の緊張感ある展開はとても面白かった。 が、一度目の長い妄想の後はひたすらたらればの妄想が続くだけで、実は連続殺人が起きてから時間軸は全く動いていない。し、何も解決しない。 特にオチが最低で、完全に丸投げだった。だが、嘘がバレるかも…という箇所の心理描写は凄くリアルで経験談か?と思ってしまったほど。笑 妄想が一度きりで終わりか、もしくは妄想と現実を繰り返しながら徐々に確信に近いていけばかなり名作になったのではと思う。 ドグラ・マグラのような夢中夢が好きな、体力ある人にはハマるかもしれない。 | ||||
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非常に面白く読んだのですが賛否両論、しかも否の方が多いみたいですね。 ミステリーとして犯人は誰でトリックはどうで動機はみたいな読み方をすれば確かに肩透かしを食らうかも知れません。 この小説には殺人事件を犯した(かも知れない)父親の苦悩がこれでもかと描かれているんだと思います。 その先どの様な展開になってもバッドエンド。 後味の悪さでは一級品ではないでしょうか。 そして結局は振り出しに戻って終わるところも個人的には好きでした。 何も解決せずこの先どうなったかは読者が考えてと言われているような感じがして、実際にそれを考えるのも面白いと思います。 自分は殺人事件が起きて犯人は誰だみたいなありきたりなミステリーには食傷気味になっていたので楽しめたのかも知れません。 ちなみにミステリー四大奇書なんかも読んでいますよ。 | ||||
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他の人も書いているがこれはミステリーじゃない。 ミステリーとして読めば評価は下がって当然。 子を持つ親・子を持つ年齢になった方が読めば我が事のように戦慄する。 | ||||
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歌野さんのファンですがこの作品は駄作です。理由は皆さんが書かれている通りです。 この長さで半分以上が陳腐な妄想の上、オチも真相もなしなのはキツい。 | ||||
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つまらない。 序章は普通に読めるが、途中から ストーリーが進む→妄想でした〜→ストーリーが進む→またまた妄想でした〜 の繰り返しで、読んでいても「どうせまた妄想だろ」と思ってしまい、しらける。 さすがに最後はオチをつけるだろうと思って惰性で読んでると、最後は落丁かと思うほどの尻切れトンボ。 え?これで終わり?? どんなつまらない本でも基本的には最後まで読みますが、時間の無駄感が強かったです。 | ||||
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自分の息子が連続誘拐殺人事件の犯人ではないのか、そういう疑心暗鬼から生まれた「想像の巻き戻し」、シミュレーションの連続。この特異な小説のスタイルが印象的だ。 シミュレーションのそれぞれで面白いストーリー展開を見せ、リーダビリティーが高い。この先どうなるのか、曖昧模糊としたまま終了するラストも余韻がある。 犯罪加害者の家族が世間からどのような仕打ちを受けるのか、マスコミからどのように報道されるのか、そういったことが克明に描かれており、考えさせられる内容。実際の事件報道は他人事にすぎないこと、事件の当事者と第三者とでは大違いであることを改めて感じさせてくれる物語であった。 雄介の部屋という、パンドラの箱を開けた主人公は、箱の底に希望を見出すことができたのだろうか。 | ||||
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恐ろしくて、一気読みしました。 小学校高学年〜高校生くらいの子供がいる親がこの小説を読むと、その恐ろしさが身近に感じられると思います。 | ||||
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これをミステリーだと思って読み始めたら低評価になると思います。 私は母からブックカバーをつけたまま譲り受けて、表紙や帯も見ずに読み始めました。 息子が犯人だと確定するにはページ数がまだまだあるなぁと思いつつ進み、 なんだ妄想だったのか、と思ったあとに更に続く妄想には、無理があるなとか、 退屈だなぁと思うところもあったが 加害者家族としての妄想部分と、息子が事件について開き直り、これは息子を自分の手で。。という自宅での展開の妄想に関しては いわゆるサイコパスに分類されるような未成年の事件があった地域に住み、 主人公と同じ、子を持つ親として、息子がこんな人間だったのかと目の当たりにしたら、自分も同じ決断をするだろうな。と絶望感にひどく共感する部分があった。 本の冒頭の通り、日々の事件や事故をやっぱりどこか他人事だと思っている自分もそうだ。結局主人公は妄想し尽くして 希望を持つ という形で妄想をやめ、本は終わる。 結末はなんだかモヤっとするが、 それらの「妄想」のいくつかが私や家族の近い将来に重なり、私にも妄想させてくるし、だからこそその結末も妙にリアルに感じた本だった。 | ||||
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このすばらしい作者の中の最低の本ですね。他のは破格に好きなのが多いので残念です。妄想小説。 | ||||
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私は、これ以前に「家」シリーズを読んでいた。なので、この本を読み終えた時に「家」シリーズとはまた違うジャンルのものであると感じた。だが、これはこれで面白いと私は思っている。 今回この「世界の終わり、あるいは始まり」という作品は、作者の挑戦ではないかと私は感じた。「家」シリーズのように信濃という探偵がいるわけでなく、ただただ父が子供を疑う、と大雑把にいえばそういう話であるが、疑ってそれを本人に確認するでもなく話が終わる、中途半端といえばそうなのだが、そういうパターンの話を書く人は少ないのではないか。その点でこの作品は挑戦しているといえるだろう。 その点で私は素晴らしい作品だと思っている。 | ||||
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読後感は「つまんね。 」という感じです。 まあしかしサカキバラとかいう屑が小説を出す現在社会派小説として価値があるかもしれないです。 推理小説としては 真犯人(?)の父親の妄想がほとんどで本当につまらないです。 社会に訴えたいならブログでやってよ、と言いたくなるような社会派小説でつまらないですね。 犯人もありがちなサイコパスですし、いい加減少年法とか廃止して、やったことに対する厳罰に処して欲しいですね。 恐らくそれを訴えたいのでしょうが私は娯楽としての推理小説を求めていたのでしょうもないと感じました。 | ||||
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物凄いスピードでフルマラソンを走り、あと少しでゴールという辺りから『あれ?沿道に誰も人がいない。もしやゴールにも何もないのか?』とだんだん焦りを感じ、予想通り誰からの声援もないまま1人ゴールさせられたような、そんな感覚。 散々振り回しておいて、精神論で決着かよ!ずるいだろ!と思ったものの、やはり妄想劇でここまでのボリュームを書ききる氏は凄いと思うし、ミステリーではないと思えばまた違った受け止め方ができたのかも。 しかし、いやはや、残念な読後感。 | ||||
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途中までは面白かったのですが、結末が陳腐、三流、無能。一応作家なら納得いくオチを考えろよという感じ。結局アイディアが浮かばず逃げた中途半端な小説もどき。 | ||||
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一度目の妄想が終わった段階で、作品の方向は見え、 そこから先は読んでいても疲れるだけ。 最後こそは何らかのまともな結末を示してくれるのかと思えば、は? という終わり方。 妄想による分岐、人生の螺旋、選択肢という意味では、 “ 世界の終わり ” は100万譲って、頷ける。 けれど、“ あるいは始まり ” はどこにもなかった。 あの最後でそれを表した積りでいるなら、勘違いも甚だしい。 | ||||
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無闇に長いだけで何も残らない作品でした。息子の日記のところでは気分が悪くなり、駅のゴミ箱に捨てようかと思ったけど、頑張って読み続けた割には消化不良。数百ページの大半は父親の妄想シーンでした。もうこの作家の作品は読みません。100円だったから損したとは思わないけど、無駄な時間でした。 | ||||
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お金を返せ。ここまで腹立たしい本は珍しい。 それを狙って出版したのなら成功だ。 この作者の本は二度と手を出さない。 | ||||
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高く評価します。先のレビューアも書かれているとおり 主人公の空想の意匠をかりたいわゆるマルチプロットもの。 しかし、決して単なる「夢オチ」には堕してない。 最初の事件状況の緻密な設定、それをふまえた各ルートが ありうべき選択肢となるよう作家の想像力をフルに動員して それぞれ一篇の物語となりうるよう描かれている。ある意味贅沢。 円地文子の「食卓のない家」の主人公が息子の犯罪に確固と した近代市民的な理念をベースに独立した個人としての態度を 選択したのとは対照的だ(それゆえ「食卓」はその理念と 日本現実との乖離をめぐる一篇の物語として完結しえるのだけれど)。 本作の主人公は「食卓」の主人公に引けをとらないドライな 理念性をみせつつも、そんな理念などたちまち無効にしてしまう ような「現在」を生きるごく普通の父親として造形されている。 また、「食卓」で描かれたような父親と息子のある種の土俗的な 地続き感は、本作では微塵も描かれず、父親にとって長男は 徹底して怪物的な他者としてしかたち現れない存在として描かれる。 やや、類型的な描写に流れる部分はあるも、大きな物語が終焉して しまったあとでの現在での「親」という立場の漂流感を様々な 選択肢を描くなかで見事に写し取っているように思える。 そんな中で虚しくも最後に倒錯した「希望」を扱った選択肢も 描かれているのだが、他のルートには見られない妙な明るさに 包まれてはおり、この収まらない「うすら甘い」感じこそ きわめて今なんじゃないかと思わせられる。 こんなものを書いてしまったら、もう普通の物語などかけなく なるのではないのかと心配してしまう。 ミステリではないです。間違いなく。親になる前に読むべき一冊です。 エンタメ的なカタルシスを求める方にはお勧めはしません。 | ||||
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新本格時に館ものでデビューした氏がその後誘拐ものに作風をシフトした90年代初期以来の誘拐ものである。個人的には歌野氏の誘拐ものは非常にプロットが凝っており、秀作が多いが、本作は児童誘拐殺人という残虐な事件と自分の息子が犯人ではないかと疑う父親の姿が描かれている。 法月綸太郎氏が歌野氏の誘拐ものは岡嶋二人の影響が強いと評論していたが、本作はどことなく岡嶋氏のチョコレートゲームを彷彿とさせるが、勿論歌野氏のことなので、凝りまくったプロットになっている。 妄想だけでオチがない作品という批判が多いが、これはマルチプロット方式小説の変形で、一つの事実でどれだけ様々なストーリー展開を生み出せるかという実験を試みたものだろう。故にシリアスに読むと、毎回夢オチじゃないか!という怒りがこみ上げるのも納得できるが、一歩引いた視点で読むとこれほど面白い作品もない。プロット作りのうまさに定評のある歌野氏の魅力が味わえる作品。 | ||||
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世に出してはいけないレベルの出来。妄想オチとは、夢オチよりも酷いものだと思います。 | ||||
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