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世界の終わり、あるいは始まり
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世界の終わり、あるいは始まりの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.79pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全77件 61~77 4/4ページ
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少年による幼児連続誘拐殺人を扱った作品。だが、そこには現行の少年法に対する考察や少年の犯罪心理の分析と言ったものは何もなく、ただグロテスクな言動を延々と描くだけの胸クソが悪くなるもの。 少年の犯行に気付いた父親の夢想を繰り返し織り込むと言う趣向もあるが、こちらも父親の身勝手さが鼻に突いて、胸クソの悪さが倍加されるだけ。 このような救いの無い物語を書いておいて、結末で"パンドラの箱"に残された「希望」を語るとは呆れて開いた口が塞がらない。刊行されたのが不思議な程、醜悪極まりない本。 | ||||
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テンポは凄くいいし、導入から中盤まで 読ませるのが上手い書き方をしてると思います。 特に、子供の描写部分は凄く良かった。 ただ其処まで盛り上げちゃっただけに 終わり方が物足りなさでちょっと消化不良です。 もう少しひねった終わりにしてくれれば☆4〜5で文句なしでした。 リアリティという点で見れば あの結末がもっともなのかも知れないですけど。 中盤の2つ目・3つ目の『想像』は行き過ぎた部分があって 読んでる最中にそれはどうなの?と 我に返らされる部分があるので、あの結末で終わらせるのであれば 『想像』もそれなりの“ありえる展開”にして欲しかったかな。 | ||||
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残りのページをどうやって埋めるのかと想ったら、想わぬ展開でビックリさせられました。映像ではよく展開されますが。良くできていると思いましたが、意外に底が浅くて残念でした。テンポの良さはありましたけど。飛行機の中だったので、熱中できました。 | ||||
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冒頭部で語られる事実.それに対して父親が想像を巡らせていくつかの仮定を作り上げる.そしてパンドラの箱を絡めたラストシーン. 「葉桜の季節に君を想うということ」を読んだときにも思ったが著者の斬新な技法は面白い.しかしながら,その技法に内容が負けてしまっていて,技法を排除して物語を思い出すとなんとも凡庸な作品となってしまう.そこを克服できれば本当に凄い作家になると思うのは一読者の傲慢な意見だろうか? | ||||
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話が二転三転と次々に進み、テンポよく読めました。 親としての自分、会社員としての自分、社会(地域)の中での自分といろいろな立場から葛藤する場面に共感がもてました。 この話の後、どうなるのかとても気になるところです。 | ||||
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わが子が殺人の被害者になることは当然、加害者になることも親としての最悪の事態だ。本書はわが子へ殺人者の疑念を抱いた父親の焦燥と悪夢が描かれている。読んでいるうちに、その 悪夢を同時体験しているかのように思えてくる構成。よく知っているはずのことが輪郭すらぼやけてくるような不安と言うのか、ネタばれになるので詳しくは説明しないが、ヒーローでない小市民的な父親の迷い・ためらいを目で追いつつ、「自分ならどうする」と考えてしまう。ラストは今ひとつすっきりしない。腹を据えた主人公が幕を引くのではなく、やっと幕を開けようとするのだが・・。しかし引き込まれるように一気に読めた。秀作だと思う。 | ||||
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近頃多い子供の殺害事件。 「亡くなった子には悪いけど、自分の子じゃなくて良かった」と思う方、 もっと悪い事態が想像できませんか? もし、自分の子供が、児童連続殺人事件の犯人だったら・・・。 兄が殺人犯で逮捕される東野圭吾氏の「手紙」が話題ですが、 スリリングという点では本書の方が上です。 ただ、エンディングはこの後どこに向かって行くのか??? そこは、世界の終わりなのか、あるいは始まりなのか、 答えはどこにもありません。 | ||||
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いわゆる謎解きの爽快感はまったくない。 読後、カタルシスも得られない。 しかし、べらぼうに面白い。 読み始めたら止められない。 悪夢から目が覚めたと思ったらまた悪夢という感じ。 小説でしか展開できないサスペンスである。 | ||||
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書店でなんとなく買った本ですが、期待以上におもしろかったです。犯罪とかサスペンスというくくりになるのだとは思いますが、ストーリーの展開にに主人公である男の父親として、人間としての感情が折り重なり、考えさせられる場面も多かったです。とにかくスピード感と起伏の激しいストーリー性にどんどん引き込まれ、あっと言う間に読み終えました。読み終えた後もなんとなく他にはない終わり方で不思議な充足感がありました。 | ||||
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歌野さんの作品は一風変わったミステリーが多いですが、中でも本書は特に不可思議。正直なところ、「なんだそりゃ」と怪訝に首をかしげる人達も多いと思います。 もともと本格を名乗り、トリック推理を得意とする作者は今度はプロット自体で罠を仕掛けてきました。正直、中盤からの展開は賛否両論だろうと思いますが、描き込みはしっかりしており、その都度絵描かれる「世界の終わり、あるいは始まり」、気楽に読んだ私には、その数多くの世界がとても面白く感じられました。 とにかく一風変わった小説です。これを本格推理とは呼べないとは思いますが、ミステリーとしては一級だと思います。 | ||||
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これを読み終わると、読んだ者同士で話したくなること必須。無茶苦茶面白いんです。けどギリギリなんです。”本当に自分の子供は?”と父親が悩むリアリティを堪能してもらいたい。 | ||||
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読んでるときは、面白くて面白くて、何度も「え?!㊀?って思わず声を出してしまいながら一気に読みました㊊??が、最後の部分は「どうなの?それ」って思いました㊊??うーん、作者にちょっと恨みすら抱きます。 | ||||
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今までに無い推理小説だと思います。途中は、話のスピード感にハラハラドキドキさせられます。しかし、最後は・・・・「まじっすか~?」としか言葉が出ず、作者にかなり振り回されてしまったなあ、というのが私の感想です。正統派ミステリーが好きな方は消化不良を起こすかもしれません。 | ||||
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自分の子供が犯罪を犯してしまったら、という話は、二児の父としてはけっこう切実なテーマであるなー、と思いながら読みはじめました。でもこの小説は一種のロールプレイングゲームのような構成で読者の感情をもてあそぶので、あまりのめりこめなかったです。賛否別れるであろう結末は、私は嫌いではありませんが、審判によってはボールにとるかもしれないストライクゾーンギリギリの変化球ですね。 | ||||
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物語の構成は新鮮な感じで読み応えがあります。ただその新鮮さで「今はいったい何処にいるの?」的な混乱を起こしてしまいそうです。親として、子供の犯罪だけは嫌です。主人公が苦悶するのが切実に伝わってきます。終わり方が唐突です。結果が見えないのは消化不良気味で今まで読んできたのにーと叫びたくなりました。この先どうなるのか教えて欲しいです。 | ||||
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なんか、結構読み終わったらどっと疲れてしまいました。主人公の想像にさんざん振り回されてしまうという感じは、この小説独特のものでしょう。おもしろかったし、緊張感があってよかったと思います。ただ、結末が突然訪れるので取り残されてしまったような気持ちになりました。あと、時系列に弱い人は途中嫌気が差すかもしれませんが、読んで損はないと思います。満足できるはず。こういう描き方もあるのか、と新鮮でした。この本は人にあらすじを説明されても良さが伝わりませんから、自分で読むしかないという感じです。 | ||||
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変わった構成の内容で面白かったのですが、最後が予想外の終わり方で、ある意味拍子抜けでした。でも、読む価値はあると思います。次は信濃シリーズを書いて欲しいなぁ。 | ||||
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