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世界の終わり、あるいは始まり
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世界の終わり、あるいは始まりの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.79pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全77件 41~60 3/4ページ
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私はこのタイトルが気に入って購入したのですが、家族のものは「タイトルを聞いただけで、いかにも面白くなさそう」と言っていました。気にせず読み進めていったのですが、主婦や子供がステレオタイプっぽく描かれているさまが不愉快でした。いかにもこういう言葉遣いや言動をしそうでありつつ、実のところ現実にはこんな奴いない。こんな話し方はしない。 それにも気にせず読み進めていったら、途中で妄想オチが出てきて、「いや、それはまずいでしょう」と思いつつも読み進めていったら、それが何度も出てくる。そして最後・・・。 「なんだ、これはーーーーー!!」 私の時間を返してくれ。 | ||||
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新本格作家・歌野晶午の作品、ということが一番のトリックになってます。「葉桜〜」や「女王様と私」等の前に読んでた、というせいもあるかもしれませんが。途中で嫌な予感がしてきて、 だんだん、あぁ…、そうか…、と。憎たらしい作家だな〜、と(笑)講談社でも光文社でもなく、角川書店から出てる、ということを当時不思議に思いましたが、読んでなんか納得。後味悪いのがイヤな方、特に「女王様と私」が納得できない方にはオススメできません。 | ||||
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ちょうど半分ぐらいまで読んで、騙されていたことが明かされる。 同じ作者のベストセラー、『葉桜の季節に君を想うということ』も、読者を騙す作品だが、そっちは『やられた!』という、ある種心地よい感想を持ったが、こっちは『何じゃそりゃ!』と、怒りを覚えた。 後半は、その『騙し』(もうわかっているので、騙しではないが)の繰り返しである。 ひとつの事件を、あらゆる可能性を考えて、いろんな角度から考察するという物語は多多あるが、『では、真相はどうなの?』という所が、読者の最も期待することであり、作者の力量が示されるところであると思う。 ところが、この小説には、それ(真相)が、ない。真相は闇の中、というか、青空の向こう、なのである。 だから、結末は、『終わり』ではなく『始まり』なのだろうが、それじゃああんまり無責任だ。 少年犯罪が生まれる背景や、少年法によって守られる加害者の罪の償い方など、作者の主張や考えさせられることが散りばめてあり、それはそれで読む価値はあったかも知れない。 しかし、『殺人の追憶(MEMORIES OF MURDER)』のように、実際に起きた未解決事件を題材にしているというのならまだわかるが、この事件は作者の創作である。 創作なのだから、作者がその真相を用意して然るべきではないだろうか。 | ||||
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今夏の角川文庫の100冊に選ばれていたため、作品紹介文のあらすじを読んで興味を引かれて購入した。 「小学生連続誘拐殺人」に我が子が関与しているという疑いを抱いた父親。 次第にその疑念は確信へ・・・。 とあり読者としては「主人公の息子は本当に犯罪に手を染めたのか」「もしそれが真実なら、主人公はどういう行動に出るのか」という面を期待する。 だが、前半のテンポの良さは途中から方向性を変え、主人公の幻覚・妄想面がメインとなってしまう。 著者の描きたかったのは「我が子が犯罪者だったら、どうしよう」という不安の究極の感情部分なのだろうとは理解出来る。 しかし最も知りたかった「真実を知った時に、息子にどう向き合うのか」という主人公の具体的な行動についての決着が欲しかった。 作品紹介文を読むとあたかもミステリー小説であるかの様に紹介されているのは反則ではないかと思う。 個人的には何度も繰り返される妄想に、途中からイライラしてしまった。 | ||||
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利己的な、人間らしいというのか、そういう人々が魅力といえば魅力です。 序盤は主人公である父親の無理解や母親の浅はかさ、 登場人物の人格が鼻についてしかたなかったのですが、 主人公である父親が不審や苦悩を抱けば抱くほど、 問題を否定しつつも理解を深め、なんとも皮肉な感じです。 そして、幾度も「その展開はないよ!」という方向へ行くたびに、 バタフライエフェクトのように分岐に戻り、 そういう話かと納得できるようになったら、お話はおもしろくなりました。 最後はさわやかです。 しかし、不気味でもありました。 なぜかと言いますと、最後に登場した息子と今までの設定の息子とを比べると… それも結局はあれなんじゃないかと、思ってしまうんですねぇ ほしみっつです。 | ||||
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ミステリーらしいオチはありませんでしたが、大変面白かったです。うすら寒くなります。父親の身勝手な所に閉口する場面もありましたが、人間なんて所詮こんなものかも…。少なくとも私には、自分はこんな人間ではないと言い切れる自信はありません。 | ||||
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前半はものすごくおもしろかったです。 でも途中から意味不明でよくわからなかった。 残念。 結局は息子が犯人だったんですか? | ||||
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ドラマとかアニメとかでも面白いかも 竹内義和のアニメ映画「パーフェクトブルー」を彷彿させた オチは賛否両論だろうけど ハラハラがドキドキで一気読みしてしまう本は久しぶり | ||||
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ある閑静な住宅街で、とある男児が誘拐される。狡猾な手口で、身代金を要求。その額は、二百万円。この金額の低さは、一体なにを意味するのか? 要はサスペンスと言って差し支えはないだろう。事件の真相は急に闇の中に宙吊りになる。そこで、ふとしたことから富樫修は自分の息子に疑惑を抱く。前半は、その手がかりを追い求める物語。そして後半は、四種類からなる別の展開が待っている、という作品だ。つまり注釈なしで主人公の妄想が展開されるだけなのだが、そのことごとくが後味の悪い終わり方になる。主人公の妄想に付き合わされているだけなのだから、途中で軌道が意図的に修正されることもある。おそらく著者は新しいミステリーを模索した結果、こういうものを生み出したのだと思う。あくまで個人的な意見だが、すべてパラレルワールドで終わったほうがまだ納得できたと思う。でないと、四つの世界すべてを妄想で片付けられてしまうのもちょっと……。発想は面白かったが、若干肩透かしを食らったのも事実。 | ||||
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わー、どうなるの? は? んン? え!? 〜END〜 って感じです。 被害者の苦悩、加害者家族の苦悩を書ききるのかと 思っていましたが、ハッキリ言って そんな高尚な話ではないです。 前半まではすっごく面白いですよ。 盛り上がります。ものすごく。 ハラハラドキドキなんですよ、前半は。 で、いよいよここから!!!って後半。 繰り返される父親の「脳内ストーリー」・・・・ 妄想族かよ・・・・ いくつかの結末候補を1つに絞らずに そのまま肉づけして乗せました! って感じすらしますが・・・。 もやっと! | ||||
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明確な結論が出なくて、考えさせられたまま終わる、というストーリーなら良いのだが、これはそういう類のものではなく、単にグルグルとくどいし、言いたいことも不明。 読後、どっと疲労感に襲われた。 「独りよがっている作家、独りよがっている小説」という感が否めない。 | ||||
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映画のDVDに、ストーリーが二つ用意してあり、どちらがいいですか〜と見る側に選ばせる作品があるが、この本もその手法。 なおかつこれは2つどころではなく、4つも5つもストーリーが用意してある。 これも推理小説と言うなら、4つの違ったストーリーが読めてお得…という考え方もあるが、結局それって何か欲求不満というか、もやもやした思いを引きずったまま読み終わることになる。 最初は小学生が4-5人身代金目的で誘拐され、「警察に言うな」と言うのに言ってしまうので、ことごとく死体で見つかる。 しかしその殺された子供の親の名刺とピストルが自分の子供の部屋から出てくる。 ここまでが前段で、ここから違うストーリーがひとつづつ展開されて、すべてが違う結末を迎える。 最初に読んだ時は、何か間違っているのでは?と思っていたが、結局そのような手法なのだと気づき、最後の方は眉つばというか、話半分に読んでしまう自分があったので、冷めてしまったのだろう。 まあ、それぞれがちゃんと推理小説になっているので、一つ一つも面白いのだが。 最後のシーンで親子で仲良くキャッチボールしているのだが、何かなぁと言う感じ。 | ||||
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ストーリーの展開・構成は大変ユニーク。ハラハラさせられる。主人公の人ほどリアルにあれこれ想像できると、世の中生き辛いよな。 自分でももし息子がいて、どう考えても非道な殺人を行っていることがわかったらどうするか。真面目に考えてみた。きっと真正面から話し合い、警察まで同行する。社会的な批判はもう受け止めるしかない。受け止められなければ。。。 | ||||
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12歳の息子に疑いをもった主人公が 息子が犯人では無い証拠を探していくうちに どんどん誘拐事件への関わりの証拠を発見してしまう恐怖がさまざまと描かれています。 また、自分は親として息子を庇うべきか、正すべきか、警察へ通報するべきか、、 その葛藤が狂気の世界を描いていて、寒気を覚えました。 現代の社会にあり得る歪みだと思います。 ただ、結局この話は着地していないので このラストがパンドラの箱の最後の希望となり得るのか、、 受け止め方は読み手しだいです。 | ||||
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結局作者が何を主張したいのか良く分からずに 読み終えた.結末は一通りで十分である. ストーリーが興味深いだけに残念. | ||||
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題名に惹かれて読んでみました。 途中「だまされた!やられた!!」と思ったのですが・・・ でも、小説には、こういう手法もあるんだな〜。 物語って奥が深いな〜って、変に関心してしまいました。 でも、もやもやが残ってしまいます。 | ||||
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これは読む人を選ぶ本だと思います。 オチの無い落語を聞いたような印象で 読み終わった後はもやもやとしたわだかまりが残りました しかしこれは所謂ミステリ、と捉えるべきものではないと思います。 犯人でも探偵でも刑事でも被害者でも目撃者でもない、 犯人の父親という立場の人間の心理と成長を描いた小説だと考えるならば、 謎解きもオチも必要はなく、十分なカタルシスを描いていたと言えるかと思います。 ミステリだと思って手にとり謎解きのカタルシスや 読後の爽快感を求めてしまったのがそもそもの間違いだったのです。 最初から別のものだと認識して読んでいればまた別の評価になったのかもしれませんが 初見の印象というのは中々取れるものではないということで★三つ。 | ||||
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とにかく、くどい。え?これも違うの?これもまた?って感じでした。 そして終わり方もしっくりこない。不完全燃焼だ。 | ||||
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想像が主体と分からずに読んだ一つ目には見事に引っかかりました。 が、このページでこの進度ってことは・・・と後半を思わずスキャンしてしまい、予想どおりの展開にがっかり・・・。 せっかく買ったし、と読みきりましたが、苦痛でしかありませんでした。 せめて結末でスッキリさせてもらいたかったのですが、それも叶わず。 読み手によるとも思いますが、せっかく手をかけた(であろう)プロットが逆効果になっている、非常に残念な作品だと思います。 | ||||
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最後までどきどきしながら読みました。 自分が犯罪を犯すよりも、血の繋がった家族が犯罪を犯すほうが辛いかもしれない… そんなことを考えていたので、読みながら何度も自分だったら、と思ってしまいました。 私的には、アリで好きな終わり方です。 読み終わってから、この本が歌野さんの本だと知りました。 実はずっと違う人の本だと思いながら読んでいたのでびっくりしました(笑) | ||||
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