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告白
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告白の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.62pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全562件 421~440 22/29ページ
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面白かった。 一気読みです。 最高の復讐方法ですね。 湊さんのクールな文章に惹かれます。 キンパチ先生を小ばかにしたとこなんて、笑えます。 映画も楽しみです! | ||||
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ストーリー(というより登場人物)に惹かれていきました。 → 魅力というより興味というのかな。。 各章ごとに、 登場人物がそれぞれ自白していくのですが、、、 ・事件の真相を考えるのに、 みなの自白のうち何をどこまで信頼して良いのか? ・自白のうち明らかに嘘をついているのがわかっても、 それがどんな嘘なのか? * 自分を守る嘘なのか? * 人を傷つける嘘なのか? * 誰かを庇う嘘なのか? そういったことを考えていると、、 動物的本能を超えた「嘘をつく」という知能を持つ人間。 人の心って本当に奥が深いなぁと気付かされました。 | ||||
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読書が苦手な私でもスラスラ読めました(^p^)読みやすいし、話に入り込んじゃいます!ぜひ読んでみてください☆ | ||||
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ひねくれた中学生に家族を奪われた、ある教師の怒りの制裁。 子供だからなどといった理由は通らない。動機も犯行経緯も関係なし。 ただ自ら犯した罪の報いを受けるのみ。 痛快でわかりやすい勧善懲悪で、ラストはなんともいえない爽快感。 人権なんたら教育うんたらの人間が読んだら、顔を真っ赤にして怒るかも。 でもそういう想像をするのもまた楽しい。 | ||||
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本屋大賞に選ばれ、映画化もされるということで、この度小説を買って読んでみました。 読み終わってまず始めに思った事が、登場人物が全員、自分の欲望だけで行動している点です。 湊かなえさんの文章力が素晴らしく、それぞれの人物の視点でそれらしい事をみんなが語るので、 「あ、この人にはこんな感情や過去が・・・」と感じ、登場人物を美化してしまう方向に、知らないうちに持って行かれてしまいました。 でも、どんなに綺麗な言葉で着飾っても、この登場人物達は結局自分の欲求を満たす為だけに最善の選択をしているだけ。 自分の為なら、相手の命や人生なんてどうでも良いと思っている点ですごい恐怖を感じました。 これって、現代社会の縮図そのものではないかと思いました。 この世の中は、様々な人の感情が入り混じり形を成していると思います。 この作品の登場人物達も、『何で子供を学校に連れてきているだ?』『どうして、担任じゃなくて違う先生が来るんだ?』と 自分に都合のいい解釈ばかりをして、一番重要な『なぜ、来れないのか?』『どうして、子供を学校に置いておかなければならないのか?』という 一番重要なことを考えるのを放棄しています。 こういった安易な考え方が、モンスターペアレントや学級崩壊などを生み出す原因になっていると改めて感じました。 現代の人間の心に巣食う暗部を一人称視点で見事に描き切った本屋大賞納得の作品だと思います。 様々な解釈で楽しめる作品だとは思いますが、私はなぜこの様な結果になったのかを深く考えることで、少しは世の中がいい方向に向かうと思いました。 | ||||
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鋭い感性を感じさせる作品です。特に1章の緊迫感は素晴らしいです。それに比べると続く章はやや弱い感じです。 何が原因かなと考えてみたら、子供を失った女性教師と、彼女から見た幼い娘の可愛らしさの描写がとても優れていて、読者の心にリアリティとして迫るのに対して、生徒達の心の動きなどの描写はやや弱いからです。 いろんな人物の独白が続きますが、台詞ならともかく、長い文章をそれぞれの人物の個性に合わせて書き分けるということはやはり至難だと思います。 どの人物も似たような言葉になってしまっていると思います。また構成もやや弱い感じは否めないです。 それから、女性教師の心の動きも、娘を失った怒りで行動しているときは理解できるのですが、本書の最後の方になると、ここまで冷たい心になれるという理由が読者には理解できないように思います。 しかしそうは言っても、衝撃的なストーリーは心に残りました。 | ||||
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物語のために装飾を凝らすわけでもなく、ただただ、 人間とはこういう生き物であるということを、素晴らしい 筆力で淡々と描ききっていると思う。 小説から学びや教訓を得るなんてナンセンス。 小説とはあくまでも娯楽である。フィクションである。教科書ではない。 実際の教科書内にも誰かの思惑によるフィクションは多数存在する。 どんなに偏っていようが、歪んでいようが、それが 物語の中のキャラクターであり、多くの人が心に潜ませた それぞれの人格のいちパートである。 読者は、そんな自分のどこかにあるかもしれない心のパート が共鳴することを楽しみ、怖れるのだ。 そもそも、親子の関係とは端からみれば気持ち悪いものである。 生々しく、親子間だけの常識は社会全体での非常識でもある。 子供に、〜して差し上げる、〜していだだく、そんな奉り教育 を家庭と学校で繰り広げている多数が、今では官軍なのだ。 学校内のいじめについてよく論議されるところだが、そんなことは 大人社会にこそ根強いものである。そんな子供が年齢だけオトナになるからだ。 いじめが子供たちの問題として捉えること自体が歪んでいるのだ。 小説の登場人物にモラルを求めるのはおかしい。これはごく日常に 潜む、誰にでも起こりうるリアルな物語だ。 間違いなく、秀逸な問題作だと思う。 | ||||
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心理状態が健康じゃない時にはあまりお勧め出来ません 暗い………暗すぎる 救いが全く見えない 最初は見えなくとも読み返すうちに希望を見出だせる作品もあるが、私には自信がない ただ私は嫌いじゃないです むしろ好き 文章自体はとても読みやすいと思います 一番感情移入してしまった登場人物の「僕は失敗作なんかじゃない!」 という言葉が頭から離れない | ||||
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現代を感じます。自分のことしか考えてない風潮はまさに現代の縮図。。星5にしたのは皮肉です。 | ||||
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最初も最後も衝撃的です。 途中で読むのを止められません。 ほとんどの方が後味が悪いと言われますが、私はその悪さが少し好きです。 現実では嫌ですが、これは小説です。 現実ではこういうことがないとわかっているので、安心して後味の悪さを余韻として感じています。 | ||||
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一気に読み終わりました。 今迄に無いスタイルで、夢中になって読みました。 久し振りに面白い作品ですね。 題名にピッタリの内容で、有名になるのが良く解ります。 教師の告白から始まり、それぞれの視点で物語が進んで行きます。 絶対にお勧めの一冊です。 | ||||
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母にこの本を買って貰ったのですが、さすが本屋大賞を受賞するだけのことはあって凄く面白い本でした!面白いっていうか、ストーリーがとてもひきこまれて最後までドキドキ感がハンパないです。 最後の最後であー!って感じでした!久しぶりに面白い本を読んだ気がする(^0^) 教育的にどうかと言ってる方もいますが、人間のリアルなんてこんなもんですよ。冷めた言い方ですけど^^; 世の中はキレイゴトばかりじゃないんです。子供を殺されたら復讐してやりたくなるのが親心でしょう(まだ子供ですけど)作者の次回作に期待です^^☆ | ||||
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最初読み終わった時は、文章的にも内容的にもあまり心に響かず、ただ、センセーショナルな出来事目白押し!!という一点だけで、 「あくまでも娯楽作品」と割り切って片付けていたのですが…。 文庫版の最後に付録?としてあった、この作品の映画監督のインタビューを読んで一変しました。 読者側としては、読んでいる本の文章の中に嘘があるなんて思ってもみないのですが、この本はそれぞれの独白という形で構成されているため、その中に「嘘・偽り・ごまかし」が混ざっていてもそれはそれで成り立つ訳で。 私自身、読んでいて少々ひっかかかった矛盾点というのも何個かあったのですが、作者の未熟さゆえ(ごめんなさい!!)とこれまた勝手に 片付けてしまっていたのが、それ自体が「嘘」だった場合…。 迷宮に入りこんでしまいます…。 これが作者の意図だった場合(そう信じたいのですが)、完敗です。 | ||||
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母親としての気持ち・・・ 教師としての立場・・・ 第一章の驚愕のラスト なんともいえない読後・・ でも何度でも読んでしまうこの気持ちは何だ・・ | ||||
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この作者さんは、よく人間見てるなーて、思いますね、私個人の意見では、大変面白いのですが、この本を読んで、まねしようとする人が出て来ないかが、少し心配になったので星は、4つにさせていただきました。なお、読むさいには、かなり、暴力的な内容になっているので、苦手なひとは、ご注意ください。 | ||||
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この小説は、数人の独白形式の文章で成り立っている。 最初、その日を限りに退職を決意した女教師の告白で幕を開ける。 この女教師の子供が、何者かにより死に至らしめられたことが発端で。この物語は始まる。 読み始めた当初は、この教師が完全なる善であり、完全なる被害者と誤解してしまうが、はたしてそうなのか? その後、この事件に関係した数人の、一人称による文体で進められることのなる、この物語の根底には、 エゴ、言い訳、自己に対する甘えが渦巻いている。 以前読んだ、カ−ネギ−の”人を動かす”の冒頭に書かれていた文章。 ”殺人者でさえ、自分を悪いとは思っていない”と言うものが頭を掠める。 コミュニケ−ションが苦手で、自分本位な現代人にとって、モラルと言うものも主観なんだなと言うのが、この小説を読んだ第一の感動になった。 モラルと言うものは、社会生活におき、普遍性を持ち、共有するもののはずである。 しかし、家族をも含む社会全体において、意志の疎通が失われた現在、モラル、正義感までもが主観に頼っている恐怖が生まれてきているようだ。 家族や、親子関係の崩壊により生み出されるのは、プライドばかりが高く、自己中心的で、第三者の気持ちを分かろうともしない、モンスタ−。 そして、そのモンスタ−は決して強くないガラスの心臓しか持ち得ない。 問題に対しても、逃げの姿勢しか取れない。そして、被害者意識だけが先走る。 現代、この物語も、フィクションではすまないかもしれない | ||||
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賛否両論のようですが…何の先入観も、過剰な期待も持たずに読んだ為か、淡々と、それでいて興味深く、数時間で読み終えました。事件の客観的な真実・事実は一つ。しかし、それに対する複数の主要人物のそれぞれの視点からの独白によれば、全く色の異なる主観的な風景が浮かび上がってくる対比の面白さが感じられました。細かい難を言えば、批判的なレビューに共感出来る点も多々ありますが、あくまで、フィクションなので、内容の善悪や正否を裁く必要は無いかと…。この作品を読んだ複数の友人達が、口々に「考えさせられた」「面白かった」と言うのは、いずれの友人も『母親』という立場だからかもしれません。我が子を深く愛していたからこその怒りや憎しみに変換された母性愛や、愛情過多による盲目的な母性愛、母性愛の重圧に絡めとられて見失った自己、母性愛の欠乏による飢餓感や深い孤独感等、『母親の愛情』という共通点による心の誤作動がなんとも哀しく、たとえ自己中心的な価値観と思える登場人物達でも、何故こうまで追い詰められたのか?何が大切なのか?を考えさせてくれた一冊だったと思います。『八日目の蝉』や浦沢直樹の漫画『MONSTER』と共通のテーマかと。 | ||||
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文庫化されるのを待って、いっきに読みました。 主人公の先生は、学校の先生を7年程度、というので30歳前後。 生徒たちは、13〜14歳。 私は先生の年に近いですが、 それぞれの年齢にあわせて、よく人間を書き上げていると思う。 先生は、聖職のように扱われる職業だけど、 実際の30歳あたりってきっとこれくらいの精度。 13歳の強みと弱みは、客観的に自分をみれないところ。 30歳の強みと弱みは、客観的にみれすぎてしまうところ。 見方が違うだけで、どちらも楽じゃない。 巻末にあった、中島哲也氏のインタビューにもあったけど このモノローグ、すべてが真実じゃない気がする。 どこかに、相手を挑発するための嘘や誇張、 自分を守るための嘘や誇張がある気がします。 渡辺は、田舎の学校で一番の成績だけで、 本当はわかってたんじゃないかなぁ。自分はそれだけだってこと。 だから、過剰な演出を求めたんじゃないでしょうか。 森口先生の一番最後の話は嘘じゃないかな。 「夜回りやんちゃ先生」が牛乳をすりかえた話も。 自分の冷静を保つために、一人で何役もしてしているように見えました。 冷静を保つために、冷静じゃない自分、不完全な自分を演じることって あると思います。 うまくかけないですが、 どんだけ年を重ねても、感情がなくなることはなく 表現が違うだけのこと。 ましてや、自分の子供を殺されたとなれば、天地がひっくりかえるぐらいのはず。 森口先生についてはその感情表現がほとんどなかったので 逆に、察しながら読むことになりました。 自分だったら、さきほどの部分は嘘をつくと思います。 渡辺に、そしてクラスメイトたちに 「因果応報」を徹底的にたたきこんでやりたいと思うからです。 それは彼らがまだ13才だから、というのも影響しているかもしれません。 そういうったところのテクニックといい 本当に新人作家さんとは思えませんでした。 おもしろかったです。 自分的には、本屋大賞はうなずけます。 | ||||
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ひとつの事件に関して 一人ひとりが「告白」していくなかで それぞれの思いや事実に食い違いが生じていくのが 衝撃的だった。 告白していく人の立場によって感じ方が変わっていく。 すべての行動、考え方が切なくも怖かった。 | ||||
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単行本は「教え子に愛娘を殺された女教師が裁きを法に任せることなく取った復讐の手段とは?」のような紹介文で話題になっていた。 本屋大賞にも選ばれていたし、文庫本になったので早速読んでみた。 この手の題材の作品から、何かを教えられようとか考えさせられようとか思って読み始めたが、実際にはただただミステリーとしての面白さだけで読み終えた。 この本は、何かを教えられるとか考えさせられるとかいう本ではなく、「ああ、こんなに人の心の闇やゆがみやいびつさだけをを前面に出して文章にできるんだぁ」という事を発見する本だと思う。 一人称で実際の事件や実在の人物を折り込みながら進んでいく文章展開は角田光代のスタイルにも似ている。 物語は、五つの「告白」から成り立っているが、一人ひとりが皆、自己中心で自分の事しか見えていない。 娘を殺されてしまった女教師にさえ同情する事は難しい。 それぞれの登場人物が自分さえ良ければと策略を巡らし、次々と起きるどんでん返しで覆され裏切られていく。 救いようも無くエゴと人間らしさを感じさせない無機質が交差していく。 これだけグロテスクで救いようがないのに、すらすらと読めてしまうのは無駄をそぎ落とした話し言葉の一人称の故か。 現代社会の病んだ心を見事に描き切っている。 この作品の凄い所は、感動や教訓等や最後に取ってつけた様なハッピーエンドを狙わず、終始一貫して人間の心の闇に巣食う病み、悪意、甘え、自己中心を描き切った所ではないかと思う。 読後はたっぷりダークになれる。 | ||||
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