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告白
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告白の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.62pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全199件 121~140 7/10ページ
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この作品の面白さは、つまり週刊誌の犯人手記や家族や周辺の人物の手記を読むような面白さだと思う。 さらに少年犯罪に対する厳罰化の風潮にも乗っかって、事件を単純化、矮小化したいというゴシップ欲を満足させてくれる。 私がこの本を手に取ったのは、映画の予告編で第二章の部分の映像に惹かれたからで、法的根拠も公正さも持たない、集団ヒステリー的な私刑の怖さを描いているのだろうと期待したから。そういう意味では期待はずれでした。 犯罪を犯した少年達を実際に取材して、人間の心理を深く考察したような本ではない。 多角的に描いているように見えて、作者の立ち位置は女教師に固定されているので、全ての要素が薄い。 読み物としては面白いけれど、あまり高い評価を与えるのは躊躇われる。 凶悪な少年犯罪が起こるたびに、原因究明がどうの、心の闇がこうのと言われて人々の中に溜まってゆくフラストレーション、「そんな奴、死刑にしちゃえばいいのに!甘ったれやがって!」という気持ちを代弁したような本なので。 ただ、この作品を読んだほとんどの人がこの本の結論に距離を保って内容を評価しているので、そんなに問題視しなくてもいいのかな。 原作を読んだら映画を観に行くつもりだったけど、観なくてもいいかーと思った。 | ||||
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全く面白くない。文章がヘタだ。箇条書きの文章を読まされているようで、一文が長すぎるし、説明文が多すぎる。登場人物が語っているはずなのに、頭にその声が聞こえてこない。私は、没頭して読めなかった。あまりにも面白くないから、途中で何度も止まった。なんとか最後まで読み終えたけれど、もう一度読む気はない。暇潰しに買った本だが、後悔した。こんな退屈な本が、本当に賞をとったのか?。 | ||||
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著者が登場人物に語らせる断片には所々でひきつけられる。 物語とは,ミステリの筋立てとは、あまり関係のない断片である。 例えば,登場人物のモデルとなっているヤンキー先生の嘘クサさを指摘するところ。 『世界に一つだけの花』の歌詞の説教クサさはうんざりだと指摘するところ。 しかし、その好ましさに、引きずられて読んでいくと次第に嫌な気持ちになってゆく。 登場人物が嫌なやつばかりなのだ。私は誰に感情移入すればいいのだ。 そして次に,小説の構造自体に腹がたってくる。 ミステリはどんでん返しがあればそれだけでいいのか。 どんでん返しが描きたくて,ミステリを書いているのか。 飲んだ牛乳に入っている血液のHIVウィルスは、消化器にはいる。 HIVウィルスは消化器に入っても感染しないのである。 こんなインターネットですぐ分かる知識を, 登場人物たちは何故入手できなかったのだろう。 作者のご都合主義と取材不足の結果であろう。 | ||||
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「何これ?」偽らざる読後感はこの一言に尽きる。文章、構成、内容とも、あまりにレベルが低すぎる。こういう「本」に賞を与え、評価を与えてしまうと、逼迫している出版社が似たようなモノを量産し、漫画やケータイ小説しか読んだことの無い若年層が「これが小説」と誤解し、また、「これなら自分にも書ける」と稚拙な「作家」が増え、日本人の低レベル化へのスパイラルは必至…。電子書籍時代も幕開けて、益々出版社のモラルが鍵を握るのだ。この本を購入して、売り上げに貢献してしまった自分を激しく悔やむ。 | ||||
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新幹線の中で読み始め、あっという間に読み終わった。 本屋大賞を取っただけあって確かにどんどん読ませる。 色々な登場人物が、自分の視点で語っていくことで構成されている 小説で、本屋大賞を取ったベストセラーと知っていたので、 それぞれ、完全なる善人でもない、といって悪人でもない普通の人たちが 自分の立場で語ると、同じことがらが、全然違う話になり、 完全な悪人はいないのに、不幸な事件が起きてしまう・・・というような ストーリーを想像していたのですが、全然違いました。 登場人物に、普通の人が少なく、異常者が多い。そういう意味でリアリティがない。 それならそれで、1級のエンターティメントとしての爽快感があるかというと 子供殺しという事件の残酷さ、魅力的なキャラの不在、復讐の仕方の陰湿さで、 まったく爽快感は感じられない。 ここで他の人のレビューを読んで、もともと1章だけで短編として発表されたと知り、 納得しました。 確かに、1章だけなら優れた短編です。 本屋大賞を初めて買ったのですが、今後はレビューも確認して買おうと思いました。 | ||||
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出すなら1話までの短編にしろ! それ以降は全くもって読む価値も無いし、読んだら不愉快になるだけの物。 本屋の本屋大賞とか何考えてるんだ? 出版社の売り込み宣伝? 作者の工作? 小説としてちゃんと完成した作品を出せ!!! こんな本にレビュー★5つとかどんだけ小説を読んでこなかった人多いのよww | ||||
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それぞれの登場人物の発言を、だらだらと読まされるが、難しい箇所がないので、それなりにすいすい読める。 内容的には・・・、うーん、取り立てて凄いというものはありません。 長時間の移動など、ひまつぶしには最適でしょう。 | ||||
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最初にこの小説はとても後味の悪いのもであると言っておきます。登場人物は屑しか出てきません。 1章〜6章で話は構成されています。章ごとに主人公が変わり、その人物の口語体で書かれているので文章は読みやすいです。 しかし、2章〜5章途中までの内容は同じ時間軸で、各章ごとの主人公から語られるので、長々と感じました。 物語が遅々として進むなら修哉の母が語り手の章などがもあってもよいと思いました。 さらに、長々と引っ張ってきた割には最後が淡白過ぎます。その後が少し語られてもいいんじゃないかと。 結末に救いを求めているわけではないのですが、私としては後味の悪い終わり方です。 それと、中学生らしさがなくリアリティに欠けているような気がしますが、エンターテイメントとしてのミステリーを成立させるには致し方ないのかとも思います。逆に映画では面白いものが作れるかもしれません。 ですが、第一章は素晴らしいです。第一章で、悠子が「娘の殺害」についてクラスメイトに淡々と語っていく様は、平凡な日常に突然起きた殺人事件というものをより際立たせていて、色のない何か透明な恐怖を感じ、この先話が進んで行く事への期待感が湧きました。 折角、起承転結「起」は素晴らしいのに勿体無いです。第一章だけで短編集にでもあれば良い作品だったのに残念です。 | ||||
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とりわけ、この作品の評価は各々の「読者」によるところが多いのだと思いますが、それならば、わたしはこの作品の「読者」にさえなり得なかったのかも知れない、と読書後に考えました。作者は、深淵な文学的空間での思索を、小説の中で試みることに拒絶しているようにしか思えませんし、それを認めているかのように、あえて小賢しい人物設定、感情的な文体を多用することで、一部の読者を欺くことに成功したのかも知れません。小説を、文学を心から愛し、生きる糧としている者として、美しい文章には素直に「美しい」と言いたいですし、全身に鳥肌の立つような緻密かつ大胆な構成には、スタンディングオベーション、拍手喝采でもって認めてあげたいです。しかし、この作品は、わたしが「読者」になることさえ拒ませたのです。あるいは、むしろこの作品自身の「拒み」が何らかの作用を及ぼして、わたしが読者になることを拒ませたのかもしれません。次に手に取る小説が、今回のような絶望を感じさせない作品であることを願います。 | ||||
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本屋大賞は2度と読まないと決めてたんだが、 嫁が買ったので読んだ。 一章は面白い。 犯人は簡単にわかりすぎるし、トリックも超 稚拙だが、文字もギッチリ埋まっている割に テンポよく読める。 二章以下は、気になる続きを無理やり書いて みましたチックで、どうでもいいが、スラスラ 読める。文章の作り方が上手いんだろうと思う。 ただ、先生の口調が他の全員にうつってしまって いるのはいかがなものか。中学生が大人過ぎるし、 女子大生が理窟っぽ過ぎる。 事実や事実みたいなことがちょくちょく出てくる のだが、物語の構成上、無くて良い。被害者が かわいそう。 昼休み向けエンターテイメントと私は位置づけ る。本屋大賞はどうしても選らばなければなら ないので大変だと思うが過去作品でも良いのでは。 本屋大賞は2度と買う必要はないと、またしても 痛感させられた。 | ||||
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ストーリーは「読ませる」のだけど、それだけで 出てくる主要な人物が自己中心的で独りよがり、異常なまでに 自意識過剰でリアリティーが感じられませんでした・ 人があまりにも簡単に殺されるし、 共感できるところがほとんどなかったです。 作中に出てきた「渡辺くん」が書いた本? と思わせるような内容でした。 | ||||
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話題になっていたので読みましたが、読後間も悪いし、なんか嫌だった。良いところなんかどこも感じられなかった。 | ||||
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こんなにも酷い読後感を味わえる作品を読んだのは初めてだ。「母」。この物語に常に纏わり付いてくる存在であるが、どのそれにも、嫌悪感を抱かざるを得ない程のエゴイズムが満ち溢れている。もちろん、森口元教諭にも、だ。そもそも彼女は気づいているのだろうか?「馬鹿ほど理屈をこねたがる」と渡辺を罵ったのにも拘わらず、最後の最後で、彼女自身がとんでもない理屈をこねたことを。殺したい、と憎む相手に掛けるはずの無い言葉。最後の問いかけが自身の(逸脱した)行動に対する理屈以外の何なのか。私には到底理解できそうもありません。 | ||||
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マンネリなく下手したら一日で読み終えます。 ただ…。 犯人の少年が自分の生い立ちや境遇、心の闇を語るのですが…。とにかくベラベラ語ります。語りつくす感じです。 重松清氏の「エイジ」を思い出してしまいました。 主人公のクラスメートが通り魔の犯人だったというあらすじです。 しかし、この犯人の少年はいっさい語りません。境遇も、心の闇も直接は触れられていません。 事件の表面を軸に、主人公「エイジ」の心の揺れや葛藤を描いています。 内容のジャンルも全く違うので比較すべきではないのですが、 読み終えて深く感慨にふけることができるのは、やはり、あまり多くを語らない作品ではないでしょうか。 そういった意味では、確かに「衝撃作」かもしれませんが、「名作」にはならない気がします。 しかし、作者がどうしても書かざるをえなかった気持ちも伝わりました。 少年犯罪がわんさか普及している昨今、その背景には必ずといっていいほど家庭の問題がつきまといます。 子どもの責任を親に転嫁してしまいがちな現在の風潮に喝!!を入れたかったのではないでしょうか。 「甘ったれんじゃねぇ!!」てな感じで。 | ||||
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これが本屋大賞なのが信じられません。読後感も悪く、最中もいつかは気分が晴れるんではないかと思いながら読んでました。結局、みな悪意に満ちた人ばかりで、嫌な気分です。読みづらい、内容がつまらない等よりも、汚いものに触れてしまった感じが拭えず、すぐにごみ箱行きとなりました。こんな気持ちになった本は初めてです。 | ||||
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とりあえずこの本は1章目の教師の告白がこの小説の見所なのでしょう。 昔のニュースだけどそういえばこんな事件もあったなーとか、実際にあった出来事を出すことでその内容には妙なリアル感があり、迫力のある文章だとは思う。 しかしながら、子供殺しの復讐やその後のいじめなどの人間の負の感情のみを表現した内容で読書後は気持ちの悪さだけが残り私には合わなかった。 また、この内容で本屋がオススメする本の第1位を受賞したということにやや疑問が残る。 確かにこういう衝撃的な内容は話題性があり、売れそうな本という商業的な意味で本屋が選んだというのなら大成功ではあるが・・・ 私が書店の店員なら10代の子供には読ませたくないし、万人受けまではいかなくても、もっと老若男女が楽しめるもっと別の本をオススメしたい。 | ||||
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確かに、ぞくぞくする内容ではあったし、 読みだしたら、最後まで気になって読んでしまう本ではあると思う。 登場人物の視点を変えることによって、いかに状況が違ってみえるのか というような書き方は面白いと言えるかもしれない。 しかし皆さんがおっしゃっているように、 最初に少し書いただけで、 エイズ患者などへ、いろいろな面で配慮が足りないと思う。 誤解を招くことばかりが書いてある。 この作者は一体何を伝えたかったのだろうか。 最初は命の尊さを説いている本だと思ったが、 最後まで読んでそう感じる人はいないだろう。 わたしは、作者がわざと必要以上に 残酷に、どこまでも暗く、この作品を完成させようとしているように思えた。 第一、この作者が一般に顔を出していることに驚いた。 そして、改めてこの本は命の尊さを説いた本ではないと確信した。 この作品の内容から考えて、作者が顔を出すとは思えなかったから・・。 わたしはこの本を読んで 本の内容に憧れる愚かな少年少女が現れるのではないだろうか、という不安すら感じた。 また、この作品を読んで読後感の悪さを感じない人、単に面白いと感じる人は恐ろしいと思う。 確かにすごい作品かもしれないが、名作ではないと思う。 中途半端な気持ちで、小中高生に絶対に読んでほしくない。 | ||||
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確かに第一章の語りは大変引きつけられる物がある。これからどうなるんだろうと言う興味が湧くが、そのあとの展開は同じことの繰り返しが書かれていて、飛ばし読みしてしまうほどだ。結末も想像出来るので、レビューの中でびっくりするような結末というのを見て、こちらがビックリした。 | ||||
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映画化されて話題になっていたので読んでみた。各章ごとにそれぞれの登場人物が話をしたり語ったりするという「告白」手法で書かれている。同じ事実に対してそれぞれ捉え方が違っていることがわかり、そうだったのかと気づかされることがある。この意味ではおもしろいとも感じるのだが、物語としてはどの登場人物にも共感を覚えることができず、非常に後味の悪い作品だった。 この作品の中にも引用されているように、現実には未成年による殺人事件(K市児童殺傷事件、T市一家五人殺害事件など)が発生しており、これらに影響されたものと思われるが、自分勝手な理由で殺人を犯すことも仕方がない、その人にとっては当然の選択だ、などと感じさせるところが怖いと思う。 | ||||
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主な登場人物は全員稚拙でエゴイスト。主人公と思われる女性もそんな感じで、復讐劇だけどその復讐に、というより復讐方法に共感出来なかった。悪者に対する復讐で爽快になるのではなく、あまりのネチっこい復讐方法と言い回しに嫌悪感。主要人物性格屈折した奴ばかりだし。この著者にとってはこんな風に世の中の人々が見えるのか?著者の性格も、きっと粘着質なんだろうなぁと邪推してしまうような内容で、とにかくひたすら陰鬱。自分は書店の人間ですが、書店員皆がこの作品を年のベストに選んだと思って欲しくないです。読むなら買わずに借りて、嫌な気分にならないようにサラッと読むのを薦めます。この設定で東野圭吾辺りに書いて貰えばもっといい作品になったろうに | ||||
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