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贖罪



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【この小説が収録されている参考書籍】
贖罪 (ミステリ・フロンティア)
贖罪 (双葉文庫)

贖罪の評価: 3.50/5点 レビュー 247件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.50pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全134件 121~134 7/7ページ
No.14:
(4pt)

女性は好きな感じの作品かも。

皆さんのレビューを読んで感じるのは、
好きとキライが極端だなと言うこと。
作品の感想を置いておいてこの原因を考えると、
女の嫌なところが見えすぎるからなのではと言う結論です。
本作が一人一人の独白というスタイルをとっているところが、
赤裸々感をいっそう募らせるような気がします。
同じ女性としては、友達同士がこっそり話しているのを聞いてしまった感じで、
面白いなと思ったのですが、
この、女・女したところが男性には受け入れられないのかもしれません。
それから「終章」は多分、どんでん返しという意味で付け加えられたと思うのですが、
無かった方が全体が締まった様に感じます。
でもそうなるとまるっきり「告白」の二番煎じで、
素直に面白かったとは言えません。
とはいえ、間に挟まれた作品「少女」は途中で投げ出してしまうくらい、
興味が持てませんでしたが。
一人称で書く小説というのは、作文のように自分の感情を入れやすくて、
比較的書きやすいんだと思います。
次作で作者の真価が問われるのではないでしょうか。
贖罪 (ミステリ・フロンティア)Amazon書評・レビュー:贖罪 (ミステリ・フロンティア)より
4488017568
No.13:
(4pt)

女性は好きな感じの作品かも。

皆さんのレビューを読んで感じるのは、
好きとキライが極端だなと言うこと。
作品の感想を置いておいてこの原因を考えると、
女の嫌なところが見えすぎるからなのではと言う結論です。

本作が一人一人の独白というスタイルをとっているところが、
赤裸々感をいっそう募らせるような気がします。
同じ女性としては、友達同士がこっそり話しているのを聞いてしまった感じで、
面白いなと思ったのですが、
この、女・女したところが男性には受け入れられないのかもしれません。

それから「終章」は多分、どんでん返しという意味で付け加えられたと思うのですが、
無かった方が全体が締まった様に感じます。
でもそうなるとまるっきり「告白」の二番煎じで、
素直に面白かったとは言えません。
とはいえ、間に挟まれた作品「少女」は途中で投げ出してしまうくらい、
興味が持てませんでしたが。

一人称で書く小説というのは、作文のように自分の感情を入れやすくて、
比較的書きやすいんだと思います。
次作で作者の真価が問われるのではないでしょうか。
贖罪 (双葉文庫)Amazon書評・レビュー:贖罪 (双葉文庫)より
4575515035
No.12:
(4pt)

構成が告白と似ている

約50ページの章が5つと約10ページの終章で成り立っている作品です。
15年前に起きた少女殺害事件の関係者である4人の女性の告白が4つの章で描かれ、残りの1つの章である人物(事件の最重要人物)の告白が描かれています。
5人の告白が各章で書かれるという点でデビュー作の「告白」と非常に似た構成になっています。(このような書き方が好きなのか、あるいはこのようにしか書けないのかはわかりませんが)
人間の嫌な部分が描写されるのが特徴で、前二作同様暗い話で、事件関係者が全員不幸になるため好き嫌いは分かれると思いますが、ラストシーンは今までの作品と比べると後味は悪くありませんでした。
事件の犯人と真相については、最後に衝撃的などんでん返しがあるわけではなく、5番目の章からじわじわと明らかになっていくという話になっています。
全体的に暗い話ですが、読みやすい文章なので「告白」が好きな読者ならば楽しめると思います。逆に構成や話の雰囲気が「告白」に非常に似ているため、「告白」が嫌いな人は読むのをやめておいたほうが良いです。
贖罪 (ミステリ・フロンティア)Amazon書評・レビュー:贖罪 (ミステリ・フロンティア)より
4488017568
No.11:
(4pt)

構成が告白と似ている

約50ページの章が5つと約10ページの終章で成り立っている作品です。
15年前に起きた少女殺害事件の関係者である4人の女性の告白が4つの章で描かれ、残りの1つの章である人物(事件の最重要人物)の告白が描かれています。
5人の告白が各章で書かれるという点でデビュー作の「告白」と非常に似た構成になっています。(このような書き方が好きなのか、あるいはこのようにしか書けないのかはわかりませんが)
人間の嫌な部分が描写されるのが特徴で、前二作同様暗い話で、事件関係者が全員不幸になるため好き嫌いは分かれると思いますが、ラストシーンは今までの作品と比べると後味は悪くありませんでした。
事件の犯人と真相については、最後に衝撃的などんでん返しがあるわけではなく、5番目の章からじわじわと明らかになっていくという話になっています。
全体的に暗い話ですが、読みやすい文章なので「告白」が好きな読者ならば楽しめると思います。逆に構成や話の雰囲気が「告白」に非常に似ているため、「告白」が嫌いな人は読むのをやめておいたほうが良いです。
贖罪 (双葉文庫)Amazon書評・レビュー:贖罪 (双葉文庫)より
4575515035
No.10:
(4pt)

裏表紙に描かれた、赤い指輪に思わずニヤリ♪

 今更ながら湊さんのすごいところは、登場人物それぞれの立場に立って、事細かに心状を書き分けることができる想像力と筆力だと再認識しました。
 例えばかつて犯人の目撃者だった少女のうちの一人、由佳が被害者の母親に向かって「わたし、正直言ってあなたのことが大嫌いだけど、誰かに話していると、自分一人では気づかなかったことが見えてくるものなのですね」と言ったあたり、読み手をタイミングよく惹き付ける術を心得ておられるなぁと感心しました。まるで自分がカウンセラーとなり、ひたすら相槌とうなづきだけで聴いているような感覚になります。
  
 確かに「告白」のときの衝撃や感動は、作品ごとに薄れてきており、それは当カスタマーレビューの投稿数を比べてみても顕著です。
 アプローチの仕方が殆ど似通っていますし、後味が悪いのも確か。過去二作と違うのは、「終章」が、名状し難いマイナスの海に置いてけぼりにされたような終り方ではないというところ。ただし、これは省略できる箇所でもあり、どちらを良しとするか意見が分かれるでしょう。
 
 個人的には「"告白”の湊かなえ」という先入観を取っ払ってでも一読の価値があると思いますが、かく言う自分も湊さんの作品でなければ多分手にしなかったでしょう。
 それでも特筆すべきは今作品のカバーデザイン。ネタバレになってしまいますが、裏表紙にふと目をやると、赤い指輪が鮮やかなベリー系の果物たちの中に紛れ込んでいます。
 その指輪が何を意味するのか、読み進めていくうちに、謎が解けていきます。
贖罪 (ミステリ・フロンティア)Amazon書評・レビュー:贖罪 (ミステリ・フロンティア)より
4488017568
No.9:
(4pt)

裏表紙に描かれた、赤い指輪に思わずニヤリ♪

今更ながら湊さんのすごいところは、登場人物それぞれの立場に立って、事細かに心状を書き分けることができる想像力と筆力だと再認識しました。
 例えばかつて犯人の目撃者だった少女のうちの一人、由佳が被害者の母親に向かって「わたし、正直言ってあなたのことが大嫌いだけど、誰かに話していると、自分一人では気づかなかったことが見えてくるものなのですね」と言ったあたり、読み手をタイミングよく惹き付ける術を心得ておられるなぁと感心しました。まるで自分がカウンセラーとなり、ひたすら相槌とうなづきだけで聴いているような感覚になります。
  
 確かに「告白」のときの衝撃や感動は、作品ごとに薄れてきており、それは当カスタマーレビューの投稿数を比べてみても顕著です。
 アプローチの仕方が殆ど似通っていますし、後味が悪いのも確か。過去二作と違うのは、「終章」が、名状し難いマイナスの海に置いてけぼりにされたような終り方ではないというところ。ただし、これは省略できる箇所でもあり、どちらを良しとするか意見が分かれるでしょう。
 
 個人的には「"告白”の湊かなえ」という先入観を取っ払ってでも一読の価値があると思いますが、かく言う自分も湊さんの作品でなければ多分手にしなかったでしょう。
 それでも特筆すべきは今作品のカバーデザイン。ネタバレになってしまいますが、裏表紙にふと目をやると、赤い指輪が鮮やかなベリー系の果物たちの中に紛れ込んでいます。
 その指輪が何を意味するのか、読み進めていくうちに、謎が解けていきます。
贖罪 (双葉文庫)Amazon書評・レビュー:贖罪 (双葉文庫)より
4575515035
No.8:
(5pt)

悲劇の複雑連鎖

ある田舎町で美少女が性的暴行を受け殺害される。
被害者の友人であり、犯人の目撃者であり、遺体の第一発見者でもある4人の少女。
その4人の少女は、自分のせいで友達が殺されてしまったのではないかという不安や、
犯人の顔を覚えていないという後悔を抱えながら、それぞれ歪んでいく。
そして、その少女達は被害者の母親・麻子に衝撃の言葉を告げられ、
その言葉をきっかけに自らの人生をさらに狂わせていく。
それぞれが自分の人生を1人ずつ独白するが、
彼女達自身が被害者であるような、彼女達の人生そのものが贖罪であるような、
そんな歪んだドラマが語られていく。
なんて歪んだ話なんだと感嘆すると同時に、
それがまさにこの小説の面白いところだと感心させられる。
贖罪 (ミステリ・フロンティア)Amazon書評・レビュー:贖罪 (ミステリ・フロンティア)より
4488017568
No.7:
(5pt)

悲劇の複雑連鎖

ある田舎町で美少女が性的暴行を受け殺害される。
被害者の友人であり、犯人の目撃者であり、遺体の第一発見者でもある4人の少女。

その4人の少女は、自分のせいで友達が殺されてしまったのではないかという不安や、
犯人の顔を覚えていないという後悔を抱えながら、それぞれ歪んでいく。

そして、その少女達は被害者の母親・麻子に衝撃の言葉を告げられ、
その言葉をきっかけに自らの人生をさらに狂わせていく。

それぞれが自分の人生を1人ずつ独白するが、
彼女達自身が被害者であるような、彼女達の人生そのものが贖罪であるような、
そんな歪んだドラマが語られていく。

なんて歪んだ話なんだと感嘆すると同時に、
それがまさにこの小説の面白いところだと感心させられる。
贖罪 (双葉文庫)Amazon書評・レビュー:贖罪 (双葉文庫)より
4575515035
No.6:
(5pt)

個人的には1番良作

湊さんの作品は告白、少女ともに読みましたが個人的には贖罪が1番好きです。また今回も読んだ後はなんともいえないもやもやが残りました。 彼女の作品のすごいところは登場人物が妙にリアルなところだと思います。 もちろん置かれている状況や行動はだいぶ違うと思いますが。 登場人物の気持ちが共感できる部分が多いせいなのか、誰が悪いとか思えないんです。 だから救いようがないもやもやが残るのだと思います。でもこの作品はあまり深く考えないで読むべきなのかもしれません。 (今回は今までの作品とは違い、多少性的な表現が含まれています。苦手な方は注意して下さい。)では長々と貴重なスペース失礼致しました。
贖罪 (ミステリ・フロンティア)Amazon書評・レビュー:贖罪 (ミステリ・フロンティア)より
4488017568
No.5:
(5pt)

個人的には1番良作

湊さんの作品は告白、少女ともに読みましたが個人的には贖罪が1番好きです。
また今回も読んだ後はなんともいえないもやもやが残りました。
彼女の作品のすごいところは登場人物が妙にリアルなところだと思います。
もちろん置かれている状況や行動はだいぶ違うと思いますが。
登場人物の気持ちが共感できる部分が多いせいなのか、誰が悪いとか思えないんです。
だから救いようがないもやもやが残るのだと思います。
でもこの作品はあまり深く考えないで読むべきなのかもしれません。

(今回は今までの作品とは違い、多少性的な表現が含まれています。苦手な方は注意して下さい。)

では長々と貴重なスペース失礼致しました。
贖罪 (双葉文庫)Amazon書評・レビュー:贖罪 (双葉文庫)より
4575515035
No.4:
(4pt)

贖罪とは

前作の「少女」より、こちらの方が私は好きです。
それに、3時間程で完読できます。印象はやはり暗いですね。「告白」に通ずる暗さです。
ただ…あえて言わせてもらうと、最後の終章は、別に無くても良かったのでは?でも読む人によって、終章はある方が話としてまとまってると思われるかもしれません。次回にも期待大です!
贖罪 (双葉文庫)Amazon書評・レビュー:贖罪 (双葉文庫)より
4575515035
No.3:
(4pt)

贖罪とは

前作の「少女」より、こちらの方が私は好きです。それに、3時間程で完読できます。印象はやはり暗いですね。「告白」に通ずる暗さです。ただ…あえて言わせてもらうと、最後の終章は、別に無くても良かったのでは?でも読む人によって、終章はある方が話としてまとまってると思われるかもしれません。次回にも期待大です!
贖罪 (ミステリ・フロンティア)Amazon書評・レビュー:贖罪 (ミステリ・フロンティア)より
4488017568
No.2:
(4pt)

湊かなえに外れなし!

デビュー作から何とも気の重くなる作品を次々発表している湊かなえですが贖罪はますます「嫌ぁ〜」な感じ増量。 語られるのは負、負、負の連鎖。何度も何度も胸くそ悪い思いにとらわれますが読後感は不思議と悪くない… 自分のふとした振る舞い、不用意な言葉が長年他人を苦しめ運命をも変えてしまう。怖い小説です。陳腐な感想ですが最後の一文が心に染みました。
贖罪 (ミステリ・フロンティア)Amazon書評・レビュー:贖罪 (ミステリ・フロンティア)より
4488017568
No.1:
(4pt)

湊かなえに外れなし!

デビュー作から何とも気の重くなる作品を次々発表している湊かなえですが贖罪はますます「嫌ぁ〜」な感じ増量。 語られるのは負、負、負の連鎖。
何度も何度も胸くそ悪い思いにとらわれますが読後感は不思議と悪くない… 自分のふとした振る舞い、不用意な言葉が長年他人を苦しめ運命をも変えてしまう。怖い小説です。
陳腐な感想ですが最後の一文が心に染みました。
贖罪 (双葉文庫)Amazon書評・レビュー:贖罪 (双葉文庫)より
4575515035

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