■スポンサードリンク
贖罪
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
贖罪の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.50pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全43件 41~43 3/3ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
湊かなえの単行本第三作は、正直に言えば手ぬるい作品と僕の目には映った。 読後に漂う人間の腐臭は弱くなっている。作者のこのパターンでの技術の完成を目的とした、およそ中・長編では実施してほしくない復習(復讐ではない、念のため)のための作品と感じられる。 それでも、まあまだ三作品目だし、復習に付き合うにしても、もう少し陳腐でないテーマはなかったのか。 登場人物やシチュエーションが陳腐なのは狙いなのかもしれないが、三作も重なると本気で書いてこの程度なのかと錯覚させられる。これでは、文芸少女の作品を深読みしたみたいで、ちょっと自分が恥ずかしくなる。 なぜ物語に中途半端な救いの手を差し伸べたいのかも、まるで理解できない。 基本的に三作のプロットの面白いところは意外性ではない。落ちの方向はベストセラーミステリーを読む人々には簡単に見通せる。肝心かなめの部分は「やりすぎ」にあるわけで、凡夫たるわれわれが知らず設定した、人間性との「落とし所」を大きく逸脱している所に暗い愉しみがあるのだ。 僕は、宮部みゆきや東野圭吾の複製がほしいんじゃない。彼らは基本的に質の高い小説を量産できるから、模造品の入る余地はないのだ。 豪快なホームランが持ち味のバッターのシュアバッティングを見せられた気分で、「そうじゃないだろ」という突込みばかりが頭をよぎる。もっともっと、フィクションは人間性を蹂躙できるはずだ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
告白/湊かなえ が、思ったよりもなかなか素晴らしかったので、著者次の刊行ということで、手に取ってみる。 同じ。 「お話」も同じ、「手」も同じ。 「お話」とは、コンセプト。「手」とは小説の書き手手法ね。 それでも、面白くなくはない。のが救いだ。 考えようによっては、こっちのほうが(告白よりも)面白いとも思える。 さて、次はどうする(どうなる)のかなあ。 二度あることは三度ある、では笑い物になるか、少なくとも飽きられる。 赤川次郎じゃないのだから。 三度もの正直、で本当に書きたいこと、書きたいものが出てくることに期待。[喋る本の虫] | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
告白/湊かなえ が、思ったよりもなかなか素晴らしかったので、著者次の刊行ということで、手に取ってみる。 同じ。 「お話」も同じ、「手」も同じ。 「お話」とは、コンセプト。「手」とは小説の書き手手法ね。 それでも、面白くなくはない。のが救いだ。 考えようによっては、こっちのほうが(告白よりも)面白いとも思える。 さて、次はどうする(どうなる)のかなあ。 二度あることは三度ある、では笑い物になるか、少なくとも飽きられる。 赤川次郎じゃないのだから。 三度もの正直、で本当に書きたいこと、書きたいものが出てくることに期待。[喋る本の虫] | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!