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ひとがた流し
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ひとがた流しの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.86pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全6件 1~6 1/1ページ
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内容:未婚でアナウンサーの千波、子供が1人いるが離婚した牧子、子供が1人いるが再婚した美々、3人は幼なじみで、アラフィフとなった今でも仲良し。美々の旦那が実の父親ではないと、子供が気づいたり、美々の後押しもあって千波が結婚したり、千波が病気になって亡くなったりと、大きな問題起きますが、学生時代の思い出等振り返りながら、登場人物の心の揺れを写し出しでいきます。 感想:文学的な表現が多く、好きな人は好きなんだと思う。さくさくと事実だけをベースに読んでいきたい合理主義的な読み方をする私には、良く理解できませんでした。教養が足りないのか?私が男性だからなのか?いや筆者も男性だよな?と思いつつ、結局何が言いたいんだっけと思ってしまいました。仲良しな友達がいて羨ましいぞ、とは思いましたが。※個人的見解です。 | ||||
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学生時代から仲の良かった女性三人が、40代になっても友情を育み、互いに支え合うお話。 ということなのだが、途中で三人以外の余計なエピソードが挿入され、 一体誰が主人公かと小首を傾げたくなることもある。 そしてそのせいか、変にだらけたストーリー展開なのも否めない。 また本当にこれが四十代の言うことだろうか? テレビ局で働いている割には余りにも世間知らずで、 こんな青臭い台詞を吐くだろうかと思うシーンが点在し、 なにやら背中がむずむずさえする。 一応ラストは感動するような展開に持っては行くのだが、それまでが長いし、 お酒でも飲みながらでないと物語に陶酔できないような、 簡単に興ざめするような甘ったるい世界が流れている。 つまり、クサイ。 展開も会話も、総じてクサすぎる。 あえてクサく表現すると、 まるで夢見る文学少女が作った時めきのハートウォームフルなストーリー。 他の作品でもそうだが、もう少し女性の現実的な姿や内面を描いた方が良いのではないか。 余りにも作者の理想的な女性しか描いていない気がするし、 これでは、現実世界の艱難に耐えて生きている人達には、 ちゃんちゃらおかしく思えることだろう。 | ||||
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ストーリーテラーにとって「死に至る病」をモチーフにすることは、禁断の果実だ。手にとってかじりつけば甘い。読者を「涙」というカタルシスに導くことが容易なのだから。同時に、作家本人の生死感が問われることになる。だからこそ志のある作家は、軽々にはモチーフにできないのではないか。だって出来上がった作品が単なる「お涙頂戴」なら、底の浅さを露呈することになるから。 さて、この作品はといえば、私にとってはただの「お涙頂戴」に過ぎなかった。人物造形や設定にリアリティがない、などということは言わない。それが北村センセの持ち味だから。だけど、死に至る病を得た中年女性が、病を得た途端に降って湧いた年下の求愛者を、何の躊躇もなく即座に受け入れ、その「愛」に救われて死に向かう、というストーリーは、ベテランの域に達した作家としていかがなもんでしょう。 死に至る病を得た多くの人々が、たとえ愛する人がいても「一人で死ぬ」ということに我を忘れて怯え、苦しみ、孤独の泥沼の中でのた打ち回っています。その真っ暗な心の中に、一筋の光をさしかけることができる。そういう力量がなければ、「死に至る病」なんて書くもんじゃない。 主人公が人生の土壇場で愛を得て救われたのは、美しくて才能があったからって設定じゃ、美も才もない我々一中年女性は、そりゃないヨ、って感じ。そして、そんな美も才もない(失礼)ふつーの中年女性である友が一人、同じ病気で死の孤独と戦っている。彼女には家族もいない。 そんな厳しい状況の読者に、一条の光を投げかけることのできる。そういう力量がないのであれば、こんなテーマを扱うことは、人として不遜だ。私はそう思う。 「泣ける」というだけで、小説をホメるのはいい加減ヤメようよ。 | ||||
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ストーリーテラーにとって「死に至る病」をモチーフにすることは、禁断の果実だ。手にとってかじりつけば甘い。読者を「涙」というカタルシスに導くことが容易なのだから。同時に、作家本人の生死感が問われることになる。だからこそ志のある作家は、軽々にはモチーフにできないのではないか。だって出来上がった作品が単なる「お涙頂戴」なら、底の浅さを露呈することになるから。 さて、この作品はといえば、私にとってはただの「お涙頂戴」に過ぎなかった。人物造形や設定にリアリティがない、などということは言わない。それが北村センセの持ち味だから。だけど、死に至る病を得た中年女性が、病を得た途端に降って湧いた年下の求愛者を、何の躊躇もなく即座に受け入れ、その「愛」に救われて死に向かう、というストーリーは、ベテランの域に達した作家としていかがなもんでしょう。 死に至る病を得た多くの人々が、たとえ愛する人がいても「一人で死ぬ」ということに我を忘れて怯え、苦しみ、孤独の泥沼の中でのた打ち回っています。その真っ暗な心の中に、一筋の光をさしかけることができる。そういう力量がなければ、「死に至る病」なんて書くもんじゃない。 主人公が人生の土壇場で愛を得て救われたのは、美しくて才能があったからって設定じゃ、美も才もない我々一中年女性は、そりゃないヨ、って感じ。そして、そんな美も才もない(失礼)ふつーの中年女性である友が一人、同じ病気で死の孤独と戦っている。彼女には家族もいない。 そんな厳しい状況の読者に、一条の光を投げかけることのできる。そういう力量がないのであれば、こんなテーマを扱うことは、人として不遜だ。私はそう思う。 「泣ける」というだけで、小説をホメるのはいい加減ヤメようよ。 | ||||
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ボクには響かなかったです。抑揚のない物語。淡々と進む会話。ちっとも盛り上がりませんでした。 私は北村さんの小説を初めて読んだものですから、これはどんな小説なんだろうかととても悩みました。青春ドラマ?恋愛小説?それともホラー小説になるの?これは一体、なんと言う部類に入るのでしょう。 家族と友人と恋愛とを描いた小説になるのかもしれませんが、出てくる人物、物語が想定内の範囲でしか動かないし、さほど魅力的な人物でもない。基本的に軽い会話や日常の細かなディテールの描写が、ドラマティックな展開をスポイルしているようにも感じました。 日常ってこれくらい淡々としたものなのかもしれませんが、何なのだろうと。ボクにはちっともわかりませんでした。つまらない。 | ||||
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ボクには響かなかったです。抑揚のない物語。淡々と進む会話。ちっとも盛り上がりませんでした。 私は北村さんの小説を初めて読んだものですから、これはどんな小説なんだろうかととても悩みました。青春ドラマ?恋愛小説?それともホラー小説になるの?これは一体、なんと言う部類に入るのでしょう。 家族と友人と恋愛とを描いた小説になるのかもしれませんが、出てくる人物、物語が想定内の範囲でしか動かないし、さほど魅力的な人物でもない。基本的に軽い会話や日常の細かなディテールの描写が、ドラマティックな展開をスポイルしているようにも感じました。 日常ってこれくらい淡々としたものなのかもしれませんが、何なのだろうと。ボクにはちっともわかりませんでした。つまらない。 | ||||
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