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流さるる石のごとく



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【この小説が収録されている参考書籍】
流さるる石のごとく
流さるる石のごとく (講談社文庫)

流さるる石のごとくの評価: 4.00/5点 レビュー 6件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全6件 1~6 1/1ページ
No.6:
(4pt)

相変わらず渡辺容子の描く女性達の会話は生々しい

大富豪の一人娘でエリート医師の妻でありながらアルコール依存症に苦しむ主人公の速水圓が奇妙な事件に巻き込まれていくミステリー。

女性達の生々しい会話や生態を描かせたらピカイチの渡辺容子の本領発揮といったところだろうか。また、ミステリーとしてもなかなか先が読めぬ展開に作品を最後まで楽しむ事が出来た。最後の『跋』は付け足しのようで、もう少しじっくり描いても良かったかも知れない。

個人的には渡辺容子の作品を面白かった順に挙げると、『無制限』『左手に告げるなかれ』『ターニング・ポイント』『魔性』『流さるる石のごとく』『斃れし者に水を』『薔薇恋』という感じであろうか。
流さるる石のごとく (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:流さるる石のごとく (講談社文庫)より
4062736489
No.5:
(5pt)

これは悪い夢なのだ私は悪い夢をみているのだ

 大事件に巻き込まれてしまったアルコール中毒の女性の告白の形でつづられた、ミステリー小説です。
 最初、主人公が誰も彼も敵のような口調で告白を始めるので、
いったいなにが語られるか分からなかったのですが、
誘拐事件によって夫の命と身代金をうばわれた主人公が
自力で事件を解決しようと奮闘するという筋でした。
 最初自堕落なだけのように描かれる主人公ですが、
どんどん自主的に行動していくようになり、
周りの人たちも主人公に対して協力的で、
それぞれ魅力的に描かれています。
 女手一つで子どもを育て上げた自信に満ちた姑
 万引き防止装置の会社社長
 そしてネッカチーフを覗かせたオシャレな刑事など
 あきさせぬ展開に、意外な結末。
 ラストまで読んで非常に満足して本を閉じました。
 とても面白かったです。
流さるる石のごとく (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:流さるる石のごとく (講談社文庫)より
4062736489
No.4:
(4pt)

ひとつの集大成

「左手…」以降、著者が扱い続けてきた「嗜癖」というテーマへの集大成と呼べる作品。小道具・素材として扱われることの多いこのテーマに、刺し違える覚悟で臨んだ気概が感じられる。(それ故にミステリ部分が泥臭くなってしまった懸念も…ただ、ありえない設定だからこそ成り立った危うさがあり。そして、あくまでも「定点観測」であることが、効果なのか、その時点での著者の限界なのかが判別つけがたい。だからこそ、今後の長編でどう変わっていくのか楽しみ。そんな記念碑的な作品として読みました。蛇足。著者の描く「疾走するヒロイン」たちの「心のオーバーアクション」がなんとも言えず可愛い。
流さるる石のごとく (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:流さるる石のごとく (講談社文庫)より
4062736489
No.3:
(3pt)

流さるる石のごとく

夫を殺さないで!私、酒を断ちますから大富豪のひとり娘でエリート医師の妻・速水圓(はやみまどか)。何不自由ない生活を送る一方で、重度のアルコール依存症に沈んでいた彼女を、突如襲った夫の誘拐事件。犯人の指示に従い、2億円のダイヤモンド・コレクションを手に新幹線に飛び乗った圓を、創造を絶する事態が待ち受ける。魂を震わせる、感動の長編サスペンス!
流さるる石のごとく (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:流さるる石のごとく (講談社文庫)より
4062736489
No.2:
(3pt)

流さるる石のごとく

夫を殺さないで!私、酒を断ちますから大富豪のひとり娘でエリート医師の妻・速水圓(はやみまどか)。何不自由ない生活を送る一方で、重度のアルコール依存症に沈んでいた彼女を、突如襲った夫の誘拐事件。犯人の指示に従い、2億円のダイヤモンド・コレクションを手に新幹線に飛び乗った圓を、創造を絶する事態が待ち受ける。魂を震わせる、感動の長編サスペンス!
流さるる石のごとくAmazon書評・レビュー:流さるる石のごとくより
4087752585
No.1:
(5pt)

やめられない&とまらない

太い文庫なのに、あっという間に読んでしまいました。電車のなかでも、バスの中でも、またホームやバス停で待っているときでさえ、ちょっとの時間があると、本を開いて読み込んでいました。最初、お酒嫌いの私は、アル中の主人公のことを軽蔑する傾向にあったのですが、途中から100%見方になってしまって、主人公と自分の気持ちを同化して、ただただ主人公に、これ以上の不運をもたらして欲しくないって願うだけでした。
流さるる石のごとく (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:流さるる石のごとく (講談社文庫)より
4062736489

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