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闇の底



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【この小説が収録されている参考書籍】
闇の底
闇の底 (講談社文庫)

闇の底の評価: 3.71/5点 レビュー 48件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.71pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全48件 41~48 3/3ページ
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No.8:
(2pt)

前作が良かっただけに‥

乱歩賞を受賞した「天使のナイフ」は、犯人の意外性はもちろん、
少年法の抱える問題など、社会に問題提起する優れた作品と受け止めた。
本作品は、意外性には満ちているが、社会性では前作より劣るように感じる。
性犯罪が社会問題化している事実や、更生の難しさには触れているが、
はたして「闇の底」の結末がふさわしいものなのか?
次回作は、「天使のナイフ」のように、
作者が投げかけるテーマにどう向き合ったら良いのか、
またまた読者をうならせる内容を期待したい
闇の底Amazon書評・レビュー:闇の底より
4062135280
No.7:
(3pt)

読みやすいですが……

読みやすいですが淡々としており、どこか乾いているという印象を受けました。
殺人者と警察官の視点で物語が交互に進みますが、それほどの抑揚がないように思います。
題材が重いためもあるのでしょうが、前作ほどの引きはないような気がします。
最後がどうも納得できないもので、全体的にまとまりはいまひとつと感じました。
闇の底Amazon書評・レビュー:闇の底より
4062135280
No.6:
(4pt)

本の帯の文言が意味するところは

何らかの賞を受賞した後の作品は質が落ちるというのがありがちなパターンで、あえて期待値を下げて読み始めたのだが、今回はよい方に裏切られた。「天使のナイフ」は少年犯罪をテーマにしていたが、今回の「闇の底」は少女を犠牲者とした性犯罪をテーマに選んでいる。犯人を追う側と犯人側の両方の行動と心理を描写するパターンは、最近の推理小説でもボチボチ見られるようになったが、この作品も冒頭から両者を交互に描写している。そして、犯人を「男」と匿名で表記し、いったいこの「男」が誰なのかということを読者に考えさせる。読み出したら止まらない。途中で作者が意図的に作ったと思われる罠もある。読了後に帯にある「絶対に捕まらない−。運命が導いた、哀しすぎる「完全犯罪」。」という文言が初めて理解できた。東野圭吾とどことなくタッチが似ており、彼の推理小説が好きな人にはお薦めである。
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No.5:
(4pt)

タイトル、表紙を変えて発売すべき。

期待の新人作家、薬丸岳の2作目。内容 ◎ 文章展開◎ も、タイトル ×× 表紙 ××。
乱歩賞をとった前作が少年法、そして本作は幼児、猟奇殺人絡みと今度もとても重い題材の作品。生々しい内容ながら、警察と連続殺人者の行き詰る展開には目を見張るものが在り、本のページがとまらないこと間違いなし。280ページ少々に凝縮された物語は、読む者に息をつかせない。このような重い題材に挑みながら、十分に自分の物語に昇華できる才能は、本当に素晴らしいと思う。内容、文章展開の巧みさ、充実度に比べ、手を抜きすぎたタイトルと表紙は本当に頂けない。タイトルが本当に中途半端で、全く的を得ていないし、こんな表紙では売れる本も、店頭で売れなくなるだろう。前作に続き、間違いなくブレイクするべき作品内容だけに
多くのミステリーファンに読んでもらいたい。ゆえに内容は星5つでもタイトル、表紙がどうしようもないので星4つ。
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No.4:
(3pt)

文章は上手いのだが・・

貫井徳郎氏著の「慟哭」を連想させるような内容だった。文章としては面白いのだが、ネタがどこかにありそうで平凡だったのが残念。特に意外な展開もなく、ラストまで素直に読めた。狂気に走る被害者の心情を訴えたいのも分かるが、もう少し娯楽性の富むか、謎解きがあるか、サスペンスとしての要素が欲しかった。テレビドラマ向けの内容でした。
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No.3:
(5pt)

読ませる力量を持った若きエンタテイナー。

2作目も「読ませる、読ませる」で素晴らしい力量を持ったエンタテイナーだと思います。今回のテーマは、幼女に対する性犯罪。読みはじめたら、止まりません。前の書き込みの方も書いておられますが、やはりこの装丁は今一つです。それ以上に面白く、エンターテイメント性の高い商品なので、ここは商売根性を出して、ハリウッド並みの売り方でいったらいいのではないかと思いました。実際、劇場型の犯罪は、うすら寒く気味が悪いものですが、あくまでもつくり話、ミステリーとして読むとハラハラドキドキ、ページが進みます。
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No.2:
(3pt)

全体に味付けの薄い印象

「養女殺害事件」「首無し死体」「劇場型犯罪」などというセールストークに期待して読むとちょっとガッカリするかも知れない。ストーリーはそれを追う警察官のサイドから自身の生い立ちを含めて進行してゆく。なるほど最後まで犯人が確定出来なかったのは或る意味サスペンスの醍醐味なのだが読後の印象として全体に味付けが薄く、盛り上がりに欠けた感がある。
どちらかというと警察官サイドに重きを置いた展開なのだが3名ほどの登場人物の人となりや絡みも引き込まれる程の勢いが無い。それにしても現実に幼い子供を殺害してもせいぜい無期懲役か場合によっては心神耗弱などという理由でそれさえも免れる事例を見るとこのサンソンのような処刑人とそれを抑える警察のどちらが本当の正義なのか考えてしまう。「警察には事件の抑止力は無い」という犯人の言葉が本を突き抜けて現実の世界にも鋭く響く気がする。
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No.1:
(4pt)

今後が楽しみですねー

「天使のナイフ」以来、著者の2作目。続きが気になって2日ほどで
読んだ。被害者家族の苦しみという点での書き方は前作と
類似していたが、劇場型犯罪の部類の小説が好きなので一気に
読めました。野沢尚の「破線のマリス」や雫井修介の「犯人に告ぐ」
読んでドキドキした人ならきっとハマる作品だと思いますよ。
闇の底Amazon書評・レビュー:闇の底より
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