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猛き箱舟
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【この小説が収録されている参考書籍】
猛き箱舟の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.61pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全49件 1~20 1/3ページ
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昔長めの入院した時にお見舞いの差し入れで文庫本を頂き闘病中の中食い入る様に読みまくった名作です。最近タブレットを所有する事になったのでKindleで電子書籍手に入れて読者でもしようとアンリミテッド契約しつつこちらの作品探したら残念な事に販売品しか無く上下巻とも購入してみました今読んでもやはり熱くなる作品です。落ち着いてじっくり読もうと思います。 | ||||
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昔文庫本でなん度も読んだ名作。最近iPad miniを新調したのでKindleで読み返そうと思い検索していたら上下巻で割安なのが見つかり後日買おうと思っていたら一冊単位でもクーポン適用で格安で購入できる事が分かりじゃあ上巻だけでも先にと、思ってポチったら下巻を選択してしまってました。ので慌てて残高のないカードで決済して保留状態になってます。やはり後日セットで購入します。この作品は何度読んでも面白いと思うので傷まない電子版を、手に入れるのが正解かな?と思っております。レビューでは無い書き込みすいません。 | ||||
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30年以上前に読み、10回以上は読んでますが、これ以上面白い小説を読んだ事はありません。 船戸与一は、紛争地帯をほぼノンフィクションで描き、弱者にスポットライトを当て、極上のハードボイルドに仕上げています。 他界されたのは非常に残念ですが、他の小説も読んでみたいです。 砂のクロニクルのような1P3行は疲れるので、回避したい… | ||||
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船戸与一という作家は過小評価されていると思う。文章に沸る若さはある。だが本作は依然として触れ得ぬほどの熱量を帯び読者の心を掴んで離さない。何度読んでも。 こんな作品が他にあるか⁈ | ||||
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コミカライズで端折ってる所多数 小説のがよい | ||||
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探していたので | ||||
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外国に何回か行ったりしたものの生き方が定まらない香坂。唯一の取り柄といえば少し格闘技ができるくらい。 一方、海外進出企業から灰色熊との異名を持つ隠岐。 そんな香坂が、俺もあの人のような一級品の男になってみせる!という野心を抱き隠岐に近づく。 運良くモロッコで破壊活動を行うメンバーの1人に加えられる。 モロッコという我々にあまり馴染みのない国での物語が、筆者の綿密な調査を元に圧倒的な筆力で描かれる。 そして香坂はベルベル人の女兵士と出会い、数奇な運命を辿っていく…。 間違えなく国際冒険小説の最高傑作です。是非ご一読を! | ||||
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船戸与一の面白さは、とってもリアルということ。車などは、自動車とか書かずに、パジェロとかシトロエンとか商品名で書かれている。ハードボイルドの難しいところが、身近な感じにイメージできる。だから、ストーリにのめり込んでしまいます。長編の上、登場人物も多いので、この人誰だっけが、何度もぶち当たりますが、下巻で何とこの人が。。こんな事を!!とか、なかなか一筋縄で行かないので面白い。 | ||||
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使い捨てにされた人間の、復讐の物語。 ロマンスもあり、友情もあり。 船戸作品ですので、最後には全員死んでしまいます。(涙) 何回も読んだのですが、最近また読みたくなって注文しました。 | ||||
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船戸与一さんを初めて読みます。30年来、古い友人が好きで勧められてもいて。今それを思い出す様にして手にしたのは、自分の人生が前半でなく後半にあるからだろうと思えます。 読んでみて引き込まれる箇所と登場人物もあるのですが、どうもリアルさに欠ける変なハードボイルドの登場人物がいて、それが私には物語を読みながら頭に描くトーンを破壊している様に感じられます。友人と二人で飲んでいる所に知らない酔っぱらいがやって話し掛けて来る異物感、そんな呑み込め無さです。若しくは知らない香辛料が入っている味のカレーか。読み進めたいのだけれどなかなか難しい。過去に私の行ったアフリカの歴史もこれから生きそうなのだが。私にはハードボイルドより物悲しさの方が現実として「ありそう」で読み進められる動機になるのかも。私は乗りで読むタイプではないという事かも知れないです。 | ||||
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前編とは趣が変わり、激動だった。面白かった。前編を読んだときは全く想像をしていなかった話の展開。 | ||||
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うだつがあがらない主人公が、ふとしたきっかけで、アフリカのサハラ砂漠で傭兵として戦車に乗ったりするお話。ハードボイルド好きな私にぴったりなお話だった。主人公の素直な気持ちが描写され、個性的な登場人物との絡みなど、惹き込まれる。 また、著者の作品は海外の情勢の勉強になるが、今回はサハラ、モロッコ、アルジャリアなどの歴史や政治が良くわかった。下巻が楽しみである。 | ||||
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主な舞台はアフリカの西サハラと東京。一気に読み切る。手に汗握る展開の連続で飽きさせない。背景はバブル経済期の日本であろうが、今でも十分楽しめる。船戸与一の最高傑作だと思う。是非。 | ||||
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主な舞台はアフリカの西サハラと東京。一気に読み切る。手に汗握る展開の連続で飽きさせない。背景はバブル経済期の日本であろうが、今でも十分楽しめる。船戸与一の最高傑作だと思う。是非。 | ||||
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あまり言われていないようなので今さら書いて置くが、船戸ハードボイルド作品の中で猛き箱舟を金字塔たらしめているのは、主人公がそこらへんにいそうな日本人のニーチャンであり、主要登場人物が日本人で占められていることだ。凄く今さらな感じがあるが、このことの価値を改めて噛みしめておく必要がある。 筋立て的にはこの作品、ほぼ様式美化していた船戸ハードボイルドと変わらない。だだ、恥知らずな主人公が「その筋の人に一目おかれる人間になりたかったのさ」と紛争地域でケロリと言い放つ以前と以後とで彼の見え方がまるで違って来る。海外の事情通気取りなハードボイルドかぶれ(要するに船戸読者)を「現場」の業火で焼き尽くすシーンがあることはとても大きい。船戸作品には珍しいメタな発想だし、ダメ主人公が「ハードボイルドで描くべきタフな人物」に仕上がって行く様がこの作品に唯一無二のポピュラリティを与えているだけでなく、「机上の行動至上主義者(笑)」たる我々日本人読者に「他人事でない暴力」を突き付けて来る。 「灰色熊」の叫ぶような独白をもって「悪漢の正義」的なモンに共感するのは自由。けど生活を、故郷を、愛する人を奪われた者は「灰色熊」のような存在を決して許すことはない。船戸与一が描いて来たのは「民」という存在のブレない生命力だ。子どもの手に潰されようとする虫は抵抗する。そんな当たり前の持つ尊さだ。猛き箱舟はその当たり前を日本人に直で問うて来る作品と言えるだろう。 | ||||
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相変わらずのリアルな血と暴力の世界観。 この作家の文体は受動態が多いような気がして、少しうっとうしくなります。 たとえば、「たばこがとりだされた」など「なになにが、された」と連発。描写力自体はすさまじく上手いのですが……。 登場人物のだれ一人、幸せにはならないのは、どの作品にも言えることですね。それが残念。 ラストに関谷が殺されるのは蛇足では? せっかく幸せになろうとしているのに。 作者は関谷の孫が「第二の香坂」になるという暗示を残して幕を下ろします。 奥が深いですね。 | ||||
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何故に筆者は 自分を殺す 死なないと終われないの?船戸与一に会えて良かった ! | ||||
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起承転結の起の部分が結になってるわけだが、転の部分が良くも悪くも船戸節。 それ自体はいいとしても、結の部分で語りきられてない伏線がいくつか残ってるような感じがして若干消化不良気味と感じた。 他の、例えば砂のクロニクルや南米三部作と比べれば一枚落ちるというだけで、船戸好きの人は十分満足出来ると思う。 | ||||
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気になる。どうして「車」じゃなくて「くるま」なのか? どうして登場人物は常にフルネームなのか? なぜか「官能」が多くなったのか? どうして主人公は恋人の「心臓をシャリシャリと食べる」のか? 「灰色熊」という俗称が、どうしてこんなにダサいのか? (何メートルもぶっ飛ばす必殺技がビンタというのも笑える。要は熊なんだろうね。) 登場人物の殆どが死亡する「皆殺し」はどうしてなんだ? 12発も弾丸くらってるのに死なないのは明らかにおかしいでしょ? 青年向けの週刊誌に連載してるんだから、多少のお色気サービスは当然でしょう。 心臓を喰うのは、主人公が人から人ではない物の怪に変貌する様の表現なんでしょうよ。 あんたいちいちうるさいなあ。船戸与一を判ってないのに生意気なこと言うんじゃないよ! とファンの方からは叱られてしまいそうですが、上記の点が気になって気になって首を傾げっぱなしでした。 気になると言うか「クスッ」と笑っちゃうんです。 舞台は東京~中近東。 外国に出掛けて地元の人々に迷惑をかける日本の悪特企業と、それを阻止しようとする反政府勢力。 その反政府勢力を抹殺しようとする、日本人が首謀者の傭兵部隊と政府軍。 灰色熊とよばれる日本人の家族、介護者、部下達。傭兵達、ゲリラの女性、手助けする悪特商人、凶悪な犬。 灰色熊に憧れて一流になろうとする主人公の無職の男。 全員が死にます。とにかく皆殺しです。(-_-;) なんだかなあ、主人公が唐突に心臓を喰いだしたから読むの止めようかと思いましたが、 分厚い本作を駆け足でしたが読み切りました。 そして表題の「方舟」の意味や意義がいまひとつ説得力に欠ける。 長期連載で様々な意見によってストーリーが迷走した感が否めない。 ファンの方、ごめんなさい。高評価はできません( -_-) | ||||
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かつて松本清張や司馬遼太郎、それに筒井康隆等の作家に凝った時期があり、その殆どの作品を読破してきた、その同じ思いで、船戸与一の作品を読み漁った記憶がある。そして、その頂点に位置するのが本書であった。 当時、概ね文庫化されていた中で、本書はそうではなく、ハードカバーを買ったわけだが、冒頭から、痺れっぱなしだった。日本-海外-日本が舞台で、船戸の作品には珍しく日本人が主人公である。 読了後、日本の冒険小説では、今後10年間、本書を超える作品は出ないだろうと思い、実際、10年経っても、その思いは変わらなかった。ほぼ、30年を経た現在、久しぶりに再読して、10年どころか、本書を抜く作品は、現在の小粒にまとまった作家たちを見渡してみて、暫くは出てこないだろうと確信するのである。 | ||||
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