群狼の舞 満州国演義 三
- 満州国演義 (9)
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第1巻は物語の導入部としてまずまずでしたが、第2巻は資料に振り回されて、少々塗り絵を見ている様な感じがし、退屈感を覚えました。要するに資料を基に物語が展開されておらず、説明臭くなってしまっていたのです。この調子で行くのか、と心配しましたが、この第3巻は資料を上手く駆使して単なる説明にならず、登場人物が描写されており、物語の展開が上手く流れています。小説はこうでなくてはいけません。満州侵略という戦争状態が舞台ですから、遠慮なく人が殺されますし、主人公である兄弟達の周囲も時には残酷な状態になり、人が死にます。又、第1巻の冒頭で会津戦争の場面が描かれています。どうしてか、と思っていましたが、この巻のP191で四郎に銃殺された特高刑事の奥山が「あ、会津若松で」という科白と共に絶命します。どうも、伏線が引かれた様で、今後が楽しみです。 それにしても、作者が資料をよく読み込み、なんとか物語の中に組み込もうとしている執筆姿勢は賞賛出来ます。おかげで、満州事変から満州国成立の謀略の過程が、歴史書以上によくわかりました。しかし、実在した様々な人物が登場したものです。ただ「~じゃなかった」というくだけた口調の文章は、どうもこの作者の性格からくるものらしく、それだけが違和感を感じます。加えて登場人物が最初はフルネームで紹介されるのですが、主人公の太郎・二郎・三郎・四郎は兎も角、他の人物もすぐに下の名前だけで描かれるのは、誰だったっけ?と前の見返すことがしばしばなのは、自分だけでしょうか?そういう風に描く理由もはっきりとわかりません。どうもこの文体は作者独特のものらしく、それが個性あるものなのか、ある種の悪文なのか、最終巻を読むまでは判断が出来ません。 | ||||
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第1巻は物語の導入部としてまずまずでしたが、第2巻は資料に振り回されて、少々塗り絵を見ている様な感じがし、退屈感を覚えました。要するに資料を基に物語が展開されておらず、説明臭くなってしまっていたのです。この調子で行くのか、と心配しましたが、この第3巻は資料を上手く駆使して単なる説明にならず、登場人物が描写されており、物語の展開が上手く流れています。小説はこうでなくてはいけません。満州侵略という戦争状態が舞台ですから、遠慮なく人が殺されますし、主人公である兄弟達の周囲も時には残酷な状態になり、人が死にます。 それにしても、作者が資料をよく読み込み、なんとか物語の中に組み込もうとしている執筆姿勢は賞賛出来ます。おかげで、満州事変から満州国成立の謀略の過程が、歴史書以上によくわかりました。しかし、実在した様々な人物が登場したものです。ただ「~じゃなかった」というくだけた口調の文章は、どうもこの作者の性格からくるものらしく、それだけが違和感を感じます。加えて登場人物が最初はフルネームで紹介されるのですが、主人公の太郎・二郎・三郎・四郎は兎も角、他の人物もすぐに下の名前だけで描かれるのは、誰だったっけ?と前の見返すことがしばしばなのは、自分だけでしょうか?そういう風に描く理由もはっきりとわかりません。どうもこの文体は作者独特のものらしく、それが個性あるものなのか、ある種の悪文なのか、最終巻を読むまでは判断が出来ません。 | ||||
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満州国建国から始まる。だが、そこに当時多くの日本人が感じたであろう喝采や熱狂、 理想などはほどんど描かれない。影の部分のみ描かれていく。 主人公の4兄弟。太郎は、外務官僚で、関東軍のやり方を苦々しく思っていながら 結果、新国家建設を前向きに考えるようになる。次男、次郎は仲間を失い、 傍観者ではないが、その空間に漂う人となる。三男、三郎は理想に燃える憲兵隊として 描かれているが、作者が描きたいのは、対する質の悪い軍人たちであろう。 四男、四郎は、ナイーブな学生の性質のまま、その空間に流される人として 描かれる。 また、四兄弟を通して、当時の中国や朝鮮側の国家意識の低さや、日本人同様、暴力を 行使する人の残念ぶりも描かれている。あと、ソ連、共産党の幻想、介入、日本の軍の強さ、 虐殺、強奪など。 自らを上に置いて、指導してやる体で、日本の不況を脱するために満州国を建設したものの こんどは、その満州国を維持するために、戦線を拡大させていたく過程の端緒がこの巻では 描かれている。 当時の空間、事象を生きれば、当然、その瞬間、よろこび喝采した人も多かった だろうが、そのようは人のいたよ程度の描き方だ。描く価値はなかったのだろうか。 死ぬことがわかってる役者が、途中、ずっと死ぬ演技をしてるかのように 全編、残念な結末になります感がある。まだ、3巻目、4巻目を読むのがつらいなぁ。 | ||||
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包装は完全に包装されており、本も問題なく綺麗でした。 | ||||
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一巻毎の感想を述べても仕方が無い、全巻黙して読破すれば至福の読書体験。 | ||||
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