雷の波涛 満州国演義 七
- 満州国演義 (9)
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資料をよく読み込み、なんとか物語の中に組み込もうとしている執筆姿勢は理解出来ます。おかげで、満州事変から満州国成立の謀略の過程が、下手な歴史書以上によくわかりました。実在した様々な人物を登場させているのも新しい発見で参考になります。 ところが、第6巻は資料を基に物語が展開されておらず、説明臭くなってしまっていました。それと同様にこの第7巻も資料の説明が主体となり、その間に登場人物と事件が、しかも、今までと同じ様な展開で取って付けた様に繰り返されています。言い換えれば資料を説明するため、資料をなぞったぬり絵の様な作品展開となっていると感じるのは自分だけでしょうか?大河小説として五味川純平氏の「戦争と人間」以来の大作と期待していますが、五味川氏の作品が陥ったのと同じ傾向が伺えます。(特に五味川氏の作は2・26事件の巻はひどかったと記憶しています。)そうなると誠につまらない。この巻はいよいよ仏印進駐・真珠湾攻撃から日米開戦に到りますが、シンガポール陥落までの展開が誠に退屈です。歴史資料をなぞっているだけで説明としか思えません。知ったことを総て書かずにはいられない、というノンフイクション作家が陥っていると同様の罠に嵌まっている様で、そうなっては小説としては失敗ではないでしょうか?次郎と三郎を中心にもう少し登場人物を動かすことは出来なかったのか?としか感じられません。 加えて男は誰もが、やたらと煙草を取り出し燐寸で火をつけ灰皿でもみ消すシーンと、酒を「舐める」シーンは相変わらずで、やたらと会食し飯を注文するシーンが目立ちます。その種類をいちいち書くのはどうしたなのか?週刊誌連載ですから、場をつなぐためでしょうか?ちょっと芸がないのではと感じてしまいます。 「~ではない・~ではなかった」と書く代わりに「~じゃない・じゃなかった」というくだけた口調の文章は、ここまで続くと、どうもこの作者の性格からくるものらしい様で、依然としてそれだけが違和感を感じます。加えて登場人物が最初はフルネームで紹介されるのですが、主人公の太郎・二郎・三郎・四郎は兎も角、他の人物もすぐに下の名前だけで描かれるのは、誰だったっけ?と前の見返すことがしばしばなのは、自分だけでしょうか?どうしてそういう風に描くのかもはっきりとわかりません。どうもこれらの文体は作者独特のものらしく、それが個性ある文体なのか、ある種の悪文なのか、最終巻を読むまでは判断が出来ませんが、兎も角、ある意味で歴史書として、最近には珍しい大河小説として、最後まで付きあうつもりです。あと残り2巻ですが、次巻以後はもっと面白くなりますように! | ||||
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単行本とうたってあるので注文しましたが、実際はハードブックでした。取り換え依頼しましたが売れ切れとの ことでした。 | ||||
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読みづらい本だったが、最後まで読み通したので、結局は面白かったと思う。 | ||||
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船戸先輩の遺稿ということで気合を入れて読めました。 | ||||
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と思うのは私だけではないはず。その反面、極私完結の脳内映像に勝るものを形に成し得る猛者は現れまい、とほくそ笑む片田舎の61歳。 | ||||
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