夜来香海峡
- 花嫁 (112)
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単純にこの本だけを読むと、荒唐無稽で暗い結末のような読後感になるかもしれません。 船戸氏の作品は、登場人物こそ架空の人々であり作中の言動も含め純粋なフィクションですが、舞台となる時代背景やその土地の描写に関してはリアリズムを追求したものが多いです。この物語の舞台となる東北や北海道、関連する外地としての中国・ロシア・北朝鮮、それぞれの描写は非常にリアリティを感じます。 「実際にこのような人々が存在し、こんなことが起こっていてもおかしくはない」と思ってしまうようなストーリーにいつしか引き込まれてしまいます。 ラストはいつもながらの虚無感に満ちた結末です。船戸作品は「リアルな舞台の中のフィクションの後始末」的に登場人物の殆どが死ぬか破滅するかという感じですので、未来への希望のようなハッピーエンドを期待するとことごとく裏切られます。 個人的ではありますが、再読、再再読とするたびに色々な発見があり、ストーリーの展開もさすがという感じで、ミステリー小説としてよく出来ていると感じます。 ☆5つです。 | ||||
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「中国人と朝鮮人はクズ。はっきりわかんだね」と言わんばかりなオチ。なんだこれ? | ||||
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花嫁斡旋業・国際友好促進協会の蔵田雄介が中国旧満州の黒龍江省から仕入れ、山形の寒村に嫁がせた輸入花嫁・青鈴。日本の暴力団から中国の黒社会への資金二億円を持って遁走した。蔵田はやくざに脅され、花嫁を捜し北へ北へと向かう。怪死事件が相次ぎロシア・マフィアも蠢く闇の世界に引きずり込まれる蔵田。女は津軽海峡を渡り日本最北端の稚内へ逃げる―疲弊した地方に繰り広げられる、夢を追う花嫁と蒼然と死にゆく男たちの哀愁のバイオレンス。 | ||||
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何て言うか、暗~い感じがしたんだよね、夜来香海峡って題名から。なんか、救いようのないような悲劇的な感じが。ま、船戸作品はだいたい救いようのない話ばっかだけど。同じ救いようのない話でも、海外が舞台と違って、日本だとこんな感じになっちゃうのか。海外が舞台のときは、たとえば全員死んでもカラッとしてるんだけど、日本だとそういうの関係なく湿気があるんだよな。意図的にそうしてるのか。 | ||||
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新聞のコラムで紹介されていたのでDown loadしました。 中国満州地方の女性を東北の農村に嫁がせるNPO法人の代表が主人公ですが、 山形に嫁いだ女性を引き連れて、中国人男性が次々と殺人事件を起こしながら秋田・青森・北海道へと移動していきます。 全体の95%が何が何だか判らない状態で作者に引きづり回され、何とも味気無い結末を向かえます。 直木賞受賞作が素晴らしかっただけに残念な作品でした。 | ||||
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