事変の夜 満州国演義 二
- 満州国演義 (9)
※タグの編集はログイン後行えます
※以下のグループに登録されています。
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点0.00pt |
事変の夜 満州国演義 二の総合評価:
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
現在レビューがありません
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
満州国のことは知っていても どうしてできて行ったのか どうして日本人がそこに向かって行ったのか 戦争とは?といろいろ知らないことを教えてもらった気がします。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
資料を網羅し懸命に執筆しているのは伝わって来ます。ただ、著者があとがきで書いている通り、「小説は歴史の奴隷ではないが、歴史もまた小説の玩具ではない」という言葉が逆にそのまま当てはまると感じるのは自分だけでしょうか?言うならば資料の羅列の間に、登場人物がうごめいていると感じたのは自分だけでしょうか?だから、兄弟四人にしても、ただ都合よく出て来て、軽いエピソードに巻き込まれる感しかしないのです。1巻ではそうでもなかったのですが・・・3巻以降に期待しますが、なんだか資料に振り回されないかと、危ない感じもします。 それにしても「~ではなかった」ではなく「~じゃなかった」と書くのは著者の癖なのでしょうか?どうもその文体だけは、違和感を覚えて仕方が無いのですが・・・。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
資料を網羅し懸命に執筆しているのは伝わって来ます。ただ、著者があとがきで書いている通り、「小説は歴史の奴隷ではないが、歴史もまた小説の玩具ではない」という言葉が逆にそのまま当てはまると感じるのは自分だけでしょうか?言うならば資料の羅列の間に、登場人物がうごめいていると感じたのは自分だけでしょうか?だから、兄弟四人にしても、ただ都合よく出て来て、軽いエピソードに巻き込まれる感しかしないのです。1巻ではそうでもなかったのですが・・・3巻以降に期待しますが、なんだか資料に振り回されないかと、危ない感じもします。 それにしても「~ではなかった」ではなく「~じゃなかった」と書くのは著者の癖なのでしょうか?どうもその文体だけは、違和感を覚えて仕方が無いのですが・・・。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
1930年(昭和5年)から1932年(昭和7年)、満州事変の前後を描いている。 ロンドン軍縮会議で、憲法と英雄の言葉と天皇を楯に野党と回訓強硬派が政府を責める。 統帥権干犯問題がここから始まる。 さらに政府は金解禁→金融政策の失敗→大不況 それを解決するための方法が満州領有もしくは満州国だとする世論、 対ソ的な意味合いもあっただろうが 石原参謀、関東軍、思想家?大川周明などがそれに突き進む。 新聞、世論、宗教家たちも、満州にそれぞれのユートピアイメージし そのためには謀略も駆使、謀略によって大義名分を主張 それに反対する、政府や外務省を銃で脅し、 関東軍が自分たちが主張する正義、善意のために行動、満州国を建国する。 外国を見れば、米英ソ、いずれも、遠く離れた大陸の問題 にかかわるには国内や自国の植民地問題のため力を割けなかった。 そう、国内的にも対外的にもそこしかないタイミングだったのだ。 という歴史を敷島4兄弟のその時代の体験を通して描く。 この歴史が事実かどうかは置いといて、日本は数々の謀略を行っているが 現在、逆に行われていて日本はなすすべがないのだろうと思う。 当時の中国人が愛国心、国家意識が薄く、だから、支配者でも 何かですぐ転ぶ(これは利権だけじゃなく、平和や、他キレイ事もあると思う) 一般市民は誰が支配者になっても、関係ないという態度。 まさしく、今に日本人に通じていないかと思う。 『誇りもなければ、民族意識もない。何が起ころうと、重要なのは個人の暮らしだけなんだよ』 また、上司の言葉に権威がなくなっている様子も幾度となく描かれる。 これは、政府と軍との関係、軍中央と関東軍の関係、士官と兵士との関係にまで及ぶ。 昔、「事件は会議室でおきてんじゃない、現場でおきてるんだ」って つっぱしる、刑事ドラマがあったが、まさしく、同じ発想だ。 それぞれが、それぞれの理想や正義を主張、暴走する。 また、兵士は給料が安く、慰安所に行けないから、戦争が始まると強姦するとか 負けて、逃亡する軍人が、略奪、強姦しながら逃げるということも描かれている。 すでにあったことであるので、幸せな結末をイメージできないこともあって 読み進めてい気持ちが失せていったが、途中、巻末の志水辰夫氏の解説を読んで 最後まで、読み切ろうと思いました。(1巻目の作家の解説とは大違い!) 当時の日本の立場だったり、ヨーロッパとは明らかに違う植民地統治のありよう を示してくれている。 私は、支配された人たち、上から目線で押し付けたことに 恨みに思うのは仕方ないが、その子孫である自分が先人が 目指した理念、その流れでしたことを断罪したくないと思っていましたが、 志水辰夫氏によれば 『国家と個人、日本人とは何か、われわれの先人が流してきた血と汗は なんであった。本書は突つきつけてくる(以下略)』 そういう視線なら、この小説を読み続けれると思いました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
あらすじを下手な感想にしても仕方がない、覚悟して読破すべし。 | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 17件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|