龍神町龍神十三番地
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久々に続きが気になって一気読みをした本です。 最近はハードボイルドを読んでいますが、なかなかこれだ!という作品には出会えませんでした。 しかし、この作品は、ハードボイルドあり、横溝正史のような田舎のどろどろした因習や人間関係あり、ミステリー要素ありで、とても楽しめました。 とにかく、おすすめです。 | ||||
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「非合法員」と「山猫の夏」、「猛き箱舟」が面白かったので買ってみましたが、やはりこの人の本は面白い。 彼の作品の中でも特に日本の島を舞台にした作品は体温や体臭が感じられるくらい生臭く、日本人特有のネチネチとした陰湿さがベッタリとへばりついている。こういったものはTVや雑誌、または自身が旅行で何日か訪れただけでは決して見えないし相手も見せないが、子々孫々と受け継がれ残り続けているものだ。 そのような事柄を小説の背景に詳細に綴れるのは、やはり彼がルポルタージュに長けていたからだろう。バイオレンスな描写が多いが故に彼の小説はエンターテイメントの一言で片づけられることが多いが、その時々の時代背景や宗教、文化を記録する、反映させるというルポタージュとしての側面もあるから面白いのだ。 | ||||
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硬派なハードボイルド。素晴らしい作品。複雑な複線がすべてつながるラスト。ストーリーテラーとしての作者の才能は素晴らしい。映像化できそうなのでぜひ北野武監督で映画化して欲しいですね。北野監督はぜひパンジーを演って欲しい。 | ||||
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文句なく面白い。凶悪な誘拐、強姦、殺人犯を射殺して5年半の刑期を終えた元刑事が、同級生だった長崎県の町長の依頼で町を訪れる。そこで見たものは、ドロドロとした人間関係。込み入った過去。各人それぞれの思惑。次から次へと人が死ぬ。事故?他殺?自殺?犯人は?動機は?誰が後ろで糸を引いているのか?悪徳派出所長パンジー、県警一の嫌われ者の郡家徳雄などユニークな人物が多数登場し、読者をぐいぐいと物語の中に引き込んでいく。船戸フアンもそうでない人も、614頁の頁数を忘れて、最後まであっという間に読みきってしまうだろう。素晴らしいエンタテインメントである。ただ、かつて船戸が中南米、アジア、中東などを舞台に縦横に筆を振るい、その背後に相当な量のその地の歴史の研究緻密な取材を感じさせていたことと比較すると、物語の設定が現代の日本で、必ずしもその地の歴史と物語がしっくりマッチしているとはいえず、昔のように十分な取材とそれを熟成して物語にする時間がなかったのだろうか、とも思ってしまう。今年で船戸も58歳。以前の船戸ワールドをもう一度読みたいというのは読者のわがままだろうか。 | ||||
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