炎の回廊 満州国演義 四



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初公開日(参考)2008年06月
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長編小説

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炎の回廊 満州国演義四 (新潮文庫)

2015年12月23日 炎の回廊 満州国演義四 (新潮文庫)

溥儀を皇帝に祭り上げ、帝政へ移行した満州国。だが楽土の風はそよとも吹きはしない。抗日連軍に参じた中国人や金日成を奉ずる朝鮮人がゲリラ戦を仕掛ける。蒙古、ロシア、ユダヤ、インド、民族の野心が地に蟠る。歴史の最前線で、敷島四兄弟はそれぞれの闇に抗いながら日々を重ねてゆく。遙かなる帝都を震撼させた二・二六事件。その報に揺れる大陸の日本人たちを描く、第四巻。(「BOOK」データベースより)




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炎の回廊 満州国演義 四の総合評価:9.18/10点レビュー 17件。Aランク


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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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No.17:
(5pt)

戦争の本質

この作品は、満州国という“幻の国家”を通して、日本人のアイデンティティや戦争の本質に迫る重厚な文学です。前9巻あるので大作ではありますが、満洲事変から第二次世界大戦に突入する社会背景が、史実とフィクションで読めます。
炎の回廊 満州国演義四 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:炎の回廊 満州国演義四 (新潮文庫)より
4101343233
No.16:
(4pt)

物語を躍動させようとする作者の意図が見えます。

第2巻は資料を基に物語が展開されておらず、説明臭くなってしまっていました。この調子で行くのか、と心配しましたが、第3巻、第4巻と資料を上手く駆使して単なる説明にならず、登場人物が描写されており、時々同じ様な場面の繰り返しにはなりますが、物語の展開が上手く流れています。小説はこうでなくてはいけません。満州侵略という戦争状態が舞台ですから、遠慮なく人が殺されますし、主人公である兄弟達の周囲も時には残酷な状態になり、人が死にます。当然のことでしょう。
 作者が資料をよく読み込み、なんとか物語の中に組み込もうとしている執筆姿勢は賞賛出来ます。おかげで、満州事変から満州国成立の謀略の過程が、下手な歴史書以上によくわかりました。実在した様々な人物を登場させているのも新しい発見で参考になります。ただ男は誰もが、やたらと煙草を取り出し燐寸で火をつけ灰皿でもみ消すシーンと、酒を「舐める」シーンが多過ぎます。週刊誌連載ですから、場をつなぐためでしょうか?ちょっと芸がないのではと感じてしまいます。
 加えて「~じゃない・じゃなかった」というくだけた口調の文章は、ここまで続くと、どうもこの作者の性格からくるものらしく、依然としてそれだけが違和感を感じます。加えて登場人物が最初はフルネームで紹介されるのですが、主人公の太郎・二郎・三郎・四郎は兎も角、他の人物もすぐに下の名前だけで描かれるのは、誰だったっけ?と前の見返すことがしばしばなのは、自分だけでしょうか?どうしてそういう風に描くのかもはっきりとわかりません。どうもこれらの文体は作者独特のものらしく、それが個性あるものなのか、ある種の悪文なのか、最終巻を読むまでは判断が出来ませんが、兎も角、ある意味で歴史書として、最後まで付きあうつもりです。
炎の回廊 満州国演義四 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:炎の回廊 満州国演義四 (新潮文庫)より
4101343233
No.15:
(4pt)

物語を展開させようとする作者の意図はわかります。

第2巻は資料を基に物語が展開されておらず、説明臭くなってしまっていました。この調子で行くのか、と心配しましたが、第3巻、第4巻と資料を上手く駆使して単なる説明にならず、登場人物が描写されており、時々同じ様な場面の繰り返しにはなりますが、物語の展開が上手く流れています。小説はこうでなくてはいけません。満州侵略という戦争状態が舞台ですから、遠慮なく人が殺されますし、主人公である兄弟達の周囲も時には残酷な状態になり、人が死にます。当然のことでしょう。
 作者が資料をよく読み込み、なんとか物語の中に組み込もうとしている執筆姿勢は賞賛出来ます。おかげで、満州事変から満州国成立の謀略の過程が、下手な歴史書以上によくわかりました。実在した様々な人物を登場させているのも新しい発見で参考になります。ただ男は誰もが、やたらと煙草を取り出し燐寸で火をつけ灰皿でもみ消すシーンと、酒を「舐める」シーンが多過ぎます。週刊誌連載ですから、場をつなぐためでしょうか?ちょっと芸がないのではと感じてしまいます。
 加えて「~じゃない・じゃなかった」というくだけた口調の文章は、ここまで続くと、どうもこの作者の性格からくるものらしく、依然としてそれだけが違和感を感じます。加えて登場人物が最初はフルネームで紹介されるのですが、主人公の太郎・二郎・三郎・四郎は兎も角、他の人物もすぐに下の名前だけで描かれるのは、誰だったっけ?と前の見返すことがしばしばなのは、自分だけでしょうか?どうしてそういう風に描くのかもはっきりとわかりません。どうもこれらの文体は作者独特のものらしく、それが個性あるものなのか、ある種の悪文なのか、最終巻を読むまでは判断が出来ませんが、兎も角、ある意味で歴史書として、最後まで付きあうつもりです。
炎の回廊―満州国演義〈4〉Amazon書評・レビュー:炎の回廊―満州国演義〈4〉より
4104623059
No.14:
(4pt)

今の日本人とは違う、どこの国の人たち?ってくらいスケールの大きいことをする人がちがいた。

1934(昭和9)年3月1日満州帝国移行から1936(昭和11)年2月26日、
226事件までの時間軸。当時の日本人のバイタリティとスケール感の大きさ、
また、魑魅魍魎の国際政治の駆け引きで手段を選ばないーー当事者でない私に
とっては『逞しさ』と感じるのだが、それこそ、どこの国の人?と
いうくらい、現代日本人とは違うあり様が描かれている。
 満州という土地を奪取(ローマのシーザー、フランスのナポレオンの如く当時
関東軍は庶民に英雄視されたんじゃないかな、と勝手に想像する)、
土着の人々を押しのけ、開拓していく日本人。頑張れば頑張るほど
抗日、反日の人々が増えている。そこにコミンテルンが理屈と武器を与え、
殺し、殺されの日常がある空間が出来上がる。
 また、今の日本社会と重なると思わせるところがいくつかあった。
・天然痘が流行し、予防の為に種痘を実地しようとするも
『体内に毒を擦り込んでいる』との風評が広がり…
・高橋是清前蔵相の経済政策を批判
『低金利政策と赤字公債の発行は財閥を利するだけだ』
・政府に対抗する野党・政友党の主張『天皇機関説排撃』
この政党は統帥権問題でも政権と取る為に、
シビリアンコントロールを売り渡した!
・昭和天皇が気に入らないからと
『秩父宮親王を擁立する動き』
・陸大始まって以来の英才と謳われた・永田鉄山少将暗殺。
→青年将校たちの喝采→226事件!!

 次男・次郎のヒーロー的動きだけが歴史ではなく
エンターテイメントを思い出させてくれ、ホッとする。
炎の回廊 満州国演義四 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:炎の回廊 満州国演義四 (新潮文庫)より
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No.13:
(5pt)

止せば良いのに老婆心が出る爺…。

矢張り面白かった本を称えない訳にいかない、全巻黙して読破すべし。
炎の回廊 満州国演義四 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:炎の回廊 満州国演義四 (新潮文庫)より
4101343233



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