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炎の回廊 満州国演義 四
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炎の回廊 満州国演義 四の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.56pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全16件 1~16 1/1ページ
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第2巻は資料を基に物語が展開されておらず、説明臭くなってしまっていました。この調子で行くのか、と心配しましたが、第3巻、第4巻と資料を上手く駆使して単なる説明にならず、登場人物が描写されており、時々同じ様な場面の繰り返しにはなりますが、物語の展開が上手く流れています。小説はこうでなくてはいけません。満州侵略という戦争状態が舞台ですから、遠慮なく人が殺されますし、主人公である兄弟達の周囲も時には残酷な状態になり、人が死にます。当然のことでしょう。 作者が資料をよく読み込み、なんとか物語の中に組み込もうとしている執筆姿勢は賞賛出来ます。おかげで、満州事変から満州国成立の謀略の過程が、下手な歴史書以上によくわかりました。実在した様々な人物を登場させているのも新しい発見で参考になります。ただ男は誰もが、やたらと煙草を取り出し燐寸で火をつけ灰皿でもみ消すシーンと、酒を「舐める」シーンが多過ぎます。週刊誌連載ですから、場をつなぐためでしょうか?ちょっと芸がないのではと感じてしまいます。 加えて「~じゃない・じゃなかった」というくだけた口調の文章は、ここまで続くと、どうもこの作者の性格からくるものらしく、依然としてそれだけが違和感を感じます。加えて登場人物が最初はフルネームで紹介されるのですが、主人公の太郎・二郎・三郎・四郎は兎も角、他の人物もすぐに下の名前だけで描かれるのは、誰だったっけ?と前の見返すことがしばしばなのは、自分だけでしょうか?どうしてそういう風に描くのかもはっきりとわかりません。どうもこれらの文体は作者独特のものらしく、それが個性あるものなのか、ある種の悪文なのか、最終巻を読むまでは判断が出来ませんが、兎も角、ある意味で歴史書として、最後まで付きあうつもりです。 | ||||
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第2巻は資料を基に物語が展開されておらず、説明臭くなってしまっていました。この調子で行くのか、と心配しましたが、第3巻、第4巻と資料を上手く駆使して単なる説明にならず、登場人物が描写されており、時々同じ様な場面の繰り返しにはなりますが、物語の展開が上手く流れています。小説はこうでなくてはいけません。満州侵略という戦争状態が舞台ですから、遠慮なく人が殺されますし、主人公である兄弟達の周囲も時には残酷な状態になり、人が死にます。当然のことでしょう。 作者が資料をよく読み込み、なんとか物語の中に組み込もうとしている執筆姿勢は賞賛出来ます。おかげで、満州事変から満州国成立の謀略の過程が、下手な歴史書以上によくわかりました。実在した様々な人物を登場させているのも新しい発見で参考になります。ただ男は誰もが、やたらと煙草を取り出し燐寸で火をつけ灰皿でもみ消すシーンと、酒を「舐める」シーンが多過ぎます。週刊誌連載ですから、場をつなぐためでしょうか?ちょっと芸がないのではと感じてしまいます。 加えて「~じゃない・じゃなかった」というくだけた口調の文章は、ここまで続くと、どうもこの作者の性格からくるものらしく、依然としてそれだけが違和感を感じます。加えて登場人物が最初はフルネームで紹介されるのですが、主人公の太郎・二郎・三郎・四郎は兎も角、他の人物もすぐに下の名前だけで描かれるのは、誰だったっけ?と前の見返すことがしばしばなのは、自分だけでしょうか?どうしてそういう風に描くのかもはっきりとわかりません。どうもこれらの文体は作者独特のものらしく、それが個性あるものなのか、ある種の悪文なのか、最終巻を読むまでは判断が出来ませんが、兎も角、ある意味で歴史書として、最後まで付きあうつもりです。 | ||||
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1934(昭和9)年3月1日満州帝国移行から1936(昭和11)年2月26日、 226事件までの時間軸。当時の日本人のバイタリティとスケール感の大きさ、 また、魑魅魍魎の国際政治の駆け引きで手段を選ばないーー当事者でない私に とっては『逞しさ』と感じるのだが、それこそ、どこの国の人?と いうくらい、現代日本人とは違うあり様が描かれている。 満州という土地を奪取(ローマのシーザー、フランスのナポレオンの如く当時 関東軍は庶民に英雄視されたんじゃないかな、と勝手に想像する)、 土着の人々を押しのけ、開拓していく日本人。頑張れば頑張るほど 抗日、反日の人々が増えている。そこにコミンテルンが理屈と武器を与え、 殺し、殺されの日常がある空間が出来上がる。 また、今の日本社会と重なると思わせるところがいくつかあった。 ・天然痘が流行し、予防の為に種痘を実地しようとするも 『体内に毒を擦り込んでいる』との風評が広がり… ・高橋是清前蔵相の経済政策を批判 『低金利政策と赤字公債の発行は財閥を利するだけだ』 ・政府に対抗する野党・政友党の主張『天皇機関説排撃』 この政党は統帥権問題でも政権と取る為に、 シビリアンコントロールを売り渡した! ・昭和天皇が気に入らないからと 『秩父宮親王を擁立する動き』 ・陸大始まって以来の英才と謳われた・永田鉄山少将暗殺。 →青年将校たちの喝采→226事件!! 次男・次郎のヒーロー的動きだけが歴史ではなく エンターテイメントを思い出させてくれ、ホッとする。 | ||||
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矢張り面白かった本を称えない訳にいかない、全巻黙して読破すべし。 | ||||
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時代的には昭和9年3月の、満州国執政溥儀の皇帝への就任から11年の2・26にいたる二年間をカヴァーしている。この間に、蒋介石軍に瑞金を陥された毛沢東の延安への「長征」が起こっている。楊靖宇や金日成に率いられた共産ゲリラは満州や満州と朝鮮との国境付近にも浸透し、弥栄村でゲリラに襲撃された四郎は膝を撃たれ、療養・転職を余儀なくされる。兄太郎から眞沙子の自死を初めて告げられる。三郎は憲兵大尉に昇進し新京の関東憲兵隊司令部付きとなり、妻の奈津とともに奉天から移って来る。間宮徳蔵の口を通して聞く、東条英機少将(関東憲兵隊司令官)の父親英教(ひでのり)名誉中将(盛岡出身、長州閥の弊害を諫言した兵学者)の話が面白かった。また、個人的事情から言うと、急ごしらえで作った満州国軍の「不甲斐なさ」(419-21頁)に触れた部分も有益だった。良く隅々まで調べているものだと思った。ただ、本冊の主要なテーマは、2・26に流れ込んで行く内地の政治・社会的背景、軍内部の対立の話が中心なので、満州に居る四兄弟には大きな出番がある訳がない。強いて言えば、次郎が共産ゲリラの根拠地の一つの襲撃を請け負った際に出会ったゲリラの指導者、温盛光の人柄に打たれる、本巻の最後の部分が印象的だった。国共の抗日統一戦線結成の切っ掛けとなった西安事件が起こるまで10ケ月しかない。 | ||||
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「天皇は日本人が産みだした最高の虚構なんだよ!江戸、室町、鎌倉時代、天皇はどんな役割を持ってた?伊藤博文と山県有朋の妥協の産物として生まれた現人神という虚構が日本人を纏めあげ、欧米列強に対峙できるまでになったんだ」。天皇=現人神という虚構というあたりまえの天皇機関説を、政争の具として使う政友会と陸軍皇道派幹部の愚かさ。2・26事件。事件発生の思いとは正反対に、クーデタ鎮圧で統制経済が進む。満州では共産主義の流入で組織的抗日活動が高揚。ユダヤ、インド、モンゴル、各民族の野心も注がれる。 | ||||
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満州事変の全貌とその前後の時代が良く判ります。読みだすと、深夜に及び、翌日寝不足になるほど熱中してしまいます。まだまだ、12巻位まで続くので、ゆっくりと楽しんでいるところです。船戸与一氏に感謝しております。 | ||||
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「どんな人間だっていまや国家の庇護なしには生きられん。」時代のまっただなかで翻弄される四兄弟たち。「国家に隷属しさえすればすべてが赦されるんです、どんな残酷な犯罪も。」という時間と場所において、任務に忠実な外務官僚である長男と憲兵隊員である三男はもちろんのこと、満州馬賊の流れをくみ義理堅いながらも金銭で汚れ仕事を請け負う次男や一度も職探しをしたことがなくすべて当局の思惑どおりの仕事をあてがわれてしまう四男までもが抗いようのない「時代感」に翻弄され、きっと収束して、どこかで交わって、悲劇の結末にまっしぐら、という感じが色濃くなった本巻。 「正義感がなにか解決したことがありますか?逆です。おかしな正義感がいつも状況を歪めて来た。」など登場人物たちに吐かせる台詞も虚無的で救いの欠片も感じられず、圧倒的なスピードで迫り来る終末まで、残り5巻となり寂寥感も強く漂い始めた。 | ||||
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ようやく第4巻まで来ました。1934年の満州国の帝政化(満州帝国の成立)から1936年の二・二六事件まで、本巻でもまた実に濃い物語が展開される。考えてみると、やはり主人公が敷島「四兄弟」という設定というか着想の凄さに改めて感じ入る。内外の政治・外交の動向や歴史の流れは太郎の目(視点)を中心に、満州での軍事作戦・行動については三郎の、そして体制に組み込まれた彼ら(外交官、軍人)とは異なるいわば自由人的視点から社会史的な視角なども含め、次郎は物語の活劇的部分を担当し、四郎は人間的苦悩を背負う。この「分業」体制が物語の射程を広角とズームの両用でしかも的確に捉え、物語に重厚さと深みを与えている。正に、司馬遼の『坂の上の雲』にも比肩すべき(そして司馬遼が描くことのなかった)日本近代史を活写する歴史大河小説であることを改めて痛感した一巻であった。 「アメリカが満州への投資のために圧力を掛け、エルサルバドルに満州国を承認させたのだ。口頭では激しく日本を批判しながら、アメリカの資本はエルサルバドルを迂回して満州にはいり込んで来る」(79頁)。 「スターリンはいま蒋介石の国民党と毛沢東の共産党を天秤に掛けてる」(141頁)。 「満人のなかの下層の連中は日本の若い婦人にたいして淫らな妄想を抱くのであります。とくに苦力(クーリー)にその傾向が強い。中尉殿も奥さまをそんな視線に曝させたくないはずであります」(160頁) 「満州事変以来、支那駐屯軍と関東軍は功名争いをめぐる微妙な対立関係にありますからね」(227頁) 「自由というのはある意味じゃ厄介なものだ。実に扱いにくく、そのうえ重い。・・・ 持て余して捨てたくなったら、わたしに報らせてください。自由よりずっと心地いい境地を用意します ・・・ 国家への隷属ですよ。孤独でしょう、自由は? しかも、だれからも赦されることがない。みずからすらからも。国家に隷属しさえすればすべてが赦されるんです、どんな残酷な犯罪も。一度、天皇陛下万歳と叫んでごらんなさい。あらゆることが一瞬にして救済されます」(257頁)。 「天皇は日本人が産みだした最高の虚構なんだよ! ・・・ 天皇は三つの性格を持ってる。まず立憲君主制のなかの君主。次に、兵馬の大権を独占する大元帥。三番目に神事を司る最高の祭司。つまり、法律的最高権威であり軍事的最高権威であり宗教的最高権威なんだ。そのことは現人神という虚構でしか纏められん ・・・ 虚構は虚構としてそっとしておかなきゃならない。最高の虚構はなおさらだ」(334~5頁)。 「それにしても、あの敗走を長征と名づけた政治的能力には驚嘆させられる」(439頁、同旨251頁)。 「蒋介石の息子の蒋経国はモスクワに留学してる。つまり、蒋介石は悴を人質に取られてるも同然だろ? 工農紅軍を壊滅させりゃコミンテルンの怒りを買う。・・・ だから、国民革命軍は工農紅軍を無力化する程度に抑さえる。陜西省北部に押し込んだまま組織だけは温存させようとするだろう」(440頁、同旨252頁) 「毎晩、五人でぴちぴちした体を愉しませてもらってるが、この女は六万円の価値がある ・・・ 搬舵になってくれるんなら、今夜はあんたひとりであの女の体を愉しんでくれ」(494頁) 「叛乱軍の主体となった第一師団は満州駐箚が決定してた。渡満の時期が近づいてるんで、焦って二月二十六日を決行の日と定めた」(607頁)。 「戒厳参謀の石原作戦課長は北一輝のことをどう評してるか知ってるかね? ・・・ 職業右翼と罵ってる。北一輝は豪邸に住み、女中三人、お抱え運転手つきの贅沢な暮しをしてたからな」(614頁) 「三郎は奈津の口を吸いつづけた。・・・ 抱き竦めた奈津の体が火照っている。唇を合わせたまま浴衣の襟のあいだに右手を差し込み、その乳房をゆっくりと揉みはじめた。・・・ 「浮気しないで ・・・ 絶対にしないで ・・・ あたし、何でもする。三郎さんが浮気しないならどんなことでもする。花柳界の女性(ひと)がするようなことでも喜んで」」(634頁、637頁) 「二・二六事件で昭和天皇が犯した過ちが、やがて日支事変、大東亜戦争を招来する。皇紀二千六百年を数年後に控え、さらなる神格を帯びた天皇は軍部と一体化し、ついに民衆を忘れ去ってしまう。こうして天皇という「最高の虚構」が完成されたとき、天皇もまた破滅に向かって転がり落ちていくのである」(655頁、髙山文彦氏解説)。 しかし、上で引用した160頁の記載から予想すると、奈津は敗戦時にその美しいカラダを満人の下層民に狙われ、徹底的に凌辱輪姦されてボロボロになってしまうんでしょうか・・・・・・ | ||||
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船戸与一の遺作とも言える渾身の作品。戦前の満州国にかかわる日本の政治家、軍人、経済人、市民や庶民の姿や考え方、ものの捉え方等々大きなうねりとして描かれ、個々人はその中に飲み込まれて行く様が、如何にも今日的であると思われる。 | ||||
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第一章「被弾した明日」では帝国となった満州で四郎が負傷。日中満洋の料理と酒そして煙草が小道具として活躍。第二章「捩じれる大地」は秩父宮渡満から始まる。満州事変のために作られた91式手榴弾。第三章「血溜まりの宿」は日共袴田里美検挙から、ユダヤ人の満州への移民問題が取り上げられる。第四章「抗日の風と波」では岸信介も登場。一体何人がモーゼル拳銃と14式拳銃に撃たれるのか。第五章「帝都の戒厳令」は無論2.26事件。ただ海軍について「野砲や機関砲も装備した重武装のこの艦隊は陸戦隊を編成し」p575という表現は事実誤認。演習中の艦隊で「野砲」があるはずはない。横須賀海軍鎮守府の動きである。 煙草を吸う場面が多いのが伏線で、次郎が日本人であることがバレる原因が「中国人はあんな煙草の吸いかたはしない」とあるp646。どう違うのだろうか。 | ||||
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読めば読むほど面白くなり続きが読みたくなります。 次号の発売が待ち遠しいです。 | ||||
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226事件をもう少し詳しく書いてあるかと思ったが少し期待はずれ、それにしても、天皇は、日本が創り出した、最高の虚構とは、凄い解釈。 | ||||
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「一度、天皇陛下万歳と叫んでごらんなさい。あらゆることが一瞬にして救済されます」 「天皇は日本人が産みだした最高の虚構なんだよ!」 「正義感が何かを解決したことがありますか?逆です」 本巻でも印象に残る台詞が頻出する。 二・二六事件、近代天皇制、そして晩年の船戸を語る解説は高山文彦。 歴史的事件の影で、登場人物にも歳月が流れる。時に無情に。 本巻では久方ぶりの邂逅を果たす人々も。しかし衝撃的な展開が。 終盤には「銃撃が引き起こす底雪崩」のシーン。船戸の傑作『猛き箱舟』を読み直したくなった。 | ||||
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迅速、丁寧な対応を有り難うございました。また機会がありましたなら宜しくお願いいたします。 | ||||
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著者・船戸さんも時々訪れる、とある荻窪の『居酒屋・女将』から推奨され、本作品1〜4巻までを読んだ。40年以上船戸さんを知る『女将』が初めて褒めた作品だそうである。 嘗て、ゴルゴ13の脚本なども手掛けた著者は、好奇心を擽る『フィクションの世界』を描かれた。しかし本作は、日本人であれば小学生でも知りうる『ノンフィクションの世界』に『フィクションの世界』をコラージュ(糊付け)したものである。しかも、『ノンフィクションとして存在する人物』は、作中、台詞を発しない。ストーリーを創るのは、コラージュされた『ノンフィクション・敷島4兄弟およびそれを取り巻く人々』である。多くの歴史小説が、『ノンフィクション』に語らせるなかで、本作は、『フィクション』をコラージュし、語らせ、歴史を躍動させる。この構成が何より面白い! (4巻に詳細があるが)『国民』が存在しなかった『満州国』という『国家』が、何故、存在しえるのか。官僚・馬賊・軍人・アナーキストという立場を異にする、敷島4兄弟が、『満州国』を巡って、『追従』『無関心』『肯定』『否定』という4機軸でストーリーを展開する。それは、肯定・否定・昇華という弁証法的アプローチで『満州国』を描き、読者に『満州国』の存在感をよりリアルに感じさせる。 さて、本作品はまだまだ続く。異なる4機軸・敷島4兄弟が『風車』のように回転しながら、『ノンフィクション』の世界を駈け巡る。この『風車』の中心は何か。それは、今後の作品進行のなかで明らかにされるであろう。肯定・否定を繰り返す中で、『昇華』される『真理』は何か。新鮮なテーストの歴史小説を発見した喜びに、私は浸っている。 | ||||
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