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炎の回廊 満州国演義 四
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炎の回廊 満州国演義 四の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.56pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全1件 1~1 1/1ページ
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「どんな人間だっていまや国家の庇護なしには生きられん。」時代のまっただなかで翻弄される四兄弟たち。「国家に隷属しさえすればすべてが赦されるんです、どんな残酷な犯罪も。」という時間と場所において、任務に忠実な外務官僚である長男と憲兵隊員である三男はもちろんのこと、満州馬賊の流れをくみ義理堅いながらも金銭で汚れ仕事を請け負う次男や一度も職探しをしたことがなくすべて当局の思惑どおりの仕事をあてがわれてしまう四男までもが抗いようのない「時代感」に翻弄され、きっと収束して、どこかで交わって、悲劇の結末にまっしぐら、という感じが色濃くなった本巻。 「正義感がなにか解決したことがありますか?逆です。おかしな正義感がいつも状況を歪めて来た。」など登場人物たちに吐かせる台詞も虚無的で救いの欠片も感じられず、圧倒的なスピードで迫り来る終末まで、残り5巻となり寂寥感も強く漂い始めた。 | ||||
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