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午前三時のルースター
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午前三時のルースターの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.64pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全45件 21~40 2/3ページ
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1年ほど前に読んだので詳細な内容は忘れましたが、ベトナムの混雑した街並みなどをうまく表現して、情景だけは印象に残っています。でも、それ以外はどうでしょう・・。ただ、期待されている作家ですので他の作品も読んでみようと思います。 | ||||
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垣根涼介氏は、「ワイルドソウル」からのファンで、何冊かすでに読みまし た。この処女作だけは、評価があまり高くなかったので、これまで手に取って いなかったのですが、垣根氏のルーツを探る意味で読み始めました。 「ワイルドソウル」のような五臓六腑に染み渡るような重厚感や、よく練ら れたストーリーもなく、「ヒートアイランド」のような爽快感もありません。 最強に改造したブルーバードを運転するタクシー運転手、動機が薄い父親と、 いまいち現実感が乏しく物語にのめり込めませんでした。 それでも、非常に読みやすくミステリー性もあるので、どんどんページをめ くりたくなります。垣根氏のファンで全て読破したい方にはいいかも。 | ||||
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舞台をベトナムからタイに移したんじゃなかったかな? ドラマを見ていたので本はどうかなと思ったんですが、いいじゃないですか。 登場人物たちが多少、ご都合主義的ですが、面白い。 旅行代理店に勤務していただけあった、サイゴンの描写も良かったです。 久しぶりに一気読みしてしまいました。 | ||||
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大笑いの「ギャングスターレッスン」の垣根涼介さんのデビュー作品です。 これは、お笑いハードボイルドではなく、正統派ですね。 とにかくテンポがよくて、後味もすっきり。 風呂上りのビールって感じ(笑 定価で買っても、確実にもとのとれる一冊でした。 | ||||
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ベトナムには行った事がありませんが、何故かベトナムの事なら 多少は知っています。自分が知らない国なら、素直に読んでしまう 所ですが、知っている国だと妙にディティールにこだわってしまいます。 主人公は45タイヤを履いたタクシーの運転手を雇いますが、あたしなら 東南アジアの道路を、45タイヤを履いた車で走ろうとは思いません。 RV車の方が余程実用的です。 また、作者は知ってか知らずか、社会主義国としての、ベトナム独自 のシステムについても、誤りが有ると言うか、書かれていない部分が あります。 もちろん、そんな事に関係なく、読み物として充分楽しめる作品である 事は間違いありません。 少年の成長と明日への希望といった、作者の主張が感じられます。 荒削りな部分もありますが、デビュー作でこれだけ書けるなら大した ものです。ただ、取って付けたようなタイトルはどうかと思います。 | ||||
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試験の追い込み時期に、こんな作家を知ってしまったら、やばい。 デビュー作なのに、すばらしい完成度。 乱歩賞の「13階段」高野和明もその完成度に驚かされたが、素人くささが残っていた。 著書の場合、それがない。 まるで10年作家で飯を食ってる人が書いたよう。 この作家のことは、「ヒートアイランド」から読み始め、さかのぼる感じで本作を読んだ。 一番強く思うのは、作家としての懐の深さかな。 可能性と置き換えてもいい。 ただ、最近の作品の評判がいまひとつなのが気にかかる。 でも当分読む本探しには苦労しなくてすみそうだ。 | ||||
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得意先の宝石商中西社長から孫慎一郎のベトナム旅行の添乗を依頼された旅行代理店に勤務する「長瀬」が主人公。 慎一郎の真の目的はベトナムで失踪した父親を探すことだった。 現地では何故かついてきてしまった友人源内、改造した510に乗る運転手ビエン、娼婦メイと慎一郎の父親を探すが何者かに妨害されます。 果たして父親を探し当てる事は出来るのか? 妨害は一体誰の差し金なのか? ベトナムの街の様子、匂い、活力がリアルに感じられる描写は特筆ものだと思います。 私も慎一郎の父親のような生き方がしてみたいです。 | ||||
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出来すぎているですよね。 出発の空港のシーンとか 小さいころ隣が質屋とか。 せっかくストリーもいいのに、他がそろいすぎてて現実感がなくなっているのではないでしょうか?大まかなストーリーを考えてきれいにラストまで走ることを考えて書いたって感じがありありとするので、おもしろいけど☆4つで | ||||
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旅行代理店に勤務する長瀬は、得意先の中西社長に孫の慎一郎のベトナム行きに付き添ってほしいという依頼を受ける。慎一郎の本当の目的は、家族に内緒で、失踪した父親の消息を尋ねることだった。現地の娼婦・メイや運転手・ビエンと共に父親を探す一行を何者かが妨害する…最後に辿りついた切ない真実とは。サントリーミステリー大賞受賞作。 これだけの材料が揃っていて、脇役も良しならば、面白いはずなのに? きっと、登場人物たちのキャラクターが、設定そのものままだからかな。 こういう役割で、こう進むかなと思っている通りにしか動いてくれないから、スラスラ読めるが、面白みが無い話になってしまったのかな。(すみません、偉そうなこと言って) | ||||
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が垣根さんの作品に出会ったのは、「ワイルドソウル」の単行本の時。ガツン!って感じがしたのを覚えてます。読後感が、何とも言えないくらい爽快かつ圧倒的なんだ。 爾来、その印象を壊すのがイヤで、あえて遠ざけてきたんだけど、書店でこの文庫を手にしてしまったわけです。で、今回の作品はデビュー作だとか。かー!すげえやって思いましたね。すーっと入ってきて、ガツっとくる垣根流、このころから健在だったんですね。 昨日、夜を徹して読み切ってしまいました。こんな感覚、久しぶりです。で、垣根作品のおもしろみというのは、主要な各登場人物に、感情移入しやすいことでもあるだろう。 主人公の長瀬や慎一郎にも、ベトナム人のメイやビエンにも共感できる。そして、失踪した父にも。それだけじゃない。はしばしに登場する、脇役たちのちょっとした心情の吐露とかが、グッとくるんだ。本当にいい! 彼らと一緒に、ベトナムのスリリングトリップに出かけてみてはどうだろうか。 | ||||
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彼の作品の持ち味は何といっても疾走感。物語の前半でばらまかれた複線が、後半でいっきに収束していく展開がたまらない。デビュー作でありながらその特徴は健在。少々リアリティに欠ける強引な展開だったけど。またそのスピード感の中にも、父子の思いや、人生の意義など、しっかりしたテーマが飽和されているからなお面白い。 | ||||
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『長いお別れ』や『深夜プラス1』を下敷きに物語の仕掛けを構想したことが透けて見えて緊張感を殺ぐし、種明かしにも驚きがない。 また本作の主人公の位置づけは狂言回しに過ぎず、彼自身の物語は作中に存在しない。登場人物の心情に深入りしないのが垣根の持ち味ではあるが、実質的に主人公の立場に置かれた少年についても、もうすこし踏み込んだ描き方をすれば、もっと深みや味わいが出るのにと思わされる。率直に言って長編小説をダイジェストしたら、こういう作品になると感じられた。 「薄味の料理」と「味の薄い料理」とは似て非なるものだ、とだけは言っておきたい。 | ||||
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サントリーミステリー大賞受賞のデビュー作 であるが、ミステリー色が思ったほど強くな く、解説でも触れられているが、少年が成長 する過程を描いた人間ドラマの作品と言える。 物語の展開のテンポは良く、まるで海外ロケ のドラマを見ているような気分で読んでしま う作品です。 涙をさそうシーンでも派手な演出はないですが、 わずか1行で描く人間の心理描写が、ものすご くうまい箇所があり、作家の想いが要所要所で 伝わってきます。 注文をつけるとすれば、もう少し主人公の生き てきたバックボーンをもう少し詳しく描写して いれば良かったと思います。 | ||||
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初めての作品でこれだけのものを書くとはやはり才能を感じます。 しかし、人物描写が他の作品と比べるとまだまだ、今ひとつかな。 表題も最後に強引に付け足した感があるし、垣根作品に興味のある人は「ヒートアイランド」辺りから読んだ方が良いです。 | ||||
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今春の課題作家として?、垣根涼介シリーズを集中的に読んでいるが、「午前三時のルースター」は、結論から言うと、既読の「ヒートアイランド」「君たちに明日はない」と比べるといまいち。舞台は日本ではなくベトナムで、主人公のエスコートする少年が失踪した父親を探すのだが、なぜか意味不明の妨害工作に遭うというストーリー。サントリーミステリー大賞受賞作ということなので、テイストが合わなかった僕の単なる主観的な問題なのかもしれないが、進行がスムーズでなく、垣根作品の特色であるスピード感に欠ける印象だった。 | ||||
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旅行代理店の主人公が、お得意先の孫を連れてベトナムへ行くように依頼される。行った先で事件に巻き込まれるというミステリー。車やバイクなど、オトコのこだわりを感じられる主人公。それはそれでかっこいい。話の展開もおもしろい。でも、でも、なんだかどっぷりと世界に浸れなかった。逃げ出す手順とかを会話ですべて説明するのって、どうよ。そこが矢作俊彦と大きく違う点かな。ちゃんと登場人物の行動で描き切れれば、最高なんだけどな。おしい。 | ||||
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ストーリーは非常にシンプルであり、ミステリー性は薄い。だが、登場人物のキャラクター、言葉が魅力的に描かれており、最後まで読ませる冒険譚である。この作品の後すぐに、「ワイルドソウル」を読んでしまったため、印象が薄まってしまった感はあるが、この作者のルーツとして、その資質をちゃんと伝えている作品だと思った。 | ||||
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「ワイルド・ソウル」で第六回大薮春彦賞受賞・第二十五回吉川英治文学新人賞受賞・第五十七回日本推理作家協会賞受賞を受賞した作家のデビュー作。本作品は2000年の第17回サントリーミステリー大賞・読者賞をダブル受賞した。ベトナムで失踪した父親を探す少年の旅とその成長を、この旅に付き添う、旅行代理店勤務の長瀬の視線を通して描くハードボイルド作品。真実を知った少年が最後の数ページで見せる行動が、読後感を上質なものへと変えてくれる。デビュー作でもあり、特に後半の展開に若干の無理はあるものの、十分満足の得られる良作である。この作者と出会うきっかけとなった「ワイルド・ソウル」にも感謝したい。余談であるが、本作品は、作者が旅行代理店勤務中に書いた作品ということである。 | ||||
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第三作目「ワイルド・ソウル」、第二作目「ヒート・アイランド」を読了後に氏のデビュー作を読みましたが、これもなかなかのものでした。ストーリーは面白かったのですが、魅せ方にもう一工夫あれば、というのが正直なところです。主人公と友人の源内、運転手、ガイドは非常に魅力的でしたが、逆にそれ以外のキャラクターの人物像が若干弱く映りました。特に少年の父親にもっと存在感を持たせて、失踪の動機を補強していれば更に良かったと思います。素性の判らない追っ手の妨害を受けながらの、探索行は非常にサスペンスフルでしたが、読み終わってふと考えれば、その追っ手の動機もいまいち弱いような気もします。書き込みが薄いと感じた部分もありますが、デビュー作・枚数制限ありの投稿作ということを考えればこれで充分でしょうし、次作以降はそんな不満も解消されています。ヒート・アイランド、ワイルド・ソウルと、どんどん面白くなっていますので、本作から順番に垣根作品を読まれることをお薦めします。決して本作がつまらないわけではありませんよ。むしろ面白いです。 | ||||
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久しぶりに、めっちゃおもろい!と思う本でした。一気に読み終えてしまいました。友情あり、ミステリーあり、親子の愛情あり…読み応えばっちりです。 | ||||
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