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午前三時のルースター



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【この小説が収録されている参考書籍】
午前三時のルースター
午前三時のルースター (文春文庫)

午前三時のルースターの評価: 3.64/5点 レビュー 45件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.64pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全7件 1~7 1/1ページ
No.7:
(2pt)

還暦過ぎの親父には・・・チョット。

ストーリーの展開に 付いていけません。
ブルーバード510の改造等々 ベトナムの国がわからないので なんとも言えないな。
午前三時のルースターAmazon書評・レビュー:午前三時のルースターより
4163192506
No.6:
(2pt)

出汁の薄いフォー

非常にセンスを感じさせる、カッコ良いタイトル。なのだが「未明の一番鶏?」が、この物語の表題として妥当なのだろうか?

サントリーミステリー大賞・読者賞のダブル受賞作ということで、かなり期待して読んだ。
しかし読後に物足りなさ、八分まで達しない「腹六〜七分」感が残った。

物語自体は、良さそうなのである。序盤はなかなかに高揚感というか、今後の波瀾万丈・絶体絶命・決死の大逆転的展開を期待させる、上々の滑り出し。なのだが、中盤以降が予定調和的で、ガッチリ受け止め切れていない。
どことなく既視感のあるストーリー。大筋で自分の予想通りになってしまった。それはそれでかまわないが、であれば、それを凌駕するだけのカタルシスを感じさせて欲しい。

登場するクルマや腕時計など魅力的な素材の扱いも、表面的な解説に留まり、実際に扱った感じまで描き込まれていない。さらに、人物との組み合わせにも ちぐはぐ感があったり…
登場人物にも言えるが、前半と後半とで伏線や絡みがなく、結果使い捨てになってしまっているのが勿体ない。

デビュー作ということで、割り引いて考えなければならないのかも知れないが、「よくこれで、読者賞まで獲れたな」というのが正直な感想。
もちろん、その後の垣根氏の活躍をみれば、選考の眼に狂いがなかったことは確かである。だが、本作に限っては、私にとっては期待はずれだった。
「肝心の出汁が薄く、具も馴染んでいないフォー」のような印象。
午前三時のルースターAmazon書評・レビュー:午前三時のルースターより
4163192506
No.5:
(2pt)

しんどい

1人1人の台詞が2ページにも渡って、ずらずらと書かれているのでとても疲れました。

いちいち説明し過ぎている部分もあり、もう少し読者に想像を働かせる仕掛けや、すっきりとした文章表現が欲しかったですね。デビュー作だということなので、粗削りです。

真面目で「優等生」っぽいのも否めませんが、他の作品でもっともっと大暴れし、研ぎ澄まされて行くのを期待したいです。
午前三時のルースター (文春文庫)Amazon書評・レビュー:午前三時のルースター (文春文庫)より
416765668X
No.4:
(2pt)

う〜ん

1年ほど前に読んだので詳細な内容は忘れましたが、ベトナムの混雑した街並みなどをうまく表現して、情景だけは印象に残っています。でも、それ以外はどうでしょう・・。ただ、期待されている作家ですので他の作品も読んでみようと思います。
午前三時のルースター (文春文庫)Amazon書評・レビュー:午前三時のルースター (文春文庫)より
416765668X
No.3:
(2pt)

ミステリー性はあるのだが、父親の動機が薄い。

 垣根涼介氏は、「ワイルドソウル」からのファンで、何冊かすでに読みまし
た。この処女作だけは、評価があまり高くなかったので、これまで手に取って
いなかったのですが、垣根氏のルーツを探る意味で読み始めました。
 「ワイルドソウル」のような五臓六腑に染み渡るような重厚感や、よく練ら
れたストーリーもなく、「ヒートアイランド」のような爽快感もありません。
最強に改造したブルーバードを運転するタクシー運転手、動機が薄い父親と、
いまいち現実感が乏しく物語にのめり込めませんでした。
 それでも、非常に読みやすくミステリー性もあるので、どんどんページをめ
くりたくなります。垣根氏のファンで全て読破したい方にはいいかも。
午前三時のルースター (文春文庫)Amazon書評・レビュー:午前三時のルースター (文春文庫)より
416765668X
No.2:
(2pt)

ダイジェスト版のような…

 『長いお別れ』や『深夜プラス1』を下敷きに物語の仕掛けを構想したことが透けて見えて緊張感を殺ぐし、種明かしにも驚きがない。
 また本作の主人公の位置づけは狂言回しに過ぎず、彼自身の物語は作中に存在しない。登場人物の心情に深入りしないのが垣根の持ち味ではあるが、実質的に主人公の立場に置かれた少年についても、もうすこし踏み込んだ描き方をすれば、もっと深みや味わいが出るのにと思わされる。率直に言って長編小説をダイジェストしたら、こういう作品になると感じられた。
 「薄味の料理」と「味の薄い料理」とは似て非なるものだ、とだけは言っておきたい。
午前三時のルースター (文春文庫)Amazon書評・レビュー:午前三時のルースター (文春文庫)より
416765668X
No.1:
(1pt)

リアリティ不足否めず

旅行添乗員の主人公のもとに舞い込んだ一風変わった依頼。15歳の少年と共にベトナムに渡り、失踪した彼の父親を捜すという。手掛かりは日本のテレビ番組に映った父親らしき姿のみ。捜索隊のメンバーは主人公と少年に加え、日本から興味本位で参加することとなった源内という友人(しかし友達と呼ぶには抵抗があるらしい)、現地で雇った走り屋気質のドライバー、同じく娼婦のガイドの5人。思わぬ妨害や危険にさらされ、彼らは少年の父親を捜し出すことが出来るのか?表紙の雰囲気の良さとタイトルに惹かれて読み始めた。また本書が大きな賞を受賞し評判も高かったのも要因である。しかし、読みながら妙な気持ち悪さが感じられた。まず、主人公の旅行添乗員が何者なのか最後までわからなかった。慣!れぬ土地で危険を掻い潜り瞬時に状況に応じた判断が出来る危機管理能力の高い旅行添乗員って。さらに15歳の少年が妙に大人びているのは良しとしても、物分りが良すぎる。10代の少年というものは例え人よりIQが高くとも、悩み、迷い、物事の分別がつかないから、若さ=青さを感じさせるのだと思う。この少年は中年のような分別の良さである。リアリティがまるでない。他にもまだ上げればキリがないが、何よりもベトナムという土地の匂いが全く感じられなかったのが残念である。おそらくこの舞台が香港でもメキシコでも違和感無くそのまま置き換えられるくらい、ベトナムという地が物語に貢献していない。実に勿体ない。物語の最後に少年は父親への思いに自分なりの決着を付ける。大人への階段の第1歩というべき1シーンであるが、願わくば、この少年をもう少し少年らしく描けていたら、もっと感動的に出来たのではないかと思う。
午前三時のルースターAmazon書評・レビュー:午前三時のルースターより
4163192506

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