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ゆりかごで眠れ
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ゆりかごで眠れの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.98pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全32件 21~32 2/2ページ
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非常にスリルがありコロンビアマフィアの掟を守り刑務所からの救出は手に汗を握ったが、最後がちょっとあっさり過ぎちゃったかな… | ||||
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エルハポネスの冷酷なるも組織への保護は納得!下巻も楽しみだね! | ||||
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ブラジル移民の1世は、大変な苦労をされたんですね。 過去のと言っても、私(50代)の祖父の世代の方々なんですよね。 昔の人は偉いと思った。 | ||||
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インパクトが強烈な作品です。 ストーリーもよく出来ていて、心情もよく表現されている。 | ||||
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ネタバレするのは嫌いなので、内容については省きますね。 やっぱ、この人、こういう男臭い小説書かしたらピカイチですね!! ワイルドソウル、ヒートアイランドが面白いと感じる事が出来る人なら読んで損は無いのでしょうか。 垣根節全開です(^-^)/ 好みは別れるかもしれません、しかし!!僕の場合は文句無しの★5つです!!!!! | ||||
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垣根涼介の小説は、『ヒートアイランド』も『ワイルドソウル』も本書も、主人公は犯罪者である。 未読の小説でもけっこう当てはまりそうだ。 クライムノベル、あるいはピカレスクロマンの伝統ということか。 この作品ではもっと重いので、あるいは映画でいうフィルムノワールのようなものか。 こうした設定にこの作家の志向が伺えると思う。 どうやら人間の底に巣食う不可解な闇のようなものを描きたいのだ。 それがしばしば犯罪者の形をとる。 ここでいえば、リキはまだ生い立ちからしてわかるものの、 普通に恵まれて育っていても闇を抱える妙子、あるいは武田が登場する。 絶望、孤独、地獄、という言葉が繰り返される。 だから、本書の結末に対して、レビューなどで、面白かったが最後が残念のようなことが書かれる。 だが想いが、 自らが感情移入した人物を救いたい、という気持ちから来ているとすれば、 それは間違いだ。 こうなったらもう滅びるしかないところにいる。 最後はしかし、その点を除いても難しいと思った。 それまでの重さや濃さからして、それに見合う結末の比重になっていないような気がする。 才能の有り余る作家にありがちだが、 語数を費やしすぎる傾向があって、そのせいもあると思う。 コロンビアマフィアという設定は、『ワイルドソウル』の場合と同じく 南米で仕入れたネタということだろう。 ここでも『ワイルドソウル』と同様、シリアスな社会的問題意識を根底に置いて物語を作っているが、 それがさらに徹底されて、社会問題というだけではない 人間ひとりひとりの闇にまで食い込んでいるのが印象的だ。 『ワイルドソウル』以後、期待はずれという声も聞こえるし、実際そうだろうと思うものの、 やはりこうしてシリアスな問題に踏み込んでいく迫力と、物語の構成力は大変なものだと思う。 おそらくこれはハードボイルドタイプの娯楽小説というのではなくて (それをいうならかなりソフトというかウェットである)、 真摯な問題追求の意識から厳しいものを取り上げた、ということだろう。 ただ、その結果として生じるらしい「濃さ」が少々しんどい。 性とか暴力の描写の激しさもそれと連動しているのだろう。 面白く読みながら、しかし、 『ヒートアイランド』のときぐらいの爽快感で読めればいいのにと思っている自分もいる。 というわけで、今後この作家がどういう方向に進むのか、気にはなる。 才能があるだけにかえって難しいという部分もあるのかもしれないが、 いずれまた楽しませてくれることを期待したい。 | ||||
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小説として非常に面白い。エンディングはまぁしょうがないでしょう。マフィアの話ですから。そんなことよりもリキの生き方に、心を揺さぶられました。 | ||||
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《他の生き方を考えるだけで、心のブレーカーが落ちる。暗闇の世界。 ・・・・・・おれもやがては地獄に堕ちる。》 しびれますねぇ! でも、最後はちょっといけません。心に響くものがなかった。 できれば、続編があってもいいような気がしてます。 全体としては、おもしろかったです。 | ||||
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相変わらず、彼お得意の日本と南米をまたいだ作品となっているものの、カルテルの幹部であるコロンビアで育った日系人の主人公をはじめ主要登場人物の人物描写に力を入れている点で、これまでの作品とは異なる印象。筆者自身が新境地を開拓しようとしている姿勢が伺われる。ただ、あれだけ中盤まで精緻な描写をしておきながら、エンディングのあっけなさにはちょっと拍子抜けした。一連の垣根作品の中では平均的な作品という評価だろうか。 | ||||
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日系コロンビア二世で、コロンビアのマフィアのボスである、 リキ・小林・ガルシアが主人公。 彼は、麻薬密輸の会合のため、浮浪児であったカーサと共に、 東京へやってくる。 そして、他の組織の影響により警察に捕らえられた自分の部下、 パパリトを救出するため、その組織、及び警察に復讐をする。 ストーリーは割と単純なのだが、リキやカーサは勿論、 薬物中毒の刑事・武田や、武田と以前関係を持っていて、 ひょんなきっかけからカーサの子守りをすることとなった 元刑事・若槻妙子、リキの部下で、警察に拘束されているパパリト、 飄々とした雰囲気を持つ竹崎・・など、 登場人物のキャラクターが魅力的で濃いので、楽しめる。 リキがカーサに出会い、絵の描き方を教える場面、 そして彼が貫き通す、「約束は必ず守る」という信念が 印象に残った。 | ||||
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待ち遠しかった新作! 途中でやめられなくなって、一気に読みました。 「ワイルド・ソウル」が甦るような、スリリングな世界が展開されます。 主人公がクールでクレバーで、ひたすら孤独で、とてもかっこいいのですが、 その分、あまり感情移入ができすに残念。 むしろ、身を持ち崩していく刑事や、主人公に仕える殺し屋の方が印象に残りました。 主人公以外のキャラクターの強烈さも魅力です。 | ||||
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重厚ながら軽快、陰惨だけど爽快。垣根氏の持ち味が存分に活かされた作品だったと思う。「愛は十倍に、憎悪は百倍にして返せ」このテーマが終始貫き通されて、視点にブレがなく最後まで息切れすることなしに読み通すことができたし、普通なら少々あざといかな、と思われるような「泣かせどころ」もリズム感の溢れる筆致のおかげで気持ちよく受け入れることができた。読んでいただくとわかってもらえると思うが、妙子とカーサ、この二人の隠微な関係は垣根氏にしか描写し得ないと思う。「ワイルド・ソウル」の空気感に酔えた人には是非読んでもらいたい作品だった。全体としての評価は限りなく五つ星に近い四つ星。その理由は、他作品でもお馴染みだと思うが中盤からラストへの怒涛のような疾走感が、この作品では終盤の物足りなさを露呈してしまっていたように感じる。 | ||||
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