私の男

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評判

私の男の評価:

3.34/5点 レビュー 311件。 C ランク

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平均点3.34pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全367件 141〜160 8/19ページ
No.227
(5pt)

期待以上だった

映画の宣伝だけを観て興味を持ったのでこの本を買いました。

浅野忠信のイメージが先行していたせいもあるのかもしれませんが、
冒頭から、淳悟はどうしようもない男みたいなのにとてもとてもかわいらしく、
最後まで憎めない魅力的な男でした。

過去へ遡っていくかたちでストーリーが進んでいくので、
どうして二人がこうなったのか、という意味がだんだんと、切々と伝わってきます。

内容に批判的なレビューもあったりして私にはそれが意外でしたね。
いろいろな捉え方があるようですが、私は花に自然に感情移入して読んでいました。
淳悟をたまらなくいとおしいと思いました。

最後の章を読み終えてから最初の章を読み返すと、何とも言えずもの哀しい・・・です。

表現がグロテスクな部分はあるのですが、それなのに「とても美しい小説」という印象が残る
不思議な読後感です。心象と情景描写が細やかでその場に自分がいるような感覚で読めました。

読む人それぞれに感想が違う、そこが面白いところなのではないでしょうか?
映画も観てみたいけど観ない方がいいかもしれないですね。
二人の世界が違う描かれ方をしているかもしれないので。
私の男 Amazon書評・レビュー: 私の男より
4163264302
No.226
(3pt)

湿度、体温、吐く息の白い生温かさが感じる

父娘の近親相姦物の小説は過去に「聖少女」倉橋由美子著を読んでいたから、インモラルであっても読み始めの最初はありかな~。と思った。
この親子、一人にしても2人にしても外を出歩く様子は抒情的な描写で好きだ。
でも倉橋作品と決定的に違うのは湿度、体温を感じる事。2人で肌を合わせていると人間の体温、人間から発せられる湿度が2人の間に生じて来る。
倉橋作品は唯唯観念的。でもこの2つの父娘カップルの共通することは、このままでは何も進展しないで、破滅になってしまうこと。
倉橋作品の聖少女はタイミング良くパパは前立腺がんで死亡(だったかな)?美紀は「僕」と結婚する。
腐野親子は名前のとおり、殺人を犯しながらも逃避行して2人の絆を深めていったが、このままでは、2人とも共倒れになると、花が一般的には理想的な結婚相手を見つけてこの閉塞した関係を抜け出す。(抜け出し切れたかどうかは読者の想像)
倉橋作品は、硬質で感想した世界。男女間の湿度、体温を感じられるような関係描写はみられない。あくまで淡々と。

本作は花、淳吾が2人きりになると、「腐野」になる。まるで腐敗した、水草が富裕しているアクアリウムの中みたいである。
これは抜け出さねばならないであろう。でも淳吾は限りなく不器用ながら、限りなく母をもとめながらも花を求める。

これが、血がまといつく、閉塞感のある関係なのだろうか。
倉橋作品は個人的意見を述べさえて頂くならば、パパと未紀の関係は個人主義があった。
でも腐野父娘には個々人の境界線がたびたび切れる。これが、湿度で熱感で、寒い外でも、淳吾が花に浮気を着せる意味なのだるか。体温、湿度、お互いの鼓動、呼吸、これを実感してしまうのが私には倉橋作品との違いであり、家をテーマに追及する桜庭一樹の作品なのだと思った。
外の景色の情景描写は大変美しかった。私自身、映像が浮かんできた。
でも、9歳の花に淳吾のあの行為はちょっと、さすがに。
私の男 Amazon書評・レビュー: 私の男より
4163264302
No.225
(1pt)

強姦神話

まず、「近親相姦」ではなく、正しくは「近親姦」です。私は仕事柄このあたりのテーマは見過ごせないんですよ。すごく不快。

作者は特別なメッセージのためにこのテーマを扱ったのではなく、インパクト重視でしょうね。
これは養父が少女に長期に渡り性的虐待を行うという悲惨な話を美化していますね。そのあたりの徹底した取材や考察があればこういう浅い話にはならないでしょう。作者の考えの根底は強姦神話に通じています。つまり、性犯罪者が、「女性は嫌だと言ってもほんとうは喜んでる」的な勝手な妄想を言い、また社会も、強姦された側にに非があるといった認識から抜け切れていないということが、この本が容認され、映画化されることからもよくわかります。
性犯罪者/性虐待者が「だって愛しているんだから」「あの子が誘ってきた」とかね。この本の主人公がまるで喜んで性的関係を受け入れているかのようにわざわざ描写しているあたりが、浅はかだなー愚かでなんにも考えてないなー意地悪いなー、と。少女に、親の本物の愛と、ただの肉欲で迫る人間の行為を整理して対応できると思いますか?性行為をされたって、大事な「おとうさん」が喜んでくれるなら、受け入れて適応せざるを得ないんじゃないでしょうか?嫌悪感だしたら「おとうさん」かわいそうでしょ?この作者によって主人公の少女は意味もなく何重にも尊厳を踏みにじられたと思います。
この作者なら監禁事件も「そんなに愛されて束縛されて幸せ」って言うんでしょうね。地獄を知らない人間がこういうものを書いてはいけないですよ。
性虐待や肉欲を愛とか言われてもねえ。映画化とかありえないです。
不買運動レベルの性犯罪者/性的虐待者容認小説です。
私の男 Amazon書評・レビュー: 私の男より
4163264302
No.224
(3pt)

よく出来た作品だが名作ではない

直木賞受賞作にして映画も国際的な賞を受賞した作品。
名作と思い読んだが、どうも納得できないところも多い。
確かに桜庭一樹は文章表現はメチャクチャ上手いが、技巧に走りすぎて、読者に感情移入させる力はイマイチだと思う。
細かい点で言うと、
・第1章が微妙
・時系列をさかのぼる手法は、成功してるとは言いがたい
・殺人の部分が、そんなに効いていない
・一番重要な「近親相姦」に、そんなに強いインパクトがない
という感じだろうか。
とはいえ、小説としてはよくできている分類に入る(当たり前だが)。
また、東日本大震災の遙か以前に、震災孤児を主人公にしている作者の洞察力にも敬意を表したい。
私の男 Amazon書評・レビュー: 私の男より
4163264302
No.223
(3pt)

薄っぺらい

「情景描写がくどい」という意見が多いが、私は良かったと思う。
北国の情景が鮮明に浮かび、聖地を巡礼したくなった。
また情景描写は、二人の心理をも雄弁に物語っていたと思う。

が、情景描写だけでは物語は成立しない。
直接的な心理描写が、この小説には不足している。
故に薄っぺらい雰囲気が終始漂っているように感じた。
何が言いたいかというと、もっと丁寧に描いてほしかった。

以下はネタバレ。

インモラルな点については特に文句はないが、実の親子である必要はなかったと思う。
ショックを盛り込めば良いというものではない。
私の男 Amazon書評・レビュー: 私の男より
4163264302
No.222
(4pt)

濃密な読書時間に浸れる。

桜庭作品の中で一番エロティックかつミステリアスな雰囲気です。主人公たち親子の設定がいい。時間軸の構成も効果的。濃密な大人の時間に浸りたくなったときに、読み返したくなる傑作です!
私の男 Amazon書評・レビュー: 私の男より
4163264302
No.221
(1pt)

後味が悪い

救いようのない内容です。読まなきゃよかったと後悔した作品の一つです。
私の男 Amazon書評・レビュー: 私の男より
4163264302
No.220
(1pt)

気持ちが悪い(ネタバレあるかも)

あらゆるものが障壁ではなくなってきている現代では、「親子」は残された最大ともいえるタブーではある。悲しい愛を紡ぐのに障壁は必要かもしれないが、未成年、それも9歳のこどもを無理に性行為に及ぶことは児童虐待。『彼』が無欲で他事に淡泊であり魅力的であるように描くが、こどもへの性欲が抑えられない犯罪者としか思えなくなった。文学であっても、とにかく二人の姿に美しさが感じられず、個人的には反吐が出る物語である。残念。
私の男 Amazon書評・レビュー: 私の男より
4163264302
No.219
(1pt)

ただただ、ださい

しょうもなさすぎる……映画に興味あり、そういや直木賞だったよなと思って読んでみた。
いちいちイライラしっぱなし。これは文章?最初の一文からまったく意味分からず。こういうの、駄文って言うんだよ。
しっかし、同じ表現が多すぎる。連載だったからそうなったせいもあるだろうけど、単行本するなら加筆修正くらいしてほしいわ。
小文字のひらがなには虫唾が走り、延々と続く海だの雪だのの貧乏くさい表現。
すべてが凡人の想像力内で、新鮮さや驚きすらない。
近親相姦?いいえ、この小説にそもそものテーマはないです。ミステリーにもなってない。
あとがきの作家が絶賛してるが、恥ずかしくないのか?
直木賞の選考委員だって面白いもの書けていないもの、こんなんで受賞できるんだろね。
流し見レベルのテレビの2時間ドラマの脚本ならまだ許せるだろうけど。
お金払って読む価値はないです。
私の男 Amazon書評・レビュー: 私の男より
4163264302
No.218
(4pt)

共依存、虐待

第1章から読み始めました。
感想は「淳悟が消えたことで、花は大変な恐怖と焦りを感じている」ということでした。
依存しあって暮らしてきた花と淳悟、その淳悟が消えてしまったことで、依存する相手が誰もいなくなってしまうのです。
結婚相手など初めから依存する・頼る相手ではないと花は思っていたでしょう。
彼女は一生不安を抱えて生きていくのだと思いました。

途中のことは書きませんが、最後の章で、皆さんが言う「性的虐待」という言葉に疑問を感じました。
9歳女児が、大人の男に体を舐められることを「虐待・被害者」と感じていたか解りません。
しかし少なくとも「嫌がってはいない」のです。
一方的に強要された行為、なのか、これは「虐待に相当するのか」、「虐待とは何か」というのが私の感想・疑問です。
しかも花は、淳悟が自分に「母親・血を求めている」ことにはちゃんと気づいています。
だからこそ最後に強く手を握りあい、「この手を、わたしは、ずっと離さないだろう。」というのでしょう。

よって、二人の関係は、「花が主導権を握っている」と思いました。
私の男 Amazon書評・レビュー: 私の男より
4163264302
No.217
(3pt)

なんとも

一気に読んで、
おもしろいことはおもしろかったけど、
もう一度読み直そうとは思わなかった。
なんにも心に残らなかった。
私の男 Amazon書評・レビュー: 私の男より
4163264302
No.216
(4pt)

この世にあって良否を問われる世界

この作品については、発表されて直木賞を受賞した時、もろもろ議論があったものと想像する。
インモラルな世界。それが基軸であり、そこをもって淳悟と花の二人は、この作品中で時間を遡りつつ、その本姿を読者の前にさらす。
確かに、非現実な関係、不道徳な関係を精緻に描写し、その臭気や触感を読者に体験させようという作者の試みは、恐らく成功しているのであろうと思う。
それは、エロチックでありながら、やはり、何か性(せいではなく、さが)に基づいた倒錯であろうと想像され、更に遡った、淳悟の世界のことも、実は想定されるのだろうと思うが、そこは描かれない。むしろ、その想像される世界に、この作品の本源があることは容易に想定され、それが、「私の男」を生み出し、花を生み出したのだと作者は語っている。
私の男 Amazon書評・レビュー: 私の男より
4163264302
No.215
(4pt)

もやもやが取れた

映画を観た時のもやもやがとれた。映画では、ずいぶん重要な部分もカットされているがいいのかなと。
「血」についてのこだわりがよく出ていた。
私の男 Amazon書評・レビュー: 私の男より
4163264302
No.214
(4pt)

過去にさかのぼって

2007年に出た単行本の文庫化。
 第138回直木賞受賞作。
 著者の分厚い作品群のなかでは、例外的にストーリーがしっかりとまとまっており、脱線が少ない。そのため、わりあいと読みやすく、結末にも納得がいった。
 じょじょに過去へとさかのぼっていくタイプの物語なのだが、主人公というよりは、「私の男」の変貌ぶりが印象的だった。
私の男 Amazon書評・レビュー: 私の男より
4163264302
No.213
(2pt)

ラノベ

設定は興味深く、ショッキングなものの、キャラクターがあまりに陳腐すぎる
これまでのライトノベルでの書き方と大差ない表現方法で物語のリアリティを著しく削いでいる
私の男 Amazon書評・レビュー: 私の男より
4163264302
No.212
(4pt)

話題の映画の原作ということで

章ごとに、一人称が変化する文体が上手く活かされている。
けど、結論は、やっぱり藪の中?なのかな。
私の男 Amazon書評・レビュー: 私の男より
4163264302
No.211
(3pt)

平たくいえば

まあ、平たくいえば、マザコン男との、近親相姦の話。実写化して、なにか訴えるものがあるかなぁ。
私の男 Amazon書評・レビュー: 私の男より
4163264302
No.210
(4pt)

内容は重いけど

内容はとても重いけど・・・唯一無二のお互いを求める姿に引き込まれてしまった。
私の男 Amazon書評・レビュー: 私の男より
4163264302
No.209
(4pt)

感情移入はできなかったけど面白かったです

私自身にはありえない世界だと思いましたが
本当にわかり合えるには血のつながりが
必要なのかな、と思わされました。

でも苦しいだろうなぁ。
二人のこの先が知りたくなりました。
私の男 Amazon書評・レビュー: 私の男より
4163264302
No.208
(1pt)

リアリティーがなく中途半端

フィクションにあまりリアリティーを求めるものではないと思いますが、「花」はあまりにも子供らしくありません。おかあさぁん、などと言ってすがりついて性的虐待をはたらく養父(実は血の繋がりのある)を特に嫌悪するでもなく受け入れて慈しむような子です。9才の女の子にそんなことがあり得るのだろうか、と思いました。押し入れに何年も死体をしまっていてなぜ近隣住民にばれなかったのか、どうして大塩さんのカメラのフィルムは現像されなかったのか、など、突っ込みたいところはまだまだたくさんありますがとりあえず置いといて、花はどうして美郎と結婚しようと思ったのかが一番の謎です。「おとうさん」を愛して殺人まで犯し、そうまでして一緒にいたいと願った相手を捨ててアッサリと結婚するか?と思いました不毛な関係を断ち切ろうとして「おとうさん」と正反対の人と結婚したのか、「おとうさん」以上に美郎に惹かれたのか。結婚に至るまでの過程をもう少し掘り下げて欲しかったと思います。なんだか中途半端でした。
私の男 Amazon書評・レビュー: 私の男より
4163264302