私の男

【この小説が収録されている参考書籍】

【この小説が載っている参考書籍】

評判

私の男の評価:

3.34/5点 レビュー 311件。 C ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.34pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全201件 1〜20 1/11ページ
No.201
(5pt)

好き嫌いに分かれる本

自分の心の奥底に沈めてた感情を掘り起こし揺さぶられた。物心ついた頃からの孤独感、空虚感、心の闇を知ってる人には刺さる作品だと思うので好き嫌いに分かれます。主人公の親と死別するシーンは堪らなかった。戸籍上の義父との絡みのことを気持ち悪いと言う人もいるけど世界中でひとりぼっちと思う2人がいれば無理もないことだと思う。気持ちの上でいつもいつも崖っぷちにいる2人に共感できたら好きな本になるはず。フィクションに倫理観求めてない。
私の男 Amazon書評・レビュー: 私の男より
4163264302
No.200
(4pt)

映像的な作品

インモラルな関係性が明らかになっても、先が気になって読み進んでしまう。
現代?から過去に遡っていく構成なのだから今更淳吾の行方が読み解ける訳もないのに。
まぁ彼の心の裡は直接描かれてはいないけど、悲しみに満ちているのだろう。
私の男 Amazon書評・レビュー: 私の男より
4163264302
No.199
(5pt)

文句無し星5です。何度も読んでいます。

間違ったことをしているはずなのに登場人物が魅力的で物語にのめり込んでしまいました。
淳悟の心理描写がほとんど無いですが、花視点でもその切実さがありありと伝わってきました。
救いはありませんが個人的にはかなり好きです。
忘れた頃に読み返したくなる作品でもう4回ほど読んでいます。
私の男 Amazon書評・レビュー: 私の男より
4163264302
No.198
(4pt)

桜庭作品であればもっと面白いのが他にあります

赤朽葉、七竈、少女には向かない職業、この辺りの方が個人的には面白いと思います。
全体的に描写の比重が重すぎるかなあという感じですね。その描写自体も結構見事なんで引き込まれるものがあるんですけど、あまり好みじゃなかったなあ。これが文学ってやつなんですかね。
私の男 Amazon書評・レビュー: 私の男より
4163264302
No.197
(5pt)

生きつづけるための唯一の方法だとしたら

単なるロリータ小説とカテゴライズすれば定型的な話だろうけど、人物造形の断固たる肯定性や、心理描写、情景描写の陰影の豊かさで類例のない作品になりえていると思います。時間を遡る構成と内容は夢野久作の短編「瓶詰地獄」を思い出させるが、病みっぷりはこちらの上かもしれません。かれらにとって、これだけが生き続けるための術だったのだという著者の確信の強さが伝わってきました。
私の男 Amazon書評・レビュー: 私の男より
4163264302
No.196
(4pt)

おそらく練りに練ったプロットだろう

とても珍しい構成になっている。現在から過去へと遡って話が続いていく。普通の小説は、過去は回想シーンで途中に挟む程度だろう。それなのに、この小説ではどんどん過去へと向かっていく。作者はいったいどこから話を作っていったのか? 過去から現在へと話を作り、それを書く段階で逆にしたのか、はたまた、現在を先に書いて過去を後から考えて書いたのか?
最近、芥川賞受賞作もしくは候補作ばかり読んでいたので、こういう長い話を久しぶりに読んだ。読み終えるのに時間がかかって少々疲れたが、ストーリー展開の面白さに引き込まれた。なにしろ、芥川賞作品は変に偏った内容やとんがった作品が多いので、久しぶりにまともな作品を読んだ気がした。この作者の別の作品も読んでみたくなった。
私の男 Amazon書評・レビュー: 私の男より
4163264302
No.195
(5pt)

おっかない話

おっかない話です。救いが無い。でも一気読み。
私の男 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 私の男 (文春文庫)より
4167784017
No.194
(5pt)

おっかない話

おっかない話です。救いが無い。でも一気読み。
私の男 Amazon書評・レビュー: 私の男より
4163264302
No.193
(5pt)

映画より、よっぽど面白かった。

各章の時間が逆の配置になっている。
物語には、秘密が大切だという立場でいつも色々読んでいる。この時間軸が逆に設定されているところは、よい。
私のような何の変哲も無い人間からすると、全く別の人間の感性を疑似体験できて興味深かった。
改めて、小説って面白いと思った。
私の男 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 私の男 (文春文庫)より
4167784017
No.192
(5pt)

映画より、よっぽど面白かった。

各章の時間が逆の配置になっている。
物語には、秘密が大切だという立場でいつも色々読んでいる。この時間軸が逆に設定されているところは、よい。
私のような何の変哲も無い人間からすると、全く別の人間の感性を疑似体験できて興味深かった。
改めて、小説って面白いと思った。
私の男 Amazon書評・レビュー: 私の男より
4163264302
No.191
(4pt)

事前知識なしがオススメ

直木賞らしいがセンセーショナルな設定と、グロテスクで生々しい表現は読むのを何度も躊躇わせた。最初は、時系列を遡るなんてずるいやり口だな、そんなの絶対に面白いじゃないか、と捻くれながら読み始めたが、自分の想像しない方向に物語が何度も展開し、驚愕とした。中盤、花とあたらしいカメラの章は、息を飲む展開。終盤(序盤)は悲劇的な描写もありつつ、始まりを丁寧に丁寧に描いて終わった。逆行して謎解き、答え合わせがしたくなる2巡目がしたくなる。
私の男 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 私の男 (文春文庫)より
4167784017
No.190
(4pt)

事前知識なしがオススメ

直木賞らしいがセンセーショナルな設定と、グロテスクで生々しい表現は読むのを何度も躊躇わせた。最初は、時系列を遡るなんてずるいやり口だな、そんなの絶対に面白いじゃないか、と捻くれながら読み始めたが、自分の想像しない方向に物語が何度も展開し、驚愕とした。中盤、花とあたらしいカメラの章は、息を飲む展開。終盤(序盤)は悲劇的な描写もありつつ、始まりを丁寧に丁寧に描いて終わった。逆行して謎解き、答え合わせがしたくなる2巡目がしたくなる。
私の男 Amazon書評・レビュー: 私の男より
4163264302
No.189
(4pt)

読み応えのある作品だが、人に奨めるのは躊躇するか

この作家の作品を読むのは3冊目ですが、ライトノベルを書いていたという知識があるせいか、文芸作品的な本を読んでもどこまで作者は真剣に文学的な表現しようとしているのかを、つい疑いながら読んでしまうのが良くない点です。この作品も実際のところ、そういう疑いを抱きつつ読みましたが、読後に読んだ解説によれば、解説者の北上次郎氏が「まったく素晴らしい」と絶賛しているし、直木賞の選考委員の浅田次郎氏にも「文句なしに推挽させていただいた」と言わしめたそうなので、文芸作品としての価値はおそらく高い作品なのだと思います。

実際私も作品に感動したというほどではなかったですが、ストーリーとしては面白い作品だと思いましたし、読み応えのある作品でした。
ただ父と娘の禁忌を非常に生々しく描いているという作品の性格上、中途半端にこの作品のことを知っている人に対して、この本を読んだことを気軽に話すこともはばかられるし、身近にいる人に対して(特に女性に)奨める気にはならないですね。

ところでこの本の解説の冒頭で、「何の予備知識もなく、先入観もなく、ただ読み始めるのがよい。」と書いてありますが、私も解説者と同じ意味でではないかもしれないですが、この作品は、予備知識も先入観もなしに読むのが良いと思いました。
その理由は、この作品を読む前提として、遠縁の若い男に養女にされた少女の話だと思って読む方が多いと思いますが、読み進めると義父淳悟と娘花の正確な関係や、紋別出身の小町と淳悟の関係、また花の元の両親と淳悟との関係など、小出しにされる形で徐々にわかってくるので、自分がレビューを書いておいてなんですが、あまり前もって書評などで予備知識を仕入れてしまうと、この作品はつまらなくなってしまうと思います。

作品はamazonの商品紹介にも書いてある通り。現在から過去に逆に遡って描かれますが、章のタイトルに20××年×月と書いてあるので、話の順序とその時点での登場人物の年齢がわかりやすいですね。桜木紫乃の「ホテルローヤル」を読んだときに、同じように時間軸を逆に遡る話でしたが、はっきり年代が書いてなくて、よく読まないと話の順序がわからなかったのに比べると、時間軸はわかりやすいと思います。
また、全6章はそれぞれ花、花の婚約者の美郎、淳悟、小町の各人物の視点で描かれるのですが、たとえば「第一章 2,008年6月 花とふるいカメラ」というタイトルの「花と」の人物の視点で描かれていることに気づきました。

なお、作品の裏表紙にあるように、この作品は「内なる空虚を抱え、愛に飢えた親子が超えた禁忌」を描いているのだとは思いますが、私は内容的にリアリティは感じませんでした。文芸作品に必ずしもリアリティが求められるわけではないのかもしれませんが、現実社会で養父や実父に性的な関係を迫られている少女・女性が、この作品を読んだことで、その行為が養父(実父)の愛情なのではないかなどと、無用な幻想を抱かないでほしいです。現実世界での娘に対するそういった行為は、まず例外なく父親の肉欲に基づく卑しい行為です。
私の男 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 私の男 (文春文庫)より
4167784017
No.188
(4pt)

読み応えのある作品だが、人に奨めるのは躊躇するか

この作家の作品を読むのは3冊目ですが、ライトノベルを書いていたという知識があるせいか、文芸作品的な本を読んでもどこまで作者は真剣に文学的な表現しようとしているのかを、つい疑いながら読んでしまうのが良くない点です。この作品も実際のところ、そういう疑いを抱きつつ読みましたが、読後に読んだ解説によれば、解説者の北上次郎氏が「まったく素晴らしい」と絶賛しているし、直木賞の選考委員の浅田次郎氏にも「文句なしに推挽させていただいた」と言わしめたそうなので、文芸作品としての価値はおそらく高い作品なのだと思います。

実際私も作品に感動したというほどではなかったですが、ストーリーとしては面白い作品だと思いましたし、読み応えのある作品でした。
ただ父と娘の禁忌を非常に生々しく描いているという作品の性格上、中途半端にこの作品のことを知っている人に対して、この本を読んだことを気軽に話すこともはばかられるし、身近にいる人に対して(特に女性に)奨める気にはならないですね。

ところでこの本の解説の冒頭で、「何の予備知識もなく、先入観もなく、ただ読み始めるのがよい。」と書いてありますが、私も解説者と同じ意味でではないかもしれないですが、この作品は、予備知識も先入観もなしに読むのが良いと思いました。
その理由は、この作品を読む前提として、遠縁の若い男に養女にされた少女の話だと思って読む方が多いと思いますが、読み進めると義父淳悟と娘花の正確な関係や、紋別出身の小町と淳悟の関係、また花の元の両親と淳悟との関係など、小出しにされる形で徐々にわかってくるので、自分がレビューを書いておいてなんですが、あまり前もって書評などで予備知識を仕入れてしまうと、この作品はつまらなくなってしまうと思います。

作品はamazonの商品紹介にも書いてある通り。現在から過去に逆に遡って描かれますが、章のタイトルに20××年×月と書いてあるので、話の順序とその時点での登場人物の年齢がわかりやすいですね。桜木紫乃の「ホテルローヤル」を読んだときに、同じように時間軸を逆に遡る話でしたが、はっきり年代が書いてなくて、よく読まないと話の順序がわからなかったのに比べると、時間軸はわかりやすいと思います。
また、全6章はそれぞれ花、花の婚約者の美郎、淳悟、小町の各人物の視点で描かれるのですが、たとえば「第一章 2,008年6月 花とふるいカメラ」というタイトルの「花と」の人物の視点で描かれていることに気づきました。

なお、作品の裏表紙にあるように、この作品は「内なる空虚を抱え、愛に飢えた親子が超えた禁忌」を描いているのだとは思いますが、私は内容的にリアリティは感じませんでした。文芸作品に必ずしもリアリティが求められるわけではないのかもしれませんが、現実社会で養父や実父に性的な関係を迫られている少女・女性が、この作品を読んだことで、その行為が養父(実父)の愛情なのではないかなどと、無用な幻想を抱かないでほしいです。現実世界での娘に対するそういった行為は、まず例外なく父親の肉欲に基づく卑しい行為です。
私の男 Amazon書評・レビュー: 私の男より
4163264302
No.187
(4pt)

タブーを扱っているものの、それほど嫌な感じはしない

父娘のタブーを扱った作品。

衝撃的なテーマだが、それほど嫌な感じがしないのは、主役の二人(特に父親)に湿度が希薄だからだろうか。

物語は、現在から、過去に遡って親娘それぞれの罪が明らかになるという趣向である。花嫁となる娘の今、父親による殺人、彼女による殺人、そして極寒のオホーツクでの二人の暮らし…。まるでアルバムを捲るように、出来事がよみがえる。

語り手が変わるので、映画では分からない登場人物たちの心模様が明らかになる。徐々に真相が紐解かれていく楽しみは、時系列を遡る小説版の方が大きいだろう。名作である。

【直木賞】
私の男 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 私の男 (文春文庫)より
4167784017
No.186
(4pt)

タブーを扱っているものの、それほど嫌な感じはしない

父娘のタブーを扱った作品。

衝撃的なテーマだが、それほど嫌な感じがしないのは、主役の二人(特に父親)に湿度が希薄だからだろうか。

物語は、現在から、過去に遡って親娘それぞれの罪が明らかになるという趣向である。花嫁となる娘の今、父親による殺人、彼女による殺人、そして極寒のオホーツクでの二人の暮らし…。まるでアルバムを捲るように、出来事がよみがえる。

語り手が変わるので、映画では分からない登場人物たちの心模様が明らかになる。徐々に真相が紐解かれていく楽しみは、時系列を遡る小説版の方が大きいだろう。名作である。

【直木賞】
私の男 Amazon書評・レビュー: 私の男より
4163264302
No.185
(5pt)

内容に反して読みやすい

分かりやすい内容だけど、非常にセンシティブ。
時系列が逆なので、この何とも言えない終わりを知りつつ、2人のそれまでの人生を見て行く流れがとても重い…。
でも二度読みしたくなる感じ。

浅野忠信と二階堂ふみで映画化されていて、2人とも気合いで演じている。
原作を読んだ人にだけ伝わるシーンがたくさんあるので、観ると面白いかも。
ちなみに映画は、花の子供の頃からスタート。
私の男 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 私の男 (文春文庫)より
4167784017
No.184
(5pt)

内容に反して読みやすい

分かりやすい内容だけど、非常にセンシティブ。
時系列が逆なので、この何とも言えない終わりを知りつつ、2人のそれまでの人生を見て行く流れがとても重い…。
でも二度読みしたくなる感じ。

浅野忠信と二階堂ふみで映画化されていて、2人とも気合いで演じている。
原作を読んだ人にだけ伝わるシーンがたくさんあるので、観ると面白いかも。
ちなみに映画は、花の子供の頃からスタート。
私の男 Amazon書評・レビュー: 私の男より
4163264302
No.183
(5pt)

全編通して雨と灰色

読書好きには共感する人もいると思うんですが、私は本を読むと情景が映像で浮かぶ性質です。
で、タイトルにも書いている通りこの作品読んでる間の映像、常に雨と灰色なんですよ。
何度場面が変わっても同じ背景。作者のとんでもない情念を感じました。
内容が内容なので人を選びますが、一度は読んで損しない作品です。
私の男 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 私の男 (文春文庫)より
4167784017
No.182
(5pt)

全編通して雨と灰色

読書好きには共感する人もいると思うんですが、私は本を読むと情景が映像で浮かぶ性質です。
で、タイトルにも書いている通りこの作品読んでる間の映像、常に雨と灰色なんですよ。
何度場面が変わっても同じ背景。作者のとんでもない情念を感じました。
内容が内容なので人を選びますが、一度は読んで損しない作品です。
私の男 Amazon書評・レビュー: 私の男より
4163264302