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スパイラル‐推理の絆〈2〉鋼鉄番長の密室
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スパイラル‐推理の絆〈2〉鋼鉄番長の密室の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.44pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全1件 1~1 1/1ページ
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ネットで小説の評判がいいと知り、漫画に手をつける前に手にとってみたんですが、読後感は非常に複雑でした。 この作品は大筋ふたつの側面から成り立ってるんですが、そのひとつは密室モノであるという点です。 主人公の歩くんは、この謎に対して三通りの可能性というか解釈を提示するわけですが、そこから結末に至るまでの展開はこれは見事なものだと思いました。いやホントに。こういうバリエーションをシミュレートできる作者ってかなり頭いいなんだろうなーって素直に尊敬しちゃう。 しかしですね、もうひとつの側面、すなわちこの事件の舞台というか状況設定、これが問題なんですわ。 それをハッキリここに書いてしまうと、これから読む人の楽しみを奪っちゃう事になるのでボカしますけど、コレの後に漫画も一通り読んだ上でよりハッキリと疑問に感じたのは、なぜここでまた本編と異なる妙な世界像を持ちこむ必要があんの?ってことです。 本編におけるブレチルがらみの設定は、読者の日常から外れた異質なものですが、それをアリとする事、そこまではアリなわけですよ。そういう世界のお話か、フンフンなるほどねというカンジで、突込みどころがあるとかないとかそれは作品のツメに関わるところで、そもそも問題の次元というか質が違う。 しかし、この小説においてのコレはそういう話じゃない。それはこの原作者さんもわかってんですよね。だってそういう読者の違和感を、主人公の歩くん自身が作中で繰り返し代弁してくれてるんですから。 別にこれ、月臣学園の界隈で起きた普通の密室殺人とかでよかったじゃないですか。そうしなかったのは、なんでですかね? | ||||
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